「ありがとう」より「好きだよ」の方が嬉しい
「お母さんからのお手紙には“ありがとう”ってばっかり書いてあったね。
好きなとこも書いてあったけど、ありがとうの方が多かったよ。
私は“好き”って言われる方が嬉しいんだよね。
“娘ちゃんのここが好き”とかいっぱい書いて欲しいなぁ」
1ヶ月くらい前に娘にお手紙を書いたら、そんな風に言われました。
昨日のブログを読み返していて、ふと、この言葉を思い出しました。
母はいちいち、彼女の言葉に心を抉られる。
あぁ、あなたの想いを受け止めてあげられなくてごめんね…と反省する。
もっと、ああしてあげたら楽しい一日になったのかな…と、自分の力不足を悔やむ日々。
赤ちゃんが産まれて、娘に対して殺気立ってしまうことが多かったので、
娘の良いところに目を向けたくて、書いたお手紙。
産まれてきてくれて、ありがとう、大好きだよ。
いろんなお話をしてくれて、ありがとう。
いろんな所に一緒に行ってくれて、ありがとう。
お母さんがうぎゃーってなった時、「そういう時もあるよね」って受け止めてくれてありがとう。
お母さんを寝かせてくれてありがとう。
などなど。
最初のうちは純粋に、嬉しい!ありがとう◎という想いで書いていたけど、
途中から、「ありがとう」が謝罪の言葉になっていました。
もちろん「ごめんなさい」が必要な時もある。
「ごめんなさい」と素直に謝れる人でありたい。
だから、自分が悪い時は反論するより素直に「ごめん」と言えるように練習もしている。
そして、「ごめんなさい」よりは「ありがとう」の方がいい時もたくさんある。
ついつい「ごめんなさい」や「すみません」と、相手の好意や行為を申し訳なく思ってしまっていた過去の私。
そういったものは「ありがとう」と素直に受け止められる方がきっといい。
言葉を変えることで、中身=自分の想いを変えていく事はできる。
だから、「ごめんなさい」を「ありがとう」に変えていく練習もしている。
でも!!「申し訳ないな…」って感じながらの「ありがとう」は、
やっぱりバレるのですね笑
「好きだよ」って言われる方が好き
と、娘に言われてハッとしました。
あぁ、この子は今、自分の存在を認められたくてたまらないのだ…!と。
自分がやった「行為」に対しての「ありがとう」という言葉より、
自分の「存在」そのものを認められる「好きだよ」が嬉しいのだと。
娘にとっては、「ありがとう」も「ごめんね」もいらないのである。
ただ、ただ、「好きだよ」が欲しい。
すごく単純な事なのに、すっかり忘れていたな。
これだけ振り回されるのは、娘のことを好きだから、なんですけどね。
言葉にしないと伝わらないから、
もっともっと、たくさん「好きだよ」って表現していこう。
そして、これはきっと娘だけじゃなくて、夫にも同じことが言えそうだなぁ。
産後のバタバタを支えてくれて「ありがとう」とは伝えているけれど、
最近、「好きだよ」って伝えていないかも知れない!!
「ありがとう」も「ごめんなさい」も大切だけど、
「好きだよ」はもっと大切なのかも知れない。
そんなことを感じたのでした。
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