「描き出すこと」の持つ力★
5年前の私は、とにかく「家の中にどんな作業があるのか、私の頭のなかにどんな作業がやらなきゃ!!とひしめいているのか夫に伝えたい」という一心で家事を描き出しました。
夫が知らない作業に「気付いて!自らやって!」と、言っても知らないんだから気付いて貰えない。
全部描き出せば、少なくとも「どんな作業が家の中にあるのか」はわかってもらえるかなー、くらいの気持ちだったのです。
で、描いてみたら予想以外の効果が。
まず、私がスッキリした(笑)
家事を全部描き出したことで、頭の中にあったものが外に出て、そしたら気持ちが軽くなりました。
そして、やるべきこと、やらなくてもいいことの判断がしやすくなったのです。
そして、夫くんの行動にも変化が◎
私が何か家事をやった時に、「あ、これやってくれたんだ!ありがとう」と言ってくれたり、「これ、足りなくなりそうだから買ってきた」と消耗品の補充をしてくれたり、積極的におうちに関わってくれるようになったのです。
もちろん、ちょっとずつの変化なのですぐに劇的に変わったわけではありませんが、3年後、妊娠がわかった頃には夫くんのできない家事は無くなっていました。
うちの夫くんだけでなく、実際に描き出してみた友人も「夫が自分でクローゼットの整理をはじめた!」とびっくりしていました。
なんで家事をすべて描き出すだけで効果があるのか?
サニーブラウンさんの「描きながら考える力」という本を読んで、「こういうことか!」と気付きました。
描きながら考える力 ~The Doodle Revolution~
- 作者: サニー・ブラウン Sunni Brown,壁谷さくら
- 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
- 発売日: 2015/01/16
- メディア: 大型本
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脳の中では、こんなサイクルが回っているんですねー!!
「描き出して見えるようにする」
↓
「脳が見えるもの=経験したものとして認知する」
↓
「脳はすでに知っていることを行うとき、たいてい前よりうまくできる」
描き出すことで、やったことのないこと(今回の場合は家事)でも「できそう♪」と思えるので、挑戦してみることができる。
で、やってみたら「意外と大変じゃなかった!」って事、結構あったりします。
しかも、家事ってやってみると瞑想効果があったり、家族も喜ぶし、いいところもあるんですよね。
そういう「本当の経験」が積み重なっていくと大きな変化になる。
これは、家事に限らず「描き出すこと」の持つ大きな力だと思います★