石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

描いて自分と対話する◎

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職場復帰した頃から毎朝続けている習慣があります。

朝起きて、頭の中に浮かぶことをひたすら文庫サイズのノートに3ページ分書き綴ること。

文章とかにならなくてもいいんです。

 

例えばこんな感じ。

「あー、眠い。あ、でも娘ちゃんが起きる前にこれ書かないと。起きてくるかなー?ラジオ体操もできたらいいなぁ。なんか昨日は疲れたなぁ。やっぱりデスクワークは慣れない。でもお客様と接するのは楽しかった!!うん、やっぱり私接客好きなんだなー。あー、旅行行きたい。うーん、夏休みはお盆休みだから益子だよなぁ。どっかのタイミングで島とか行きたい。南の島。はー、現実逃避したいのかなぁ。でもやっぱり海とかに惹かれるんだよなぁ。うん、いいね。南の島に行くことを目指そう!!今日の天気はどんな感じかなー。晴れてる!!あ、ちょっと南な気分かもー♪」

 

もう、とにかく頭の中に巡ることを書き綴る。

3ページ書き終わる頃には気持ちもなんだか落ち着いて、その日の動きが全然違う。

これ、私が産み出したものではもちろんなくて、下記の本で紹介されているモーニングページというもの。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

 

 

この本は社会人2年目くらいの頃、当時は彼氏さんだった夫くんに贈られたもの。

12週間に渡って「創造力を育むワーク」が綴られているのですが、当時の私は最後まで終えることができませんでした。

それでもこのモーニングページだけは時々思い出したように数ヶ月やっては途切れて、また再開して、とゆるーく細々とやったりやらなかったりしていたのです。

 

ところが、産休明けで復職して身心共にボロボロだった私はこの本のワークにのめり込みました。

なんかもう追い詰められて後がなくなったらやるしかない!!みたいな感じ。

時間は昔よりないはずなのに、通勤時間などの隙間時間を使ってコツコツとワークを進めていきました。

 

「創造力を育むワーク」と言いながら、「自分の過去のトラウマ?」や「やりたかったこと」などを振り返り、小さなことからコツコツと「自分の思い描く姿」となれるよう努力をしていく、その背中を押してくれている本です。

で、「アーティストチャイルド」と呼ばれる自分の中のこどもを育むのですが、ここに子育てのヒントがたくさん!!

この本のワークを進めながら音楽がなったら身体を動かし、ペンを見ると描きたがる娘ちゃんを見ていると、「人って生まれながらにして創造する生き物なんだなぁ」と実感します。

自分の中のこどもを優しく育むことで、目の前のこどもも育めてしまうという素敵な本です。

 

本の中で「こどものように遊ぶこと」も勧められていて、実際に目の前にこどもがいると娘ちゃんと遊ぶだけでそれが実現してしまう。

仕事して子育てして。。。ってバタバタしていると「娘ちゃんと楽しむ!」ってことを忘れて、

 

「こどもの遊びに付き合うなんて時間が勿体無い」

「歩きたがらずにベビーカー乗ってくれたら早く帰れるのに」

「さっさと寝てくれないかな。寝かしつけの時間無駄だわー」

 

とか、ついつい思ってしまう。

でもこの本のワークをやりながら娘ちゃんを見ていると、娘ちゃんの生き様そのものがお手本になる。

あー、こうやって新しい発見をしていくのねぇ、とか思えるし、寝かしつけの時にウトウトしやすい歌とかリズムを探してみたり、お風呂で水と洗面器だけでいかに遊ぶか考えてみたり、「勿体無い」と思っていた時間を「楽しい」と思えるようになってきました。

 

不思議なことに、「勿体無い」と思っていた時よりも「楽しい」と思って娘ちゃんに向き合っている時の方が「時間も増える」ように感じるんです。

だから、人生で一番時間に余裕がないんじゃないか?っていう職場復帰時期にワークを続けることができた。

あ、きっちり12週間では終わりませんでしたけどね。

たぶん20週くらいかかったけどそこは無理ないペースで「最後まで終えること」を目指しました。

 

ワークが終わった後でも、毎朝30分のモーニングページだけは続けています。

終わる前に娘ちゃんが起きてくると中断したり、できなかったりする日もありますが、それでも5日以上間が空いたことはないので良しとしてます。

「ここに30分も費やしている余裕なんてない!!」って思うこともあるんですが、朝このノートを書いてから1日を過ごすとモヤモヤしたり、イライラしたり、なんとなくiPhoneみたり、そんなことをする時間が減るのです。

あと、朝ここに30分確保していると、仕事が忙しいとか、夫くんの体調が悪いとかで突発的にバタバタしたら、この時間を削ることで30分家事育児時間が増えるので最終手段として時間を本当に増やすこともできちゃいます♪ 

 

毎日は無理でも、もやもやした時だけでも「ノートに思いつくまま書き綴る」という手法はおすすめです◎

いつの間にか自分が解決策を教えてくれるかも知れません!!

 

★ちなみに最近は同じ本の文庫版(訳者が違うので題名が違う)を持ち歩いて2周めのワークに取り掛かっています。

こどもがいなくても新しいことをはじめる時、もやもやを晴らして前に進みたい時、にオススメです◎

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