石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

みんながやっていること=たいしたことないこと ではない!

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家事を描き出して伝えるワークショップに参加してくださった方の感想の中にこんなお話がありました。
 

家事って今まで「大したことないこと」という位置付けだった

(なんだかんだでできるもの)と思っている節があって、なのに出来ないことに対して「なんで!!?」という思いを持ったりしていたのだけど、

この間書き出してみてあんなに沢山あるのだと気付き、「そりゃ大変だよね」というある種の納得感がありました。

 
 
そう、家事って「大したことないこと」ではないんですよね。
正確に言うと「大したことないこと」ってこの世に存在しないんじゃないかと思うんです。
 
家事・育児=みんなやっていること=大したことないこと
 
この方程式が頭から離れず、それがうまくできない私はとってもしんどかった。
むしろ、家事・育児だけじゃなくて、仕事でもささやかな事務作業とか、人が当たり前のようにサクサクとこなしている(ように見える)仕事が私にとっては難しくて、要領を得るまで時間がかかったりして、それがとってもしんどかった。
 
みんなすごいなー!!って、一人落ち込んでおりました。。。ずーん><。
でもね、SNSやブログで「できない自分」をさらけ出してみたら、共感してくださる方がたくさんいて、「あぁ、自分だけができない!!って落ち込んでるんじゃないんだなぁ」って気付くことができた。
 
そして、ある方に言われたんです。
 
周りの人をすごいって思ってるのに、自分のことはすごいと思えないの?
勿体無いよ!!
 
なんだかその時、「あれ?そうか、もしかしたら私は周りの人を本当にすごいとは思ってないのかも知れない」って感じたんです。
「自分だけができてない!!」って思うのって、「自分ができてないことをやっている人」を実は「大したことをやっていない人」と軽く見ていて、だからできない自分に落ち込んでしまうんだなぁ、って。
 
だって、100mを10秒で走れなくても落ち込まないんですよ?
それは、「100mを10秒で走ることは本当にすごい!」って思っているからですよね。
 
家事でも育児でも仕事でも、もっと言えば趣味でも、「何かを実践すること」に「大したことないこと」ってないんだと思います。
「周りの人がやっていること=大したことないこと」って考えるのはすごーく傲慢な考え方で、それはきっと本当は「100mを10秒で走ること」と同じように「大したこと」のハズなんですよね。
だから 大したことをやっているみんなは、やっぱりすごい!!
 
 
 
そして、周りの人がやっている(ように見える)事をできていなくても、気にしなくていいハズ。
それは周りの人が大した事をやっていてすごいだけだから。
でも何かしら、自分がやっている事の中にも「大した事」はある。
だから自分もすごいんです!!笑
 
 
みんな大したことをやっている!!=みんなすごい=私も何かしらやってる=私もすごい!!
 
 
なんて言うか、職業に貴賎なし、みたいな?
どんな仕事も人から求められていて、そこに需要がある以上、そこに優劣はないってやつ。
自分の仕事に誇りを持つのはいい事だけど、人様の仕事を侮辱するのはよろしくない。
 
それと同じように自分がやっていることを「大したことない」って思うのも、周りの人がやっていることを「大したことない」って思うのもある意味、その仕事(家事、育児、趣味など含む)への侮辱だと思うんです。
「大したことないことだ」って、侮辱するのをやめて、「大したことやってる!!すごい!!」って周りを尊敬したり、自分を誇りに思ったりするほうが心地いいし、できない自分にも優しくなれます。
家事も育児も仕事も「大したことなんだからできる時に出来る限り頑張ろう!!」ってやっていけばいいんじゃないかなー。(と、まだまだ自分に言い聞かせ中!!笑)
 
 
ちなみにうちの夫くんは私と違って「自分すごい!!」って考えている派でしたが、私がウダウダ悩んでいるのを側で眺めていて上記の考え方を習得しつつある模様。
そして、こういう考え方は仕事での人材育成に役立っているようです。
自分の中にない考え方を吸収できるのは、夫婦生活(というか人と深く関わること)の醍醐味ですよね〜ふふふ!!