石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

手段を目的化しないで欲しい!!

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今日は七夕ですね◎

やっと熱も下がってきて一安心★

で、昨日は久しぶりに活字を読みました!笑

 

ルポ 父親たちの葛藤   仕事と家庭の両立は夢なのか (PHPビジネス新書)

ルポ 父親たちの葛藤 仕事と家庭の両立は夢なのか (PHPビジネス新書)

 

 

お会いしたことがある方々が取材を受けていらっしゃるので読んでみよう!!と思って購入したのですが、いやー良い本でした。

父親たちの葛藤と言いながら、父親単独の話ではなく、夫婦のお話、妻のみの座談会、企業の管理職や人事部の方のお話、大企業と中小企業と様々な例をご紹介くださっています。

人への取材が中心になった構成なのでとても読みやすかったです。

最後のアドバイスも小さく今からできることが書いてあって、希望がある終わり方で好きでした★

(現状を大変だー!大変だー!って訴えて終わってしまう本は真に受け体質の私には重すぎて読後がしんどいのです。。。)

 

イクメンもイクボスも「生産性を上げて仕事で成果を今まで通り出すなら」ということが前提になっている。

「早く帰ってもいいよ。でも最低限今まで通りの成果は残してよね。」というのは無茶。

どこかで誰かが割を食っている。

 

これは働く母親も同じプレッシャーを受けていたりするんじゃないかなぁ。

でも、この方の仰る通り、よっぽどサボっていた人じゃないと、業務効率そんなにいきなり上がるもんじゃない。

私も、前に過剰サービスをやめたらいいみたいなことを書いたけど、それってつまりは生産性は下がる(少なくともその瞬間は下がって見える)から実行に移すのはなかなか難しい。。。

 

で、この作者の方は「家族時間は量より質を大事にする」と良いと仰っています。

 

「仕事を効率化して家族との時間をできるだけ増やそう」と考えると、仕事を早く終えること自体が目的化していく。

結局頭は仕事優先の思考から抜け出せない。

時間の質を高めるということは例え短時間であっても家族との時間に集中するということ。

質を追い求めると仕事優先だった無意識が家族との時間に直接向かうことになり言動も変わっていく。

 

まさに、これ私が職場復帰した頃に夫くんと夫婦喧嘩の原因になっていましたよー!笑

夫くんは、「家族の時間を増やそう!」と「頑張って」早く帰ってきてくれていた。

でもねー、「僕は必死で仕事を効率化してるの!!」って感じがアリアリと出てきて私は嫌だった。

 

今の夫くんは、手段が目的化している!!

早く帰ってきてくれるのは嬉しいけど、早く帰ることを目的に仕事して欲しくない!

なんか無理が伝わってきて嫌!!おうちに居てもどう仕事終わらそうか考えてるでしょ?

もっと一緒に家族時間を過ごしたいなー★とか思ってウキウキ帰ってきて欲しいし、一緒にいる時間を楽しんで欲しいの!!

 

と、散々ギャーギャーわめきましたよ、私(笑)

そんなことあったよねー?私が言ったことこの本に書いてあるよー!!と夫くんに伝えたら、

 

あ、そうだっけ?笑

今は違うでしょー?

いやぁ、早く帰ってきてるのに「それじゃやだー」ってイライラされるなんて、普通に考えたら納得いかないよね、よく耐えたなぁ、当時の僕。

 

と、言われてしまいました。

いやぁ、その昔あったことを全て忘れて「今の自分は素晴らしい!!」って思える夫くんの才能が本当に羨ましいですよ。

そして、確かによく耐えたなぁ、夫くん。

最近は本当に家族時間が幸せです、ありがたい!!

 

いや、でもイライラしながらも結構的確なアドバイスをしていた当時の私も、なかなかやるんじゃない?笑

 

と、夫くんの真似してたまには私も自分を褒めてみたのでした◎

 

(本の内容は要約しちゃっているので気になる方はちゃんと本を読んでくださいませ!)