夫くんが料理ができるようになるまでの道
ちょっと前にSNSで「5年前の今日」でこの写真が出てきました◎
なんと、5年前のその日は夫くんが料理を始めた日!!(だから春巻きが焦げている…今は揚げ物とても上手です。)
いまでは、料理もお手の物な夫くんですが、結婚するまでは家にあるトーストを焼くのが面倒でコンビニにお弁当を買いに行くくらい料理をしない人でした(笑)
夫くんに家事もできるようになって欲しいなぁって思った時に最初に伝えたのが料理です。
なぜなら私が料理好きだから。
好きなものは教えるのも楽しいし、わくわくした気持ちは相手に伝わるから相手の学びの速度も早い。
あとね、私は自分が体調を崩した時にコンビニのご飯とか食べたくないんです!!
だからちょっと必死でした。
で、最初に始めたのが道具を揃えること(笑)
うちの夫くんは見た目から入るタイプなので、夫くん専用の素敵な包丁を贈りました。
それから、食材を格好良く置いて料理したい!と言うので100円ショップで金属のトレイを何枚か買ってきました。
料理本や雑誌みたいに料理を作る雰囲気を演出したのです。
(そう言えば、このトレイ最近はあまり活用されてないなぁ…笑 慣れてくると洗い物減らすためにまな板の上から直接フライパンへ入れちゃいますもんねぇ。)
料理もお肉を焼くとか天ぷらを揚げるとか華やかで格好いいものから挑戦してもらいました。
道具の準備や洗い物や副菜作りは私がやって、夫くんにはお肉を焼いてもらったり、中華鍋を振るったりとメイン料理を作ることに集中してもらいました。
当時、夫くんは激務な日々を送っていたので料理は大切なデート時間♪
ビール片手におしゃべりしながら楽しみました◎
夫くんは自分の手で美味しいものができるので大喜び!!
どんどん楽しくなっていったようで、作る料理の幅も広がっていきました。
メイン料理の次は煮物とお味噌汁を覚えてもらえば、とりあえず私が体調崩した時も安心です。
で、こういった夫くんの料理を「本日の夫くんご飯♪」とSNSに私が夫くんをタグ付けしてアップしました。
折角、自分で美味しいものが作れたんだから私以外の人にも知ってもらえたら嬉しいだろうな〜とはじめは純粋に夫くんを喜ばせたくて投稿していました。
ところが、これが効果抜群!!
「いいね!」がつくと嬉しくて、夫くんは「もっと作ろう!!」って気持ちになったようです。
そして、SNS上だけじゃなくて久しぶりに会った人にも「料理すごいね!!美味しそうなものたくさん作ってるね〜」と声を掛けて頂くことが多かったようで、すっかりその気に(笑)
まさに心理学で言うところのピグマリオン効果が発揮されたようです。
「人は期待されると期待された通りの結果を出す傾向にある」んだそうですが、周囲の人に「料理美味しそうだね〜」と期待されることで、美味しい料理を作れるようになっていってしまいました!人ってすごい★
たまーに育児や家事をした姿をSNSにアップする夫はSNSイクメンと呼ばれて妻たちの間では毛嫌いされているようですが(怖い…^^;;)、SNSイクメンだろうが、朝だけイクメン(朝だけ家事・育児をする夫)だろうが、そこをきっかけにどんどんできる幅を広げていってしまえばいいんじゃないかなぁ。
店長をやっていた時に、スタッフを育成するときは減点主義ではなく加点主義で!!と学んだんのですが人間関係は減点主義より加点主義の方がお互い幸せになれると思うのです。
「ちょっとやっただけ!」と責めるより、「これやって貰えると助かる〜♪ありがとう〜( ´ ▽ ` )ノ」って感謝の気持ちを伝えた方が相手も嬉しいですよね。
でも、私は夫を(こどもも!)褒めて育てるという考えは好きじゃないです。
褒めるとか育てるって上から目線で対等じゃない気がするんです。
だから加点主義でも、褒めるのではなく、できたことに気づいたと伝える、感謝することを大切にしてました。
なんて偉そうに言いつつも余裕がないとそんなことできずに、うぎゃー!!ってなって、夫くんから「妻ちゃんは減点主義だ!!」と言われたことも…
その時は、反省してありがとうノート(やってくれたことに気づいたら書き留めてシールを貼る小学生みたいなノート)を作ってみたりしました。
イライラしてると「できてないこと」ばかり目がつくけど、それは単に脳が「イライラ」というテーマで情報を集めているだけなんですよね。
だからありがとうノートとかありがとうカードとかを作ると、脳が「ありがとう」というテーマで情報を集めはじめてくれるので、「できていること」が見えるようになってくるのです。
なーんて、ごちゃごちゃ言いましたが、一番効いたのは、やっぱり現実世界での「美味しい!!」の一言◎
もちろん、私もいつも伝えていましたが、妻以外からの言葉も嬉しいものですよね。
そんなこんなで、我が家でホームパーティーをする時にメイン料理は夫くんにお任せしました。
「わー!!これ夫さんが作ったんですかー!すごーい★美味しい♪」といろんな方に言ってもらえて夫くんの料理の腕はどんどん上がっていきました。
お陰さまで切迫流産で安静を強いられた時や産後の料理は夫くんが担当してくれました。
やっぱり料理は人を助けるな〜と思うので、娘ちゃんとも一緒に料理を楽しんでいるのです◎
好きなことを好きな人と一緒に楽しむのが一番ですね♪