石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

「うちの夫は(家事・育児)やっている方」という言葉の違和感

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むすめちゃん おっきいの みっつ でたよー
ぶどう みたい だった!!

娘ちゃん2歳0ヶ月、数ヶ月前からトイレを実況中継してくれています◎
昨夜はコロコロした形状だったようで、その姿を「ぶどうみたい」と表現していて夫くんが、「なんて詩的な表現なんだ!!」と、感動していました(親バカ…笑)。


保育園のお母さん達と夫の家事の話をしていたら、「うちの夫はやっている方だと思うんだけどなぁ。」なんて、お話が出てきました。
この言葉、よく聞く言葉ですが、どうももやもやする!
違和感を覚えるんだよなぁ。


両親学級で、「新宿のお父さんは(家事・育児)偏差値が高い」なんてお話を聞きましたが(港区でも同じような話があったらしい)、確かに娘が通っている保育園では朝のお迎えのみならず、帰りのお迎えや保護者会でもお父さんの姿が見受けられます。
あ、この間のファザーリング・ジャパンさんのイベントでも「ここに参加されている方は偏差値が高い方なので、一般の男性はもっとひどいです。」なんてお話がありました。
この偏差値が高いって言葉もなんか気持ち悪さを感じてしまう。。。
「うちの妻はやっている方」とか、「うちの妻は偏差値が高い」とか言われないのになぁ。


ちなみに、私は夫くんに非常に感謝しているし、家事も育児も夫の取り組み方に文句はありませんが(嘘です、時々文句言ってますが!笑)、「夫が家事、育児をやっている方」だと感じたことはありません。
だって、周りに同じくらいやっている夫を持つ友人もいるし、取り組み方はそれぞれでも夫くんの家事・育児への関わり方に満足されている友人もいる。

あと、「これくらいが普通にならないと子育てはやってられない!」って密かに感じているというのもあります。
そんなこと言ったら夫くんの後輩男子達に「ハードル高すぎます!!」って言われてしまいましたが。。。
少なくとも、我が家の場合は夫くんがしっかり取り組むことで、娘も私も夫くんもハッピーになっていると信じているので、誰かと比べてやってる方だからOKみたいなことはあんまり考えたことはないのです。


あー、夫くんはこんなにやってくれているのに私は頑張り切れてないなーという謎の落ち込み方はしたことありますけどね。
それも、頑張れる、頑張れないは人それぞれ違うし、状況や体力や天気(笑)なんかによっても変わってくるものなので、そのまんまを受け入れてできる限りやるしかない!って吹っ切れたら、楽になりました。


うちの夫はやっている方という言葉に違和感を覚えるのは、そこに他人との比較が入っているからなのかなぁ。
他人と比較することで、自分を納得させて諦めている感じがしてしまうのです。

初めの一歩として、「うちの夫はやっている方」と思うことで、できない部分じゃなくて、できている部分に目を向けるのはいい事だと思うんです。
できない部分を責めていても、ポジティブな関係は生まれない。
でも、「本当はもっとやって欲しい!」と思う気持ちを、「夫はやっている方だから」と抑え込んでしまうと、どこかで無理がきてしまうんじゃないかな〜><。


ちなみにこの言葉、誰と比べてやっている方なんだろう?って疑問なんですよね。
例えば、外食してきたときに隣から聞こえてきて、思わずしっかり聞いてしまったこの発言。

やー、俺、絶対一人の時間が欲しいんですよ。
毎朝、外でコーヒー飲んでから会社行きたいし、夜も毎晩飲んでから家に帰りたい。
こどもの相手は週末しかしないですよー。
でも家事は、家事分担を妻から持ちかけられたんで、朝のクイックルワイパーと洗濯機のボタンを押すのはやってます。
あと、料理するのすきなんで週末の朝とかごはん作りますよー


どうやら、週4勤務の奥様をもつ2児の父らしいのですが、思わず隣の席にお邪魔して突っ込んでしまいたくなってしまいました(笑)
家事分担を妻さんが持ち掛けている時点で、問題は家事ではなく毎晩飲み歩く夫さんの生活なのでは?と感じますが、その辺りは放っておいたとしても、そもそも洗濯機のボタン押すだけなんて家事じゃないし!!
料理得意で週末作るなら朝ごはんだけじゃなくて、作り置きの常備菜もだろー!!とか、私だったら言ってしまいそう(笑)


でも、これでもうちの夫はやっている方って妻さんは言ってるかも知れない。
だって、全くやらない人に比べたらやってますもんね。
うちの夫はやっている方」ってすごく曖昧な言葉なんだよなぁ。
「やっていない方の夫」はどこにるんだろう??

みんな言ってるよ!!」って、言葉はとっても信憑性のない言葉で、みんなというのはその人だけだったり、よくてもう1〜2人くらいだったりする。
うちの夫はやっている方」って言葉もそれに近い響きを持っている気がします。


家族のことや子育てって人それぞれなので、別に人と比較するもんでもないし、そもそも誰と比較しているかよくわからない言葉だからもやもやするんだなぁ。
でも、自分を奮い立たせるために、「うちの夫はやっている方」と納得させて頑張る事もあるんですよねー。

まだまだ、男性の家庭進出過渡期だから出てくる言葉なのかも知れないですね。
娘が大きくなる頃にはイクメンと同様に、「うちの夫はやっている方」という言葉も死語になっているといいなぁ!!