石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

産後ドゥーラ養成講座初日レポート①

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娘ちゃん2歳2ヶ月。

 

おかぁさん おしごとしてるのー?

むすめちゃん も おしごと するー

はい こうかんこー(と言いながらペンを私と交換する)

 

と、娘ちゃんが遊んでいる横で、私はやっとこドゥーラ講座の復習を◎

日曜日に、ドゥーラ協会主催の産後ドゥーラ養成講座の初日が終わりました。

が、1日ずーっと「聞き逃したくない!!」というお話を聞き続けたせいで、ちゃんと頭の中がまとまっていなかったのです。

 

ohuchigoto.hatenablog.com

 

資料を読み返して、文章にまとめて、やっと自分の中に落ちてきた感じ。

心理学検定の時もそうだったけど、私の場合はやっぱりノートに書くということを一度しないと頭の中が整理できないんですよね。

ちょうど、web講座用のレポートがあったので会場受講ですが、そこにレポートを書くことでようやく自分の中で講義が消化できてきました。

 

講座初日は、ドゥーラ協会創設者である宗祥子先生(松ケ丘助産院院長)と、日本の母子保健に尽力されてきた福島富士子先生(東邦大学看護学部教授)のお二方が講師でした。

お二人の情熱が強過ぎて、生でお話を聞いているだけでも圧倒されてしまったくらい。

時に厳しく、そして強く、産後ドゥーラの果たすべき役割を説いてくださるお二人にはやっぱりどこか共通した母としての強さのようなものを感じました。

男女で分けるのはあんまり好きではないのですが、男性経営者の情熱あふれる講義とはまた違った感じで、でもそれはどちらの情熱も強さも世の中にはあるから、やっぱり世界はちょっとずつ良くなっていくんじゃないかな〜と、漠然とそんなことを思いました。

 

福島先生もおっしゃっていましたが、女性活躍って男性と同じように働く女性を増やすのでなく、女性ならではの良さを活かして働く女性を増やすことが大切なんだろうなぁ。

あ、違うかな?

男女に限らず、各々の良さを活かした働き方を推進していくことなのかな。

炊事・洗濯・掃除が得意な男性が主夫になることも、外でバリバリ働くことが好きな女性が大黒柱になることも丸ごと受け入れらる社会になっていくといいですね◎

 

 

って、話が逸れてしまいましたが、ドゥーラ講座!!

まずは宗先生から国内の助産師の働き方の現状や世界の事例を交えてドゥーラ協会を立ち上げた想いや産後ドゥーラが果たしてくべき役割を、宗先生が今までに感じたこと、経験を元にお話しくださいました。

2時間という長い講義だったのですが、ご自身の産院での出来事や海外視察のお話などを交えて臨場感たっぷりに伝えてくださったので途中で飽きることなく、話に引き込まれてしまいました。

 

実際に「産後ドゥーラ」としてどういった役割を果たしていくべきかを宗先生がしっかりとお話をしてくださったので、自分の中で覚悟を固めていくことができました。

自分自身が感じていたことを、先生がしっかりハッキリと言葉にしてくださった気がして、お話がとても身に染みました。

産後ドゥーラを目指す人だけじゃなくて、これから父になる夫くんにも聞いて欲しい!!(あ、もちろん母になる人も!!)

 

産後は「心の皮が剥がれた状態」で優しくされた事も、ちょっときつい態度を取られた事も全て倍増されて心に入ってきて突き刺さる

だから、産後にあたたかい人々に囲まれた人は多くの優しを受け取って幸せな気持ちになれるんですよね◎

でも逆にちょっとした事で傷つきやすい状態なので、周りがきちんと見守っていないと心に傷を負ってしまうこともある。

 

産後ドゥーラは、まずは相手を丸ごとそのまま受け入れる。

そして、自分の意見は主張せずに「まずは相手の気になっている部分」をサポートする。

例えば、他人から見れば「部屋は綺麗だし、それより食事の準備がこの家には必要!!」と思っても、そしてそれが正論だったとしても、「部屋を綺麗にして欲しい」と頼まれたら否定せずに受け入れて部屋を片付ける。

 

子育てをしていくにも、「まずは母親が満たされること」が大切。

母親の気持ちが満たされて初めて、こどもへ気持ちを向けられる。

そして、受け入れた後に、産後ドゥーラは「簡単にできそうなこと」をあくまでも「選択肢」として提案して少しずつ母親の自立を促していく。

 

お話を伺っていて、これは私が娘ちゃんに接するときに心がけていることに近いなぁ、と僭越ながら思いました。

こどもは心を剥き出しにしているので、弱っている状態の大人に近いのかもしれませんね。

産後女性に関わらず、人間誰しも落ち込んでしまう時や負荷のかかった状態になるときはあると思うので、「まずは受け入れてできることから提案してくれる人」が側に居てくれると前向きに自分の足で進んでいく力が育まれるんじゃないかなぁ。

 

長くなってしまったので、福島先生のお話はレポート②に続く!!(予定!)