石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

産後ドゥーラ養成講座初日レポート②

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娘ちゃん2歳2ヶ月。

 

むすめちゃん おさらやさんの おまつり(陶器市のこと)いったよー

だでぃ も おそふさん うんてんして つれてってもらう?

ねこじゃらし こちょこちょ したのー

くっつきむしも あったのー

 

昨晩、益子入りした夫くんに嬉しそうに益子の日々を報告しています♪

しかし、どんどん言葉が溢れてきているなぁ。

こうやって、娘ちゃんに自分が育った土地での生活を伝えられるのはありがたい◎

 

そして、陶器市に行くと娘ちゃん、ブログ見てるよー。おしゃべり上手なんでしょ?」と私の両親の知人たちにたくさん声をかけて頂いています。

SNSってすごいなぁ。

こうやって、遠くの知人にも間接的?に見守って頂いているってやっぱりすごい!!

 

そして、母も見守って頂いておりまして(笑)、何人かの方々からなんか講座行き始めたんでしょー」、「こなっちゃんは何になるのー?カウンセラーみたいな講座なの?」と声をかけて頂きました。

そうですよね。

産後ドゥーラって東京でも、「何のこっちゃ??」って感じの新しいお仕事なので、益子の方々から見たらもっと「ナンジャラホイ!!」って感じですよね。

 

私自身は益子で里帰り出産をして地元の友人たちが遊びに来てくれたり、父や母の友人たちが遊びに来てくれたり、いろんな人が遊びに来てくれたので大人同士の会話に飢えることなく産後を過ごすことができました。

まぁ、そこは益子に居たからというだけでなく、夫くんが育休を取って一緒に里帰りして、入院中も宿泊してくれて、と一緒に親になってくれたからということも大きいんですけどね。

あと、妊娠中からマドレボニータのバランスボールエクササイズに参加して「産後は怖い(笑)」っていう話をたくさん聞いて覚悟していたから、とか色々要因があって、しんどいながらも楽しく幸せな日々を過ごすことができました。

 

でも、それだけ恵まれた環境にいてもしんどい時はたくさんあって、だからやっぱり外の世界のわいわいがやがや!という空気はもっといろんなところに流れていたらいいのになぁ、と思うのです。

お金を払うから、ビジネス上の割り切った関係というのではなく、ちゃんとあたたかみのある人間らしいサービスを提供して、駆け込み寺になれたらいい。

 

 

そんな想いを胸に飛び込んだ産後ドゥーラ養成講座。

初日の講義、後半戦は日本の母子保健に尽力されてきた福島富士子先生(東邦大学看護学部教授)から「産前産後ケアの現状と社会福祉・地域連携」についてのお話をお伺いしました。

福島先生からは、社会の現状と産後ドゥーラが果たすべき役割だけでなく、ご自身の今までのお仕事の経験から市民として社会を変えていくために強くあれ!自分ができることから行動して実践に移し、人を巻き込んで、自分の信念を貫き通すのだ!!という強いメッセージを頂き、はっぱをかけて頂きました。

(すみません、意訳です。少なくとも私には講義を通してこう言ったことをおっしゃっているように聞こえました。)

 

家族の関係が希薄になってしまったり、家族の中で「暮らしを整える技術、考え方」をこどもに伝えていくことが難しくなってきている現状がある。

そんな中で、産後ドゥーラは産後のお母さんをサポートすることを通して、「実家のように暮らしを整えていく」お手伝いをしていく。

そして、家族と地域を繋げていくこともできるかもしれない。

そんなお話をお伺いしながら、私にとっての益子のような存在を目指して行きたいなぁと感じました。

 

福島先生は講義の中で、「正しいことを言うと、必ず何か言ってくる人はいるんです。いろんな考えの人がいるから〜とかね。でも、正しいことは正しい。」、「弱いままでもいい。って言うけど、そうじゃない。人は強くなれるんです。」というようなことをおっしゃっていて、先生が想いを推進していく中で、きっとたくさんのご苦労があったんだろうなぁ、と感じました。

そして、その中でも「形を変えてもずっと同じことを言い続けてきた」という姿はとても凛々しくて、美しいなぁ、と感動しました。

 

 

宗先生も福島先生も「自分の中で正しいと思っている」考え方があって、それを貫いているのは素敵だなぁ、と感じました。

でも、私はお話をお伺いしながら母乳育児は良い!無痛分娩は良くない! とは言い切れないなぁ…とモヤモヤしていたのです。

それは、夫がミルクで育っていても健康で愛情溢れる人であるということに自信があるから。

無痛分娩で産んでもこどもを大切に愛しく育てている人たちも知っているから。

それは一つの要因になるかもしれないけれど、人が育つにはいろんな要因があるから一つが欠けていたからってダメなわけじゃない。

 

もちろん、お二人は私が言うまでもなく、そんなことはわかっていて、要因の一つであっても「良いものは良い!」とはっきりおっしゃる強さと自信があるのだと思います。

でも、私、個人としては世の中に「正しいこと」はそんなにないと思っていて、「いろんな考えの人がいるから、各々が自分で正しいと思うことを選んで進んでいけばいい」という考えを持っています。

そして、「いろんな人がいるから、相手の考えを受け入れる。自分の考えを押し付けない。お互いが自立した上で、得意な部分をいかしあえる、足りないもの補い合える関係になれたらいい。」とも思っていて、確かにそれは私の中で「正しい」と感じています。

あと、「相手と戦う」のは正しくないとも思っています。

 

そんなことを考えていたら、「あ、私なりの〝正しいこと〝もあるんだぁ」と気付くことができました。

そんなに強くないかもしれないけど、私も自分にできることをちょっとずつやっていけばいいんだよなぁ。

なんか、レポートと言うよりも私の内省記録になってしまいましたね(笑) 

 

 

そうそう、宗先生も福島先生も相手を受け止めて、否定しない。でも自分の中にまで入れ込まないで、飲み込んだ上で自分の外へ流してくことが大切。」(これも意訳です。)と言うようなことをお二人ともおっしゃっていました。

水のように、大地のように」、否定的な言葉もイライラした態度も逃げずに一旦飲み込んで、でも「解決しよう!」とか「これが正しい!」とか自分の中に相手を引きづり込むことはせずに、「そうなんだ〜」と地面へ流していく

言うは易し、行うは難しですが、ちょっとずつそんな人間になっていきたいなぁ。

 

 

一般社団法人ドゥーラ協会 主催、産後ドゥーラ養成講座受講記録はこちら◎

産後ドゥーラ養成講座初日☆ - 石島小夏のおうちごと♪

産後ドゥーラ養成講座初日レポート① - 石島小夏のおうちごと♪