石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

「優しい社会を作る」ために妊婦側としてできること

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マタニティーマークを付けるのに恐怖を覚えてる人がいる」

数年前、そういった内容の記事を読んだ時に衝撃を覚えました。

私は「妊婦であること」で、「他人から危害を加えられる」ことがあるなんて、信じられませんでした。

NHKさんのこちらの連載を読んで、こんなにも「“マタニティーマーク”を批判する人がいるのか」の改めて驚いています。

 

www3.nhk.or.jp

 

“妊婦の方たちだけがなぜ(マタニティマークをつけて)主張をするのでしょうか?”
“みんな電車は座りたいものです。疲れている人が多いです。
堂々と席を譲りなさい的にマタニティマークなどを示すのはどうなのか?”

 

妊婦だけではなく、見た目にはわからない持病がある方の“ヘルプマーク”も批判されるのでしょうか?

マークがなければ席を譲ってもらえない社会だから、こういったマークが生まれた。

席をゆずる人がたくさん居て、こういったマークなんて必要がない社会だったら本当はもっといいですよね。

 

 

妊婦なんだから優しくして!!」とイライラ周りに当たる方がいらっしゃるのは事実なのでしょう。

妊娠中は「お腹に一つの命が宿っている」ので、どうしても緊張感があるし、体調が変わったりして負荷が増えてしまうので、普段は穏やかな人でも攻撃的になったりする。

その一面だけ見て、「図々しい」と判断されてしまうのは悲しい。。。

 

とは言え、社会はいきなりは変わらないので、『妊婦側としてできること』を考えてみました。

 

①余裕があるときは周りの人に席を譲る、優しくする

②「人の優しさ」を探す練習をする

③ネガティブな情報にはあんまり触れない

 

 

①余裕があるときは誰かに席を譲る、優しくする

「自分が一度も人に席を譲ったことがない」のに、「自分が弱っているときは席を譲って欲しい!」というのは、流石に虫が良すぎますよね。

もちろん、弱っている時にはじめて、席を譲って頂くありがたみに気づくこともある。

そしたら、自分が元気になった時に「他の人に席を譲ればいい」。

そうやって、どんどん「優しさ」を連鎖させていけば、少しずつ「優しい社会」を作っていけるんじゃないかなぁ。

 

お年寄りに席を譲って、「俺はまだ若い!!」って言われないかなぁ。。。とか悩むこともありますが、感謝されることの方が断然多いです!!

断られても落ち込まず、「あら、元気な人なのね〜いいことだ!!」と思えばいいのです♪

そして、こういうの最後は自分や自分のこどもに返ってくる気がするんですよね。

 

 

②「人の優しさ」を探す練習をする

私は人間観察が趣味なので、電車や駅の中で人の動きをぼーっと眺めていることがあります。

すると、「こども」や「年配の方」に優しい人がたくさん見つかります!!

 

目の前で年配の紳士が見ず知らずの方のベビーカーを運んでいたり、

ヤンキー風なお兄ちゃんがご年配の方に席を譲っていたり、

エレベーターを降りた人が乗ってくるベビーカーがエレベーターに入りきるまでドアを押さえていたり、

 

書ききれないくらい、「優しさ」を見つけることができる。

「駅で喧嘩している人」や「赤ちゃんにイライラしている人」よりも、「優しい人」を探す方が私には簡単だったりします。

 

これは、私が単に「運がいい」のではなく、脳みそに「世の中には優しい人がたくさん!!」というテーマが刷り込まれているから。

人間の脳みそは、テーマがあるとそれを探すようにできているので、どんどん見つかるのです。

 

で、「人の優しさ」を日々探していると、脳の中に「優しい人の特徴」みたいなものが勝手に溜まっていって、無意識の中で優しい人を見つける癖がついていく。

「人に優しくされる人」は、そうやって無意識の中で見つけた優しい人の側に、無意識のうちに身を置いているんじゃないかなぁ。

あと、「世の中に優しい人がいっぱいだ!」と信じ込むことができると、その人から「話しかけやすい空気感」が生まれて、優しい声をかけてもらえるのだと思います。

やっぱり「攻撃をしかけてきそうな人」にはお声がけしにくいですもんね。。。

 

 

③ネガティブな情報にはあんまり触れない

②とは逆に、「ネガティブな情報を探す」というテーマを脳に与えてしまうと、どんどん悪いことが目につくようになってきてしまいます><。

もうね、「傷ついたこと」や「許せないこと」って何倍にも増長されて人に伝えるから、現実よりひどい社会が報道されていたりするんじゃないかなーと。

そんな情報をいくら集めたところで、落ち込んでしまうだけ。

ただでさえ、気分が落ち込みやすい妊娠期には明るい話題に目を向けるのも大切だと思うんです。

もちろん、現実と想像が異なると辛くなってしまうので、「妊娠中も産後も心身の変化でしんどい時がある」とか、そういう情報は学んでおいた方がいいですけどね。

でも、世の中には「優しい人」もいれば「心無い人」もいるので、「心無い人」のことをたくさん考えて自分が落ち込むなんて勿体無い!!

「優しい人」を探す方が、きっと楽しい♪♪

 

 

①と②は妊娠中というよりも、「いつかはこどもが欲しいなぁ」と思ったらやっておくといいのかもなぁ。

妊娠中は、「そんな余裕なんてない!」っていう状態になってしまうかも知れないけど、それ以前にコツコツ仕込んでおけば、大変な時には手を差し伸べてもらえるかも知れません◎