みんなマザーテレサやナイチンゲールなのかも知れない
マザーテレサさんやナイチンゲールさんのような方にお会いしました。
ほんわかあたたかい空気感で、
「いいんじゃないんですか」と、優しく受け止めてくださる。
眼差しの奥には芯の強さや厳しさを湛えて、
ご自身の想いを貫いていらっしゃる。
マザーテレサさんやナイチンゲールさんにはお会いしたことはないけれど、
きっと出会った方はこういう気持ちになるんだろうなぁ…
そう、確信しました。
昨日は、産後ドゥーラ養成講座4日目。
助産師の渡邊寛子先生から、「乳児の発達とお世話」と「母親の取り巻く環境」についてお話頂きました。
産後ドゥーラ協会のスタッフの方をして、「ドゥーラの原型はまさに渡邊寛子先生!!」言わしめる存在。
講義の内容も勉強になったのですが、もう渡邊先生の存在そのものに触れることができたことが、一番の学びでした。
一番印象的だったのがこちらの言葉。
「まぁまぁ」でいいんです
まぁまぁで、適当に臨機応変にいきましょう
私はずっと学校や病院が苦手でした。
間違っていると怒られるから。
平均的なことを求められるから。
「それがいい」って言う専門家だっているのに、
「それはダメ!」と、学校や病院の考えを押し付けられるから。
でもそれは、私に「まぁまぁで、適当に臨機応変にいきましょう」って言う気持ちのゆとりがなかったんだなぁ、と気付きました。
もう少し、ゆるい気持ちでいたら自分と意見の違う先生の話も、それも「いいんじゃないんですか」と、さらりとかわすことができたんじゃないかなぁ。
ありがたい事に娘ちゃんが通っている保育園の先生方は「あ、そういう考えもあるんですね。勉強になります。」と受け止めてくださる。
お陰で少しずつ私の中の学校や病院に対する苦手意識も薄れていっています。
そして、この産後ドゥーラ養成講座で助産師さんやお医者さん、保健師さんのお話をお伺いする機会がたくさんあった。
その中で、恥ずかしながら「先生や専門家は敵ではなく味方なのだ」と、今更感じることができています。
みなさん、声を揃えて「いろんな考え方があるから、専門知識を押し付けずに、相手に寄り添った支援を」とおっしゃっている。
渡邊先生の言葉からは本当に愛情が溢れ出ていました。
私もお母さんたちから、たくさん学ばさせて頂いているんです
みなさんに教えて頂いている
だからそうやって学んだことをみなさんに返していきたい
コンビニのご飯でもいいんじゃない?
めいいっぱい働いていいるんだから
コンビニでも「ご飯を食べさせている」それで充分
訪問したらお母さんの「いいところ」を見てくださいね
「お母さんを楽にすること」が仕事なんです
お母さんの話をたくさん聴いて「強み」を見つけてください
人間みんなヒフティ:ヒフティ(50:50)なんです
私にもできることもあれば、できないこともある
お母さんにもできることもあれば、できないこともある
それでいいんです
いい支援をするには6時間は寝てくださいね
しっかりご飯を食べて、感謝して、その日のうちに寝る
で、「まぁまぁ」で失敗しながらやっていく
渡邊先生は助産師として仕事をされた後、一度、ご出産でお仕事をお辞めになり、
その後、保健センターで出産後の「家庭訪問」のお仕事をずっとされていらっしゃった方。
60歳を過ぎた今でも月に30軒ほどの家庭を訪問されているそうです。
こういう想いで活動してくださっていた方達と関わる機会を、私は今まで、自ら失っていたのかも知れないなぁ…。
ちょっと反省しました。
今まで私が出会った苦手なタイプの方々は、ちゃんと寝てなかったのかも知れないあなぁ…。
そんなことも感じました。
渡邊先生から感じた「無条件の愛」。
それは、全ての親(というか全ての人)が持っているものなのかも知れません。
自分のこどもにも周りの人にも「無条件の愛」を注ぐために、しっかりご飯を食べてその日のうちに、きちんと眠りつくことが大切なんでしょうね◎
一般社団法人ドゥーラ協会 主催、産後ドゥーラ養成講座受講記録はこちら◎
産後ドゥーラ養成講座初日レポート① - 石島小夏のおうちごと♪
産後ドゥーラ養成講座初日レポート② - 石島小夏のおうちごと♪
産後ドゥーラ養成講座2日目レポート①北米の家庭支援に学ぶ支援者のあり方 - 石島小夏のおうちごと♪
産後ドゥーラ養成講座2日目レポート②産前産後の家庭のリアル&母乳育児 - 石島小夏のおうちごと♪