石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

手から出汁がでている!?

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娘ちゃん2歳3ヶ月。

 

むすめちゃん きったねー

おかぁさん と おりょうり したねー

 

昨日は、私と夕ご飯作りを一緒に楽しんでくれました◎

 

 

 

「手から出汁、でてるんじゃないの?」

 

夕ご飯を食べながら、夫くんが嬉しい言葉を言ってくれました。

「煮物って、切って煮るだけなのに、なんで味が違うんだろう…?」って。

 

 

私が作る料理はそんなに凝ったものではなくて、

「おばぁちゃんが作るご飯」みたいなものばかり。

派手な料理はないんだけど、外で美味しいものをたくさん食べている皆さんは、

時々、こういう素朴な味を食べたいと思ってくれるらしい。

 

 

小夏のご飯が食べたい!小夏のいつものご飯!!

 

脳内と胃が既に石島亭のご飯を楽しみにしてる

 

薄味だけど、しっかり味がするんですよねー

この間(1年前!!)の大根も味が染みてて美味しかった!

 

 

この1ヶ月で、なんだか嬉しい言葉をたくさん頂いてホクホクしております(笑)

 

 

手から出汁、出るようになったのかなぁ?笑

特別なことはしていないけど、「無理して作らない」のがいいのかもしれない。

ことこと煮込み料理をする時は、ちょっと朝早く起きれた日とか、休日の午前中とか、気持ちに「ゆとり」のある時が多い。

 

野菜たちの良さが生きるように、全力で向き合う至福の時間。

私が「努力しない」で、自然とやる気になれる数少ない時間。

どんな組み合わせにしたら野菜くんたちのお互いの良さが引き立つのかなー、

とか考えながらニヤニヤしながら、お料理しています。

 

大根さんや人参さんがいる時は、お醤油と日本酒だけで彼らの甘みを引き出す。

ひじきさんや蒟蒻くん、油揚げくんだけの時は、ちょっとだけみりんを足して味を和らげる。

炒める時も、野菜さん達が痛くないように丁寧に。

お砂糖を使わなくても、優しい甘さが身体に広がるように◎

最後は、「おいしくなーれ!おいしくなーれ!」と、(心の中で)声を掛ける。

 

 

昔、佐藤初女さんの本を読んだ時に、

 

野菜達が痛がるからピーラーは使わない

野菜が「透明」になる瞬間を見逃さない

物にも気持ちがあると思って「大切に扱う」

 

と、言ったような事が書いてあって、とっても「素敵だなぁ」って憧れた。

でも、自分でそれを全部やろうとすると、「もう無理!!」ってなってイライラしたりして、「丁寧な暮らし」なんて私には無謀だったんだ…とか落ち込んだりした。

 

 

夫くんに「手から出汁がでてる」って言われて、そんなことを思い出しました。

毎日、毎日、全てのことを「丁寧にやる」事はできなくてもいいのかもしれないなぁ。

心に余裕がある時だけでも、野菜たちに愛情を込めて「おいしくなーれ!」と、声を掛けながら料理すれば、手から出汁が出るのかも知れません◎

(それでも私は、ピーラー使ってますけどね。)

 

 

煮物を作る時。

誰かがご飯を食べに来てくれる時。

誰かにご飯を持って行く時。

 

全部、私の心にゆとりがある時だから、「おいしい」って言ってもらえるのかも知れないなぁ。