「情報提供」は「相手を責めること」につながる
娘ちゃん2歳3ヶ月。
むすめちゃん ぜんぶ あらうのー
と、テーブルの上の食器を全て片付けて洗い物をしてくれました♪
最後に、飛び散った水を布巾でしっかりふく娘ちゃん。
その姿を見て夫くんが、
すごい!!
僕がこの技を覚えるまで30年かかったよー
こうやって人類は進化しているんだね!!
…大袈裟な!!笑
産後ドゥーラ養成講座5日目。
「妊産婦と子どもの食事」は管理栄養士の幕内秀夫先生からお話をお伺いしました。
印象的だったのがこちらの言葉。
「情報提供」は「相手を責める事」につながる
私たちは「知らない事が不安を生む」という論理の元に、「知ったら不安が減る!」、「知ったら選択肢が生まれる!」と好意で「情報提供」をしてしまう事が多い。
でも、「情報を提供される」=「情報を持ってないと思われている」、「できていないと思われている」と相手が感じてしまったら、好意でしたはずの「情報提供」が「相手を責める事」に繋がってしまう。
例えば、「食品添加物は危険!」と言われても「無添加のものは高い」し、「素材から作る時間の余裕はない」からできない人たちもいる。
「手が届かない提案」は絶望しか生まない。
だから、100点を目指そうとするのでなく、10点でもいいから取れるように。
「手作り」(100点)を推奨するのではなく、「コンビニ食の選び方を伝える」(数十点)など、相手ができそうな「現実的提案」をしていくことが大切。
先生のお話を聞いていて、「どこかで聞いた事ある話だなー」と思っていたら、著書を読んだ事があることに気付きました(笑)
料理も食べることも大好きなので、私も食事に関してはいろんな本や記事を読んだんだよなぁ。
「玄米菜食」、「身体を温める食事」、「肉は食べるな!」、「油は体にいい!」、「危険な食品」、「添加物に害はない」、「塩は体にいい!」、「白砂糖は体に悪い!」、「パンが身体をダメにする」、「グルテンフリー」、「糖質制限」、「米を食え!」、「野菜は体に悪い」、「グリーンスムージー健康法」、「腸内改造」などなど…。
先生がおっしゃっていた情報過食症ですね、完全に…。
で、恥ずかしながら、「これがいいらしい!」と、夫くんや周りの人に「情報提供」していた時期があります。
でもねー、これ疲れるの。
正に100点を目指そうとすると、0点になるし、やっぱり甘いもの(快楽)はやめられない!笑
そして、こんなに情報を気にしなくても健康な人は健康なのである!!
で、やっぱり運動が大切だったりする。
幕内先生がこどもの食事で一番大切なのは「しっかり、外遊びをさせること」とおっしゃっていましたが、大人もそうなんじゃないかなぁ。
「空腹」じゃないと「目」で食べるようになるから、「ご馳走」が食べたくなるんですよね。
食べ物を受け止める器が健康じゃないと、何食べても消化不良になったりするんじゃないかなーとか思ってみたり。
例えば、私はあんまり肉が好きじゃなくて、普段は消化できない気がするんだけど、運動した後は美味しく食べられたりする。
娘ちゃんは魚や肉などのタンパク質が大好きでよく食べているけど、こどもは運動量が多いし、動物に近いから私よりタンパク質が必要なのかもなーと思ったり。
そんなことを色々思い巡った結果、その人にあった食生活って本当にそれぞれだし、その人の健康や幸せに占める食生活の割合も人それぞれだなぁ、と気付きました。
で、自分を省みても「身の丈に合わないこと」は続かないんですよね…。
私はどーしてもまんじゅう・ケーキは止められらない!!笑
娘にも「3歳までは砂糖を食べさせたくないなー」と思っていたけど、親が食べているから止められず(苦笑)、保育園の食事とお友達に頂いたものと親が我慢できない時はOKと、かなりゆるーくやっております。
「我が家は適当でやろー」って決めたら、周りの人のやり方も「そういう方法もあるのかー」と気にせずやっていけるようになりました。
「白黒はっきりさせずに、グレーでやるのが一番!」と、先生もおっしゃっていましたしね◎
「情報提供」が「相手を責める事」につながってしまうのは、自分のやり方に自信がない時なのかも知れませんね。
「その知識が正しい」と信じたいから、仲間を増やしたい。
自分を正当化したいから、自分と異なるものを責めてしまう。
過去の私は正にそんな感じでした。
というか、今でも「これだ!!」と信じ込むと、そうなってしまう時がある。
だから、「情報提供」は「相手を責める事」につながると常に心に留めておかなくてはいけないのかも知れません。
でもね、どこかの誰かにとって「役に立つ」かも知れないから、「こんな例もあるよー」と軽〜く伝えるのはありだと思っています。
そうじゃなきゃ、ブログ書けなくなっちゃいますしね…笑