「察して!」を伝える工夫♪
「察して!」を伝える工夫が必要!!
「家事を描き出して伝えるワークショップ」改め「Let's家事シェア♪ワークショップ」の打ち合わせをしていて、しみじみと感じました。
(「ワークショップの名前が長い!!キャッチーじゃない」とのご指摘を受けて改名してみた!笑)
夫くんに「察して!」って言いたい気持ち、私にはすごーくありました。
と言うか、「どうやって伝えたらいいかわからない」し、「伝える努力をするより自分がやってしまった方が楽」なんですよね。
で、それが本当に自分にとって楽で、不満を溜めたり、八つ当たりして「うぎゃー!!」ってならないのなら、それはその人に合っているやり方で、それでいいんだと思います。
でも私は、全部自分で抱え込んでやっていて、相手にやり方もやっている事も何にも情報を伝えていないくせに、「気付いてくれない!」、「私ばっかりやってる!」ってギャーギャー言っていたんです。
「ちゃんと情報を与えられていない」、「やってみる機会も与えられていない」状態で何に気付いて、何ができるのでしょう??
当時の夫くんは、無理難題をふっかけられていたんだなぁ…、と感じます。
そりゃ、私はちょっとの情報から「夫くんのして欲しい(だろう)事」を予想してやってあげたりしていましたよ。
でも、別に頼まれていなかったし、勝手に相手の領域に踏み込んで相手の機会や仕事を奪っていただけなんですよね。
勝手にお節介で世話を焼いておいて、「私ばっかりあなたに尽くしている」と言っていたんです…><。
今、考えればそれって夫が自分の頭で考えて達成する機会を奪っていたし、その根底には「夫を思い通りに動かしたい」みたいな気持ちがあったのだと思います…。
やー、なんか怖いなぁ!!でも、多分そうなんだろうなぁ。
そーんな自分が嫌になり、「察して!」って言うのはもしかしたら自分勝手な事なのかもしれない!と思うようになりました。
大体、自分が「何を大変に思っているのか」、「ここだけはちゃんとやりたい!って思うのは何なのか?」、よくわかってなかったんですよね。
自分がわからない事を、どうやって人に「察して!」もらうねん!!と言う自己突っ込みを入れた結果、何度かご紹介している通り家事を描き出してみる事にしました。
描き出してみると、車の運転とかamazonの発注とか、夫くんがやってくれている家事にも気づくことができました。
(我が家では資産管理、旅行やレジャーの企画・手配、年賀状データ作成@photoshop、GoogleカレンダーやEvernoteでの情報共有システム構築、家電や家具の比較・検討・設置、不動産探し、動画や写真の編集・管理など全部、私がやってたのですがこの辺りは夫さんが担当のご家庭も多いですよね。)
で、夫くんも私がわけもわからず「うぎゃー!! 」ってなるより、「これだけ家の事を考えているから、頭がパンパンなんだ!」と気付くことができる方が、良かったようです。
描き出すのはちょっと時間がかかりますが、一回吐き出してしまうと結構スッキリするので、その後、こまめに不満を爆発させることがなくなりますしね◎
そういう意味では不毛な夫婦喧嘩(というか私のイライラ爆発タイム…(^^;;)がなくなたので、お互い心地良い時間が増えたように思います。
で、描き出して全体をみた後だと、やらなくていいことを決めやすいのです。
描き出す前も「え?それ毎日やる必要があるの?」とか、「そのやり方、丁寧過ぎない?」などと夫くんから指摘されていたのですが、私に聞く耳がなかったのです。
「そんなことよりまず手伝えー!!」みたいな(笑)
でも、夫くんと二人で家事の全体像を見た後だと、素直に聞くことができた。
「確かに二人でやっても大変だわ」とか、「ここにこだわるより、二人で過ごす時間を大切にしよう」って、家族時間の優先順位が決めやすくなった。
お互いが納得できるポイントを見つけやすくなったんです。
家事って溜まっていくと面倒なことだったりするけど、無心で家事をする時間って貴重だったりもしますよね。
「一つのことをやりきる時間」、「整える時間」、夫くんは歌いながら家事をしていますが、「声を出す」ってストレス発散効果がありますし、「体を動かす時間」でもある。
実は、座ってスマフォで見たり、テレビ見たり、するよりも家事する方が疲れが取れるんじゃないか、と私は思ったりしています。
(あ、まずは、睡眠時間の確保が大切ですけどね!!)
夫くんだって家の中の役割が自分にある方が嬉しいみたい◎
家事をするようになってから、「自分で生活を作っている感じがするから、前より気分がいい」と言ってくれていました。
家事をする機会を夫くんから奪わなくて、本当に良かったです。
「描き出す」ことで、今まで相手に「察して!」と思っていたことを伝えることができる。
そして、描き出した後に実践編としてもうひと工夫。
「察して!」と言われていた側は、相手がやってくれた事に気付いたら伝える!
「やってくれたんだ」だけでもいいし、感謝の気持ちが生まれたら「ありがとう」でもいいから、言葉にして伝える。
「察して!」と言っていた側は、相手が気付かなくても責めずにやったこと、やって欲しいことを伝える。
「今日ね、掃除と料理と食材の発注したんだよー」とか、「これ、やってもらえると嬉しいなぁ」とか、やっぱり言葉にして伝える。(相手を責めないのがポイント!)
お互い超能力者じゃないから、「感謝の言葉」も「気付いていること」も「やったこと」も「やって欲しいこと」も言葉にしないと伝わりにくい。
そこは言葉にする工夫をお互いがしていくしかないんじゃないかなぁ、と思っています。
言葉にするのは面倒で労力がいることだけど、お互いが不満を抱えて不毛な時間を過ごすよりは得るものが大きいかもです◎
そして、これって夫婦関係だけじゃなくて、親子関係も同じだと思うのです。
うっかり娘ちゃんの成長の機会を奪わないように、全部親がやってしまうのでなく、娘ちゃんにもいろんなことに挑戦してもらいたいな〜(*^^*)
で、「やっていることは見守っているよ」と、ちゃんと伝えていきたいなぁ。
さて、年始に「Let's家事シェア ワークショップ」で新年の生活を考えてみませんか?
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