キレてた私の黒歴史…!
突然ですが、イライラして人にキレてしまったこと、ありますか?
私には 「イライラ!うぎゃー!!」って気持ちに身を委ね、
なんなのー!!って泣き叫んだり、
もうやだー!!って夫くんをバシバシやったり、
仕事するなー!!ってiPhone隠したり、
消えてやるー!って自分が隠れんぼしたり…
と、キレていた事が恥ずかしながら、あります。
(当時の夫くん、ごめんなさい!)
今でも「イライラ!うぎゃー!」ってなることはありますが、泣き叫んで激しくキレる事は、無くなったなぁ。
だから、この本を読んだときはまるで自分の物語がマンガになっているような気がしたのです。
(私はグーで殴ったり、警察のお世話になったことはありませんけどね…。)
キレる私をやめたい~夫をグーで殴る妻をやめるまで~ (BAMBOO ESSAY SELECTION)
- 作者: 田房永子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
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そんな田房さんと産前産後にお世話になったマドレボニータさんの吉田紫磨子先生のトークショー。
「これは絶対に聞かねば!!」と行ってきました◎
田房さんご本人のお言葉をお伺いしいて、僭越ながら「うんうん、私もそうだった!!」と感じることが、本当にたくさん…!
折角なので、私自身が「キレる私をやめるまで」を書いてみました。
(田房さんのお話の内容は記憶に基づくものなので、意訳だと思ってください。
ご本人の意図とは違う受け止め方をしているかも知れません。)
自分にフォーカスすると物事が動き出す
もうね、本当にこれですよね。
子育てでもパートナーシップでも仕事でも、全てにおいて自分にフォーカスして、「自分ごと」としてとらえないと物事は変わらない。
でも、ちょっとずつ、ほんの少しでもいいから「自分ごと」として動いていると、世界が動き出していく◎
夫と私の身長差は30cmくらいあって、私が殴ったところで、夫に物理的なダメージはあんまりないんですよね。
キレているときも、「これくらいは大丈夫」って計算してやっていた気がします。
夫にも「叩くこと」よりも「家出」の方がダメージが大きくて暴力になるって言われました。
このお話に、とっても共感。
私も「バシ!バシ!」って夫くんに当たり散らしたことが実はあるのですが(恥)、「物理的なダメージを与える」と言うよりはこどもが大人に対してわめき散らす感じでした。
田房さんのお話をお伺いしていて、明らかに力では敵わない相手に「バシバシ!」やっているのはDVとはまた違う類のキレかたなんじゃないかなぁ…と、(勝手に)思って、妙に納得しました。
でも、泣き叫びながら夫くんに「バシバシ!!」ってやってしまっていた頃は、「これ、エスカレートしたらDVになるのか…??」って怖くなりました。
で、キレる自分を責めまくり、自分を責めると余計にキレてしまう。
「こんなにキレちゃうのは発達障害とかなんじゃないか?」って、色々調べて落ち込んだりして…ぐーるぐるっと悪循環に陥りました。
(余談ですが、発達障害とかウツとかの情報って落ち込んでる時に眺めてると「めっちゃ当てはまってる!」って、気がしてくるのは、私だけですか??
もはや、発達障害だろうが、ウツだろうが、「できること」に目を向けて生きていくしかない!!
って、吹っ切れちゃう時もあるんですが、停滞モードの時に色々調べてると、どんどん不安になるんだよなぁ。
ネガテイブな情報収集って本当に自分に毒だわ…)
私の場合は、「キレる自分を変えたい!!」って気持ちが本当に強かったので、まずは「アンガーマネジメント」の本とか、「感情の整理ができる女性」とか、「自分をダメって思ったら読む本」とか、そんな類の(怪しげな?)本を読んだりしていました。
で、ちょこちょこ書いてある事を試みるも、上手くいかず…
でも、どれかに「鳴いたカラスがすぐ笑う」精神を持ちましょうって、あったんですよね。
あ、「泣いてもいいんだ〜」、「その後、ケロっとしてみよう◎」って思うことができた。
で、「ずっとやりたかったことをやりなさい」と「スタンフォードの自分を変える教室」のワークを本気で全部実践したり、
「自分の小さな箱から出る方法」を夫くんと一緒に心掛けたり、
自己愛を高める訓練ををするために「心の傷を癒すカウンセリング366日」を毎日読んだり、
5年くらいかけて「泣いたカラスがすぐ笑う」精神をコツコツ身につけていった感じ。
他にも、毎朝ノートに3ページ思いの丈を書き綴ったり、「自分を見出だそう」と、試行錯誤していくうちに「イライラしてもいいのかも!」って素直に感じるようになれた。
この試行錯誤を通して「自分を責めること」ことをやめられるようになってきて、私の中の攻撃性が、だんだんと小さくなっていたんです。
で、娘ちゃんを見ているとやっぱり、いやいやー!!と、泣き叫んで、周りの人を叩いたり、物を投げたり、しているんですよね。
なんかそれ見てたら、色んなものが吹っ切れてしまった。
「あ、この攻撃性は人が本来持っているものなのかもしれないなぁ。
自分が心を開いた相手に甘えているだけなんだ。」
そういう風に思うことが、できたのです。
私がキレる相手って夫くんだけですからね〜めっちゃ信頼していた、という事なのでしょう。
もしくは、夫くんの愛情を試していたのかも知れませんね。
そんなこんなで、今でも「イライラうぎゃー!!」ってなる事はあるけど、夫くんをバシバシ!やったり、泣き叫んだりすることは、なくなりました。
あと、「イライラうぎゃー!!」ってなってからの回復力が異様に早くなった♪♪
目指すは「泣いたカラスがすぐ笑う!!」。
娘ちゃんの切り替えの早さから、日々学ばせてもらっています。
キレるということは、伝えたいことがあるのに伝え方を間違えてパニックになっている状態。
「これ以上、責めないで」っていう意思表示。
振り返ってみると、私が「イライラ!うぎゃー!」ってなってた時、夫くんは日々、午前2時3時4時5時6時とかまで働いていて、更に自分主催のバンドイベントを何本も抱えていたんですよね。
で、私は家事の大半を担って、他界したばかりの母を思い出して夜一人で泣きつつ、結婚式の準備もほとんど一人で、夫くんの家族のことまで考えていた…。
でも仕事&バンドで疲れている夫くんに更に負荷をかけるのが嫌で、「早く帰ってきて欲しい」とか、私のワガママだって、遠慮してしまっていました。
そりゃ、キレるわ…!笑
(もはや、当時の記憶が曖昧なくらいしんどかった…)
でも、夫くんに対しては、信頼しきってるから「いやじゃー!」っていうパニック状態をさらすことができたんですよね。
で、何を伝えたいんだろう??って、掘り下げることができた。
お陰で、家事分担とか夫くんの長時間労働とか、見て見ぬ振りをしないで真正面から向き合うことができました。
今じゃ、我が家では私の「イライラ!うぎゃー!」が家庭内停滞サインになっております(笑)
だから、何か問題が発生しても見過ごさずに、どーしたらいいか二人で考える。
大体、「私が遠慮してしまう時」って、夫くんが仕事なり、バンドなりで負荷が大きい時だったりするので、「イライラ!うぎゃー!」ってなったら、お互いアクセルゆるめよう、デートして二人の時間を確保しようみたいな感じになるんですよね。
最近は、私のイライラもすぐにケロっとおさまるので、夫婦揃って受け入れちゃっている感じ。
で、一歩進んで外でもその片鱗を見せてもいいのかな〜と思ったりしています。
だから、「やりたくない」、「できない」ってことをちょっとずつ人に伝えられるように練習中〜。
外では、言いたいことがあっても、反応が怖くて言えなかったんですよ。
最近は、やんわりと伝えるようにしています。
と、田房さんもおっしゃっていました。
たぶん、世間とか常識とか色々ごちゃごちゃ言っているもの(田房さんのおっしゃる世の中のA面)への遠慮がなくなってきたのかなぁ。
それを突っぱねるだけの自分自身の核(田房さんのいうボール)が見つかってきたのかも知れません。
*田房さんが「A面、B面」に関して書かれているのはこちら。
*「ボール」に関してはこちらに書かれていました。
結局、「イライラ!うぎゃー!」な自分と向き合うことができるのは自分だけななんですよね。
で、相手の問題まで、抱え込んでイライラしちゃう時は、その問題は切り離して干渉しないようにすることも大切。
「自分の問題」だけにフォーカスして、少しずつ向き合っていくと、物事が動きだす。
でも、無理に「向き合おう」とすると、心が拒否反応をおこしてしまうので、自分の状態を確認しながらやるしかない。
実は産前産後、「イライラして、泣き叫んだりして自分じゃないみたい!」みたいな話を人から聞く度に、「妊娠する前から泣き叫んでいた私は一体…」と、自分の弱さは普通じゃないのか〜と密かに不安になっていました。
でも、産前産後限定とはいえ、イライラ仲間?が増えて、ちょっと「ほっ」としてもいたんですよね。
だから、産前産後は、私にとっての「生きづらさ」が和らいだ時期でもありました。
お陰で、「イライラ!うぎゃー!」な自分に向き合うだけの体力みたいなのが育まれた。
色んな本のワークを本気で実践できたのも、そのお陰だと思います◎
有酸素運動で実際に体力作りもしてましたしね。
そこが、私の「無理のない」タイミングだったんだよなぁ。
そして、そこに付き合ってくれるパートナーがいることで、「キレる自分を変えたい!」って思えたのかも知れません◎
親も「イライラ!うぎゃー!」な私を受け止めてくれていたけど、やっぱり親子ってどうしても縦の関係になってしまって、上から見守られている感が否めない。
夫くんとは横の関係で、対等な相手なので「イライラ!うぎゃー!」ってなることで相手を支配しようとしているのかも…?と、危険信号が生まれたんだろうなぁ。
夫婦という横の関係を築いていくことで、見える世界は本当にたくさんあって面白い!!
ふぅ…!!
田房さんのトークショーに感動して、今まで「イライラ!うぎゃー!」な黒歴史を深掘りしたら長くなってしまいました。
私はとにかく本を読んで、たくさんのことをちょこちょこ試していたので、「どれが効いた!」みたいな特効薬は思い浮かびません。
でも、描き出すことで自分と向き合い、過去に描いたものを読むことで、「自分の変化」に気付けたから、コツコツ積み重ねていくことができた。
田房さんは、色んなセラピーを試したとおっしゃっていましたが、やっぱり「いろいろ訓練をした」っておっしゃっていました。
そして、マンガに描き出すことで、「自分の変化」を多くの方と共有されて、たくさんの人を救っていらっしゃる…!!
お会いしてみて、「やっぱり素敵だなぁ。田房さんの言葉、好きだなぁ。」って感じました◎
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