石島小夏のカラフルノート♪

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時給3,000円は「高い」のか?

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ちゃんと自分で稼ぐことを考えなきゃいけない。

「かわいそうな人を救いたい」という思いが強くても全部ボランティアでやっちゃいけない。

寄付を募るか、どこからかお金を集めてボランティアでやるか、

別に仕事をして、そっちで稼いでボランティアをやるか、どっちかなんです。

生活していくためには、お金が必要ですから。

 

どこかに登録して派遣される場合は時給が下がるけど、それは事務経費がかかるから。

個人事業主の時給の中にはそう言った事務経費が含まれている。

ボランティアでやるってことは、事務経費まで無償で提供するってことになるんです。

 

 

産後ドゥーラ認定試験後、代表理事の宗先生(松が丘助産院)の厳しくも的確なお言葉。

こういった活動を続けてらっしゃった先生だからこそ、「お金を稼ぐ、集めること」の大切さを強く、厳しく、お伝えくださったのだと思います。

信念を貫き通す様が、凛としていて本当に格好良いお姿でした。

 

(余談ですが、産後ドゥーラの試験は選択式と記述式があり、記述式の問題5つは宗先生が全て採点され、半数が試験に落ちてレポートを再提出、再々提出、再々々提出するのですが、レポートも全て宗先生がチェックされるようです。素晴らしき信念!!そして、恐るべき事務経費!笑)

 

「困っている人に手を差し伸べるお仕事」はうっかりボランティアでやりたくなってしまう。

でも本人の生活が成り立たなければ共倒れです。

だから「適正価格」を頂かなければならない。

 

でも、この「適正価格」がお客様から見ると「高く」見えてしまう。

その差を埋めるためには、行政からお金を引っ張ってきて埋めるとか、寄付で埋めるとか、そういう工夫をしていかなくてはならない。

 

病児保育のフローレンスさんだって、産後ケアのマドレボニータさんだって、産後ドゥーラだって「高い」という声はよく聞く。

だから、各々、行政と連携する道を模索したり、寄付を募って「本当にケアが必要な家庭」に無償でサービスを提供する仕組みを模索していらっしゃるんだと思う。

でも、働いている側は決して高い給料ではないんですよね。

(ご参考までに、フローレンスさんに転職して給料下がったという記事がありました!)

 

 

例えば友人が頼んだ産後ドゥーラは、2時間半で7,500円。

一見すると時給3,000円に見えますし、お願いする側からは「高い」気もしますよね。

でも、ご自宅までの往復の時間や前後10分くらい早く着いたり、帰りが遅くなったり、することを考えると自宅から30分圏内だったとしても拘束時間は4時間ほどで、時給換算すると1,875円。

仮に、4時間を毎日2コマ、週5で20日間働いてやっと月収30万円です。

(移動時間もご自宅へ伺うサービスの場合は勤務に必要な時間なので、私の中では労働時間換算してもいいと考えています。クライアント先への移動時間は会社勤務でも労働時間ですよね。)

 

で、1日の実労働は4時間でもメールやり取りしたり、広報活動をしたり、イベントをやったり、経理作業したり、諸々の事務作業時間も加わってくるので実労働時間はもっとありますよね…となると、時給は1,500円にも満たないんじゃないかなぁ。

ご自宅に伺う以上、何かあった時のために保険も払わなくてはいけない…。

 

加えて、「出産はいつ起こるかわからない」&「各家庭に希望時間や曜日がある」ので実際には週5で20日間、フルに埋めることは不可能でしょう。

本気で相手を思ってケアしたいのなら、自分は常に余裕のある存在でいたい。

そう考えると、1日1コマで誠心誠意を込めたい…!!

 

前述の例で、1日1コマを週5で埋めると月収15万円。

これも週5で埋めると危険なので、週4くらいにして緊急対応できるよう余白を待たせると12万円。

決して高収入とは言えません…。

 

こうやって考えると、ベビーシッターを時給1000円でお願いするって、結構、恐ろしいことですね…><。

キッズラインさんの場合は、シッター側からも手数料10%取られるので時給1,000円の場合は手取り時給は900円。

その手数料は決済システムや保険、サイト運営、広告などに使われる事務経費なので、おそらくキッズラインさん自体の利益もそんなに多くないんじゃないかな〜と想像します。

でも、シッター側は顧客とのやり取りや丁寧な報告書作成も自分でされるので、往復時間や報告書作成時間も考えると時給は東京都の最低賃金932円を下回るレベルですね…。

 

 

「時給は自分で設定できるんだけど、“最初は1000円に設定してお客様を捕まえましょう!”って言われるんですよね。でも顧客様がついちゃうと時給を上げにくくなる…」

と、キッズラインでシッター経験がある方がおっしゃっていました。

最初は、「お試し価格」といった表記しておいたら上げやすいのかなぁ…。

 

うーん…、以前、キッズラインで時給1,500円の方(しかも保育園勤務経験ありの保育士資格保持者)にシッターをお願いしたことがある我が家。

娘ちゃんと遊びながら、どんどん部屋を片付けてくださり、家を出た時よりも美しい姿になっていたことに感動しました。

そして、娘ちゃんと向き合ってくださったことが伝わる丁寧な完了報告に、夫くんと二人で「なんとありがたい!!」と無邪気に喜んでいたのです。

 

あれで、前述の通り時給換算したら900円ちょっとかー。。。

なんだか申し訳ない気持ちになってきました。

密室でこどもを預かる責任の重いお仕事なのに><。

 

やっぱり個別サービスには時給3,000円くらいお支払いしなくてはいけないんだなぁ。

自分自身が「消費者」になるときも、「価格」だけではなく、その先の背景を見るように心掛けたいものです。

 

いや、正直、時給3,000円は「高い」と感じてしまいますけどね…。

でも、ベビーシッターの場合は大手企業だとこっそり福利厚生で割引があったりするので、そちらを賢く使うのも手ですね。

福利厚生は企業側は告知してくれないのですが、「探してみると見つかる!」という場合が多いようですので、まだ探したことのない方は見てみてくださいね。

ベネフィットワンやリロクラブなどの福利厚生サービスの中に隠れていたりするようです♪

 

 

一般社団法人ドゥーラ協会 主催、産後ドゥーラ養成講座受講記録はこちら◎

産後ドゥーラ養成講座初日☆ - 石島小夏のおうちごと♪

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