石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

横からそっと寄り添う◎

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産後ドゥーラ養成講座の試験結果が返ってきました!!

無事に合格していて、ホッと一安心。

応援してくださったみなさま、ありがとうございます◎

 

でも、私たちの活動はここからが始まり。

試験後はLINEグループで、各々の回答をシェアして学びを深めます。

試験解答を考察するなんて、学生時代はまったくやらなかったなぁ…。

大人になってからの学びは、「やりたい!!」と感じて、自分で時間もお金も投資しているので熱量が違う!!

 

私は、運良く「合格」していたのですが、他の方の答案を見ていると「あー!!その視点はなかった…。」と感じるものばかり。

実際に訪問した際のケーススタディを記述式で回答していくので、正解も様々なんですよね。

 

そう、子育てに正解はない。

産後のお母さん&赤ちゃんへの接し方にも正解はない。

 

でも、「不正解」にははっきりとした基準があったようです。

それは、指導的・威圧的態度を取らないこと。

そして、こちらから無理のないご提案をすること。

 

産後はホルモンバランスが崩れて、心の粘膜がうすーくなっている時期。

この時にかけられた言葉は20年後まで覚えていると言われているくらい…!!

優しい態度も厳しい態度も倍増して伝わってしまうのです。

 

産後ドゥーラは、知識を持つことは求められているけれど、それを「教えよう」としては絶対にいけない。

「教える」ことは相手を責めることにつながります

産後でなくてもそうだと思うのですが、心が弱っている時に何かを指導されると、「できない自分をどんどん責めてしまう」のです…><。

 

 

この指導的・威圧的態度を取らないで横からそっと寄り添うということを、産後ドゥーラ養成講座では何度も何度も聞かされてきました。

でも、無意識に指導的なことを言ってしまう時もありますよね。

それを今回の試験では徹底的にチェックされて、ちょっとでも指導的・威圧的態度が垣間見えたら減点対象、レポート再提出となっているようです。

 

レポートは再提出、再々提出もあるとお伺いしたので、恐らく指導的・威圧的態度が抜けきり、具体的な提案ができるようになるまでチェックされます。

これは、なかなかすごい学びのシステムですね。

 

こうやって徹底的に「横から寄り添う」姿勢を叩き込んでからじゃないと、安心してお母さんの元へ「産後ドゥーラ」として送り込めないということなのでしょう。

受講生側からすると、厳しい試験ですが、産後のお母さんからすると、「安心してお願いできるのでは?」と感じます。

 

 

そして、こちらから無理のないご提案を。

「人に指示を出す」ってとってもエネルギーがいること。

産後でなくても、夫に指示を出すのが嫌で家事を自分でやる人が多いのは、そっちの方がエネルギーを消耗しないから。

やっぱり家事を人に頼むのが苦手な女性は、まだまだ日本には多い気がします。

(私も、家事ヘルパーさんに指示を出すのは苦手なので、そこは夫に任せております。)

 

産後はいつもより、身体も心も弱っている時期。

だから、「自分から指示を出す」というのも大きな負担になってしまいます。

お母さんが何も考えなくていいよう、でも、遠慮してしまわないよう、選択肢を幾つか持つとか、相手の状態を思いやるとか、そういうことを駆使して無理のないご提案をしていくことが求められる。

 

逆に、「あれやって!」、「これやって!」と厳しくお願いされることもあるかも知れない。

そんな時は、まずは相手のお願いを受け入れ、それから客観的に見て「お母さんに必要な事」をさり気なくご提案していく。

 

ふぅ!!無理のないご提案って、生身の人間相手だと正解はないし、なかなか難しそうですね。。。

きっと、実践の中でも学びを深めていくんだろうなぁ。

 

すでに、同期のLINEグループでは「実際に活動を始めても、経験をシェアしていきましょう!!」という話で盛り上がっています。

こうやってすぐに情報共有できる仕組みは本当にありがたい!!