石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

娘ちゃんと被災地を訪れる

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娘ちゃん2歳7ヶ月。

 

でんしゃ に のって ひこうき のるのー?

おそとは くらいのに えきは あかるいねー

 

結局、一緒に行くことにした熊本旅。

朝早い飛行機なので、寝ている状態でそーっと抱っこして連れて行くつもりが起こしてしまいました…ごめんね、娘ちゃん><。

 

 

「熊本に行く!」と決めた時、悩んだのが地震で大きく被害を受けた地域を訪れるかどうか。

考えた末に、自分の目に焼き付けることにしました。

 

 

 

やっぱり現地に来てもらえたら、嬉しい。

観光もいいけど、被害の爪痕を見て欲しい。

 

 

3月11日の夜、産後ドゥーラ養成講座に釜石から来ている同期が行っていた言葉。

その言葉を聞いて、「行こう」と決断することができました。

 

正直、私にはよくわからなかったのです。

特に何かができるわけでもないのに、ただ「行く」だけに意味があるのか?

ただ見に来るだけなんて、当事者の方々は嫌なんじゃないのか??

 

たぶん、来て欲しい人も欲しくない人もいるんだと思う。

だったら、行かない方がいいんじゃないか…?

 そんなことをぐーるぐると悩んでいました。

 

 

そして、前にも書いた通り、私の3・11は自分のことで精一杯でした。

震災後、毎週のように通った益子町のブルーシートを被った屋根、ところどころ崩れている大谷石の塀、大きな余震でさらに揺らぐ家。

よく知った町の傷付いた姿と母の最期。

今でも昨日のことのように鮮明に思いだします。

 

 

多くの友人・知人がボランティアやそれより長い支援、移住という形で東北や熊本へ足を運んでいました。

「私も!」という想いがあったのに、私はなかなか行動を移せなかった。

それは、たぶん、あの時の益子町よりももっと町が崩れた様子を受け止める自信がなかったから。

 

だから、今回も悩んだのだと思います。

本当のことを言うと、まだちょっと怖いのです。

 

でも、ドゥーラ仲間が押してくれた背中。

そして、その地を案内してくれる産後ドゥーラ熊本チームの方々がいる。

さらには、腕の中には娘ちゃん。

 

 

うん、なんだか心強い。

きっと、いまなら向き合える気がします。