「生きているからダメ」なのかなぁ??
春…!!(と言うより、初夏?)
道端に緑が生い茂る季節。
ダメ、取っちゃ!タンポポだって生きてるんだから。
木だって生きてるんだから、遊ばないの。
そんなお母さんたちの声が聞こえてくることがあります。
とにかく早く帰りたかったり、乗らなきゃいけない電車があったり、
寝不足だったり、そんな時は、自分でも言っているのかも知れない。
でも、なんで「生きているからダメ」なんだろう?
鶏肉だってほうれん草だって生きているけど、「食べる」ためなら殺してもいいのかなぁ。
お花屋さんに売っているお花だって生きていたのに、それを「愛でる」ために「買う」のはいいのかなぁ。
ティッシュペーパーだって木から出来ていて、それを「使う」ために「買う」のはいいのかなぁ。
でも、お花やティッシュを「買う」のがアリなら、タンポポを「愛でる」ために摘んではいけないのだろうか??
落ちてた木を「遊ぶ」ために「折る」のはいけないのだろうか?
ふと、そんなことを考えました。
あー、アリやダンゴムシを「観察」するために捕まえて死んじゃうのは仕方ないとしても、潰して殺して楽しむのは生理的に嫌だなぁ…
同じ「生き物の死」でも感じ方は違うんだなぁ〜不思議。
「生きていたもの」を食べて生きている私たち。
カバンだって、テーブルだって、洋服だって「生きていたもの」から出来ている。
「生きていたもの」を消費するのに、「生きているもの」を自分の手で使うのはダメなのだろうか??
私は、「生きているもの」を自分の手で使う人に憧れる。
だから、「生きているもの」を自分の手で使おうとするる娘ちゃんの手を止めずにそのまま活かしてあげたい。
そーんな話を夫くんにしたら、
道端のタンポポひとつでよくそこまで思考が広がるねー
と、感心されました。
毎日、こんなこと考えているわけじゃないですけどね。
いろんなことに思いを馳せるのも、たまには楽しいですよ◎