石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

“関心”は人を育む♪

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娘ちゃん2歳9ヶ月。

 

たいへんー!

あした ほいくえんに ごほん おかえししないとー!!

じゃぶじゃぶ おふろ の ごほん と みんな いっしょ の ごほんだよー

ほいくえんの かばん に いれておかないとねぇ

おにかいに あるから とりに いこっか

 

我が家で一番、マネジメントができるのは間違いなくあなたですね…苦笑

父も母もすっかり本の返却が頭から抜け落ちていましたよ。。。

 

 

さてさて、そんな娘ちゃんに支えられ、昨日はパナホームさん渋谷展示場にてワークショップ「〇〇家作戦会議!!〇◯家の日常業務…!」を開催しました♪♪

 

その前にこちらの写真をご紹介させてください!!

 

 

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なんと、ご参加くださったご家族が前回作成したビジョンを、夫さんの書斎に飾ってくださっているそうです。

額縁はご自身で塗られたとのこと…!!

これはとーっても嬉しいです、感動して涙が出てきそう><。

 

前回のワークショップの模様はこちら。

ohuchigoto.hatenablog.com

 

 

今回の講座では前回書き出したビジョンをもとに「〇〇家の日々の業務」について考えていきました!!

まさに「チーム〇〇家」の作戦会議です♪

 

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まずは、前回のおさらいをしつつチームに大切なことを確認。

土台となるビジョンを共有したので、今回は軸となるマネジネントに必要な「情報共有」と「役割分担」について考えていきます。

 

この両方に大切な根っことなるのが「相手に“関心”を持つこと」。

人は自分に関心を向けてくれる人が好き。

そして、好きな人からの情報は素直に入ってくる。

 

情報共有に不可欠なのは仕組みではなくて(仕組みも大切ですが!!)、まず相手に“関心”を持つこと。

 

仕組みはあくまで“関心”を補って情報共有の精度を高めるためにある。

だから、いくら仕組みを整えても、“関心”が抜け落ちていると情報は入ってこなかったりするのです…悲しい。。。

 

 

そして、役割分担に欠かせないのは、「相手の特性を知ること」。

 

特性というのは、

 

わくわくすること♪&わくわくしないこと

できる(成果が出る)こと♪&できない(成果が出ない)こと

相手の気分&体調&体力

 

あたりかなーと私は考えています。

 

これがわかれば、適材適所の役割分担ができるし、相手が「楽しい!!」と思うことと家事・育児など自分が頼みたいことを組み合わせて、お互いが心地よくなる方法を模索することができる。

で、こちらも相手に関心を持たないと知るのは難しいですよね。

 

 

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2016年の2月にGoogleさんが「プロジェクト・アリストテレス(Project Aristotle)」の中でチームの生産性向上に不可欠なのは「心理的な安心感」だと発表したそうです。

(記事はこちら)

https://www.nytimes.com/2016/02/28/magazine/what-google-learned-from-its-quest-to-build-the-perfect-team.html?_r=0

 

 

この「心理的な安心感」を高めるためにも、お互いが情報収集ではなく、関心=純粋な興味を抱くことが大切なのかなーと思っています。

関心から「共通項」を見出すと、どんどん仲良くなっていきますよね。

 

ただ、この「人への関心」は天然で湧き上がるタイプの人(私みたいに人間観察オタクw)もいれば、そうでない人もいる。

だから、私が接客業生活10年間をかけて培ってきた「関心を引き出すコツ」もご紹介しました。

やっぱり好きな人にしか物は売れません!!笑

(これはちょっと言い過ぎですが、リピーターになってくださるお客様に苦手な方はいませんでした。)

 

 

で、お互いに「関心」を抱くのは大切なのですが、気付くものと気付かないものは人それぞれ。

だから、完璧な情報共有なんて多分ないのです。

 

そう、「察して」って存在しないんですよね。

 

他力本願はいけません。。。(自戒を込めて><。)

いや、私も何度、「なんで気付かないのー!うぎゃー!!」と喧嘩したことか…というか、頻度は減ったものの今も「うぎゃー」ってなってますよ。。。苦笑

 

 

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お互いの興味が重なる範囲で、無理せず「関心」を抱いていくことが大切だと思っています。

相手を「思い通り」にするためではなく、「自由にするため」に関心を持ちたい!!

 

人間、不思議と相手の意図に勘づくもので、「思い通り」にしようとすると逃げていく。。。

でも、「自由にするため」など、相手を思いやって接すると心を開いてくれるんですよね。

もちろん、タイミングや相性によってうまくいかないこともありますが、基本的にはこの原則が通用すると私は信じています。

 

 

夫婦の日常業務のお話は、やっぱり不満をぶつけてしまいがち。

だから、「お互いが関心を持つこと」の大切さを私なりにまとめてお伝えしてみました。

そして、場が温まった?ところで、本日のメイン!!

 

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家族、各々に2枚ずつスケジュールシートをお渡しし、「理想」と「現実」を書き出して共有して頂きました。

家族時間と自分時間は「わくわく♪」したり「安心」したりするものを、

育児時間&勤務時間には「しんどい時もある」ものを入れて頂きました。

 

例えば、こどもとの食事は「幸せな時間」だと思えば家族時間、「毎日食事をさせるのが大変!!」と思えば育児時間。

この辺りは、ご自身のお気持ちや得手不得手、お子さんの月齢や家族構成によって変わってくると思うので、こちらで明確な定義はあえてしませんでした。

勤務時間に関しても、仕事は自分時間!!と捉えている方もそうでない方もいらっしゃいますしね。

 

 

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自分自身の「理想」と「現実」、家族が考えている「理想」と「現実」。

書き終えたものをシェアしてみると、皆さん、いろんなことを感じてくださったようです。

 

自分の1週間を色塗りしている時に、子供との接する時間を育児の時間としてではなく、家族と過ごす団らんの時間と自然に捉えていることに気付きました。
頑張るものではなくて楽しむもの!というそもそも論が大切なことだと改めて実感しました。

 

(30代 男性 会社員)

 

 

冷静にお互いの考えを共有できる機会を作ってこなかったから、ワークショップは本当にありがたいチャンスです。

理想と現実のスケジュールは気づきが沢山ありました。


あの場でも話したけど、やっぱり仕事の時間って、家事育児してる身からすると、限りなく自由な時間に近いんだな、って。
ある程度の納期とか、すり合わせる相手とかいるけど、相手は大人だし、話通じるし、理性もきくし。

なによりも、やらねばならない≒やり遂げたいことができるって、すごいことだよなぁって。

 

(40代 女性 会社員)

 

「育児時間」ではなく家族時間だと捉えている自分に気付いた。

「仕事の時間」は自由な時間に近いんだなって気付いた。

「理想」と「現実」がかけ離れてなかったという声も出てきました。

 

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問題点が見えてきた!という声も。

前回に引き続き、小学6年生の息子さんも参加してくださり、「親子理解」の場ともなったようです。

 

 

家庭の問題点がすごく見えて、解決しなければいけないと思ったので、とてもよかった。

 

(40代 男性 自営業)

 

 

理想と現実のスケジュールは、問題点が見えてとても良かったです。

夫の本音にムカッとしたこと多々、笑、ありましたが、やはり、同じご夫婦や講師のこなっちゃんがいるから冷静客観視できるから、よかったです。

うちの場合、絶対2人でワークしたら、ケンカになり、険悪になると思います。

お互い、大人気ないので、だめそう。􀔃􀄼汗􏿿

 

長男がなんやかんやいって参加できたのもよかったです。

思春期の考え思ってることがわかりコミュニケーションになるので、親子理解にもなり良かったです。

 

(40代 女性 自営業)

 

問題が見えないと、解決しようとしてもできませんもんね。

前回描いたビジョンを達成するためには、一番大きな障壁は何なのか?

時間を書き出すことで見えてくるものもあります。

 

そして、お互いが心地よく過ごしていくための家事育児シェア。

こちらは株式会社バリュークリエイトの三冨さんが考案された「わくわく」と「できる」の二軸マッピングをご紹介しました。

 

 

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次回のパナホームさん渋谷展示場でのワークショップ(6/18(日)父の日!!)「では、こちらをベースにお互いが

 

わくわくすること♪&わくわくしないこと

できる(成果が出る)こと♪&できない(成果が出ない)こと

 

を、家事に限らず書き出していき、家事の中にある「わくわく」と「できる」を引き出していくワークショップを企画しています◎

やっぱり、「わくわく!!」とか「うきうき♪」とか、そういう楽しい気持ちで臨まないと、どこかで「責め」の姿勢が出てきてしまう気がするのです。

グーグルさんがおっしゃるように「心理的な安定感」を育みながら、生産性を上げていく方法を一緒に模索していけたら…と考えています。

 

 

 

過去のワークショップの様子はこちらもどうぞ↓↓

 

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