虫も馬も人も同じ◎
虫と人の間に線を引く人は
いつか人と人との間にも線を引く
昨日の午前中は釜石の子育て支援団体「かまめっちょの会」主催の“虫探しお散歩会”に参加させて頂きました。
絵本作家の澤口たまみさんのお話がとっても心に響きました。
お散歩の始まりの頃、どこにでもいるワラジ虫(丸くならないダンゴムシ)を見つけた、たまみさん。
みてーお腹に卵を抱えいるわ〜
あら、今私の刺激で産まれてきちゃった!!
なんと目の前で小さなワラジ虫がちょこちょこちょこっと出てくる様を見ることができました。
ふだん、ダンゴ虫やワラジ虫のお腹の中なんて注目したことなかったなぁ。
どこにでもいるような虫たちがたまみさんの手の中では小さな物語を繰り広げます。
まーいいのみつけたわねぇ。
綺麗な模様!!
どんなに小さな虫でも、いつもは見過ごしてしまいそうな子たちでも、たまみさんにかかると光が当たる。
これはシデムシね。
動物の死体を片付けてくれる虫なの。
死体を食べるなんて生きている意味がないって思いますか?
この子たちがいなかったら、世界はもっと死体で溢れているわ。
とっても大切な存在よ。
なんとシデムシは死体を食べるために、抗菌作用のある匂いを出すそうです。
この匂いの研究から、新しい抗菌作用が生まれるかも知れない。
虫はとっても奥が深くて、私たちの生活と密接な関わりを持っている。
そんなお話をしてくださるたまみさんからは、「虫たちが可愛くてたまらない!!」と言った気持ちが溢れ出ていて、とーっても魅力的。
「虫だから嫌いになっていい」 と簡単に嫌いになってしまう人は、「この人だから嫌い」と簡単に人を嫌いになれてしまう。
でも小さな虫の中にも様々なストーリーがある。
そういった身近な自然の個性を受け止めていくことで、人の個性も受け止められる人間に育っていく。
身近な虫の中の小さな物語にたくさん触れる。
日々の生活で、虫に出会うのが楽しみになる。
娘ちゃんと共にそんな時間を過ごすことができました。
そして、午後は娘ちゃんの旅の目的を果たします。
昨日の宿でもあった三陸駒舎さんでのホースセラピー。
単なる乗馬ではなく、お馬さんと関わることで、自己を育んでいく時間。
まずはお馬さんのご飯を調達。
指が食べられないようにグーかパーの手であげます。
次は、ブラッシング。
お馬さんと触れ合うことでお互い愛情ホルモンでもあるオキシトシンが分泌されるそうです。
このオキシトシン、もちろん人間同士の触れ合いでも出てきますよー!!
頭を「よしよし」してもらうのが大人でも子どもでも心地良いのはその効果です♪
ミラーニューロンと言うのがあって、
馬は優しくされると、そのまま相手にも優しさを返します。
冷たくされると、相手にも冷たくなる。
ふむふむ。
これも人間同士でも一緒ですよね。
最後にお馬さんをお散歩。
そして、乗馬。
今回は、一人で乗らせて頂きました。
むすめちゃん、おねえさんに なったからね
もうひとりで のれるんだよー
前回、熊本で乗馬体験をした時は、抱っこ紐から出てこなかった娘ちゃん。
あれから3カ月でとっても成長しました。
餌をあげて、ブタッシングして、お散歩して、と徐々にお馬さんに近づいて行ったので、怖くなかったのかも知れません◎
でも折角なので、私も乗馬させて頂いて、最後は娘ちゃんと二人乗りも体験!!
ひとりでも二人でもお馬さんは優しく受け止めてくださいました。
虫さんやお馬さんを通して、自然や人との対話を改めて感じた1日でした。
今日はいよいよワークショップ!!
人と人との対話のきっかけが生まれるといいなぁ♪