【小夏の生い立ち】第2話 涙を堪えて村社会デビュー☆(4-6歳)
泣いたって治らないんだから、泣くんじゃない!!
父の怒鳴り声に必死で涙を堪えました。
石島小夏4歳の時のこと。
自然豊かな栃木県益子町。
時には庭でハチに追いかけられることも…。
「逃げなきゃ!!」と必死で玄関に駆け込んだ私は、
ずってーん!!
玄関の段差(腰掛けられる高さ)の角に思いっ切り頭をぶつけたのです。
運良く目は免れましたが、左目のすぐはじに今でも縫い跡が残っています。
もちろん流血騒ぎ。。。
痛いし、びっっくりするし、4歳児小夏はうゎぁーん!!と泣き叫んだわけなのです。
いや、そりゃそうですよね。
何針も縫ったので、4歳児じゃなくても泣くレベルですよ。。。
ところが、
泣いたって治らないんだから、泣くんじゃない!!
と、父に怒鳴られて、必死で涙を堪えたのです。
痛いよりも何より、父の方が怖かった!!
この言葉は本当に毒にも薬にもなりました。
くよくよ落ち込んでいても、次の行動をとにかく考える!!
という癖がついたのはこの言葉のお陰でしょう。
悲観してもしょうがないから、次の行動へ、という楽観主義が育まれました。
一方で、泣くことが「悪い事だ」、「ダメな事だ」と思い込んでしまったのは子ども心にとても酷な事。
泣きたくなる自分を責める癖も生まれました。
もうね、この自分を責める癖というのが厄介で、どれだけ苦しんだことか…。
そんな大事件から数ヶ月後、私は幼稚園へ通う事になります。
ここで、はじめて地元(昔から益子に住んでいる家)のお子さんたちと出会うのです。
そして、はじめての集団行動に戸惑います。
なぜか記憶に残っているのが“このゆびとまれ”。
人気のキャラクターのグッズを持っている子が「これ買ってきて欲しい人、このゆびとまれ〜」と仲間を集う遊びが流行っていたのですが、これが私にとっては意味不明でした。
だって、実際に買ってくる事は絶対に無いのです。
でも、みんな楽しそうにやっている。
だから、とりあえず自分も加わってみるものの、何の意味があるのかよく分からない。
なんだかうまく馴染め切れていないような気がしていた頃、幼稚園バスの中で上級生にいじめられます。
3人がけの座席で私以外の二人は一つ上の学年。
今思うと、二人は単にじゃれて私を可愛がろうとしてくれていたのかも知れません。
でも、当時の私が萎縮して、いじめられているように感じてしまったので、うまく仲良くなれなかったのです。
通路側に座っていた私は二人にギュギュウと端に押しやられる毎日。
帰りのバスの中では、うまく描けて「おかあさんに みせよう!」と思っていたお姫様の絵をくしゃくしゃに丸められて隠される。
諦めてバスを降りようとすると、「え?本当にいいの」とキョトンとしていたので、彼らにもそこまで悪気はなかったのだと今では感じています。
が、4歳児小夏的には大きな洗礼でした。
幼稚園に行きたくない…!
と、登園拒否を始めたのです。
母曰く、「バスが嫌なら車で送り迎えするわよ」と言われていたようですが、それは拒否したようです。
一人だけ車で行くなんて冗談じゃない!!
みんなと違う行動をしたら、みんなに何を言われるかわからない…。
そんな気持ちを微かに覚えています。
「みんなと一緒」が是とされる村社会の空気をなんとなく感じていたのでしょう。
村社会と表現しましたが、田舎というよりも集団行動・縦社会の空気ですね。
だから、年長になって上の子が卒業し、“みんなと同じ”バスで登園できるようになってからもう一度、幼稚園に通い始めました。
長い間休んで気持ちを整理できたからか?年長さんの時はほぼ皆勤賞で幼稚園に通いました。
「このゆびとまれ〜」みたいなよく分からない遊びも年長さんになると無くなって、周りの子も本当の話をし始めたのも大きかったのかも知れません。
どうも小さい頃から、矛盾が苦手なこどもだったようです。
こちらもこじらせて、自分の中の矛盾を許せずにこの後、苦労するんですけどね。。。
そんな話はもう少し大人になってから◎
そうそう、父の言葉が毒にも薬にもなっているので、私は娘への接し方にあまり悩みません。
精一杯の愛情を持って真剣にその時、伝えたいこと(私が薬だと信じていること)を伝える。
私にできることはそれだけなのです。
これはクライアントさんと接する時も同じかも知れません。
【年末年始ブログ特集“小夏の生い立ち”全11話】
明日は第3話を公開予定です。
第1話 陶芸の町で育まれた長女気質 (0-3歳)
第2話 涙を堪えて村社会デビュー☆(4-6歳)←★今日ここ★
第3話 集団社会と保健室(7-9歳)
第4話 ロン毛の父が嫌だった!!(10-12歳)
第5話 アートな幼馴染達と自分を比べて…(13-15歳)
第6話 強く!聡く!美(うるわ)しく!一匹狼女の群れの中で♪(16-18歳)
第7話 好奇心旺盛で寂しがり屋の小娘、家を出る(19-21歳)
第8話 メラメラと青い炎が燃えている…!(22歳-24歳)
第9話 ザ・パートナーシップへの道(25歳-27歳)
第10話 人生に必要なことはみんなお店が教えてくれた(28-30歳)
第11話 私のカラフル魂を娘が呼び覚した!(31-33歳)
*タイトルは予告なく変更する場合がございます。
年明け最初のカラフルノート講座は書き初めです♪
石島小夏と2017年を振り返り、カラフルな2018年を描いてみませんか?
1/21(日)10:00-12:00
詳細はこちら→石島小夏のグループコンサルティング on Strikingly
個人セッション・ペアセッションは
12月中は期間限定モニター価格♪
こちらのフォームからお申し込みください。
http://conatwo-session.strikingly.com/