石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

【小夏の生い立ち】第6話 強く!聡く!美(うるわ)しく!一匹狼女の群れの中で♪(16-18歳)*後編*

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うちのクラスは一匹狼の群れだったと思うんだよね。

 

高校2-3年のクラスを振り返り、クラスメイトの一人が「一匹狼の群れ」と称していました。

 

何にでも一生懸命で直向きで小学生のようなクラス。

授業中、先生の質問に向かってみんなどんどん手を挙げる。

失敗なんて気にしない。

あまりに授業が活発過ぎて、騒がしいと言われてしまうくらい(笑)

 

成績上位者が集まっているクラスなのに体育大会も手を抜かない!

校庭で体育をやっている声がうるさすぎると苦情が入ったこともあるようです。

 

人を見た目や趣味嗜好で判断する人はいない、とても居心地の良いクラスでした。

スカートが長い子も短い子も、落語マニアも歴史マニアもジャニーズオタクも腐女子も放課後メイク族も…各々、我が道を行く感じ。

お弁当を食べるグループのようなものはありつつも、席替えの度に近くの席になった同士が仲良くなって放課後一緒に遊びに行ってしまう。

 

いわゆるスクールカーストとか派閥のようなものが無い。

そして、自習室では決して群れない…!!

自習は自分のペースでやりたい人が多かったのですね。

 

このクラスで私は、嘘いつわりの無い素のままの自分になることができました。

学校生活で初めて、心の底から安心して息をすることができた。

 

 

今、振り返るとクラスメイト41人ほぼ全員が「目立つ」気質を持つ人の集まりだったのですよね。

高校生になるまでに出る杭打たれた経験を持つ人も多かった。

だからこそ、他者を尊重する、受け入れる優しさを持つ、そんな人が集っていました。

 

逆に、トップダウン組織のリーダータイプの人には居心地が悪かったかも知れません。

一人に人気が集中することは無かったので、常に特定の一人を中心にまとまる、ということはあまりありませんでした。

体育大会はAさんとBさんとCさん、合唱コンクールはDさんとEさんとFさん、のような感じで、その場に合わせてリーダー(しかも複数)が変わっていく。

そんなアメーバのようなクラスでした。

 

真面目で一生懸命な人たちの集まりだったので、受験勉強も頑張る…!

医学部〜芸大まで様々でしたが、「好きなこと」を追求して大学や学部を選んでいる人がとても多かったです。

逆に、「やりたいことを決めろと担任に指導された…」と悩んでしまう子もいました。

 

 

担任の先生はちゃんと話を聞いてくださるタイプだったので、しっかり抗議(笑)

 

先生は高3の時にやりたいこと決まっていたんですか?

なんで先生になったんですか?

うちのクラスは確かに「やりたいこと」や「好きなこと」がハッキリしている人が多い。

でも、高校生で「やりたいこと」が決まっているなんて普通じゃないと思います。

「決まっていない」方が自然じゃないですか?

でも、「決まっていない」が少数派だと、自分が悪いって思ってしまう。

先生まで「やりたいこと決めろ」なんて言って、焦らせないでください。

 

容赦なくズバズバと切り込む私。

話をしっかりと聞いてくださった先生、ありがとうございます。

先生にぶちまけたくなるくらい、どうやら私も受験の空気に飲まれていたようです。

 

 

受験期は、なぜか色んな人の悩みを聞きました。

英語と地理は大好き!!だけど、それ以外は気が向いた時にしか勉強してなくて、点数や順位にムラっ気のあるタイプだった私。

波はありつつも基本はのらりくらり…だったので、弱音を吐きやすかったのでしょうね。

 

自分の弱音を聞いて相手が落ち込んでしまうかも知れない…と、相手のことまで考えてしまう優しい人達が多いクラスだったのです、繊細…!!

一生懸命な分、模試の結果に一喜一憂したり、落ち込んでしまったり、自分を責めてしまっている子も多かった。

 

 

あの、受験の重苦しい空気、苦手でした。

どっっから生まれるんでしょうねー。。。

別に失敗しても死ぬわけじゃないのに、ちょっと煽られ過ぎというか。。。

そして、ピリピリすると、人を受け止める力も弱まったりするのだな…と感じました。

 

もともとは仲が良く、優しい人達でも、負荷が高まると相手を責めたり、イライラしたり、してしまう。

人の選択に嫉妬して、悪く言ったり…そういうのが苦手でした。

受験というシステムに巻き込まれて負の感情が生まれるなんて、なんか嫌だなーと当時は漠然と考えていたのです。

しかも、みんな一生懸命だからこそ、思い悩む。。。

 

 

今なら41人の受験生を面倒見る先生の心も思いやれるのですが。。。

まだまだ女子高生小夏は、先生=型にはめようとしてくる悪者(が多い)という意識。

「やりたいこと決めろ」なんて言って責めるのは違う!!と、言いたくなってしまったのですね。

 

でも、この先生は、ちゃんと一人一人と向き合おうとしてくれていました。

否、うちのクラスの一匹狼女たちが強過ぎて、型にはまらない頑張り屋さんで、一人一人と向き合わざる得なかったのかも知れません(笑)

歪んだ見方をすれば、みんな成績は良かったので、型にはめる必要も抑えつける必要もなかったとも言えます。

でも、先生が柔軟に対応してくださったから、小娘たちは伸び伸びと学校生活を送ることができました。

 

 

実は、この先生に頂いた言葉はこの後の人生を強く後押ししてくれる事になります。

 

滑り止めに受験した私立大学の他の受験生の空気感が肌に合わない。

しかも英語の問題が3問もいろんな問題集で何度も使われている長文だったという手抜き感…!(英語好きとしては許せなかった…。)

どうもしっくりこなかった私は「入学金を払わない」と言い出します。

つまり、滑り止めがなくなる…!!

 

大学落ちたら、バイトしてお金貯めて海外放浪の旅に出るからいいんです。

 

と、言い出す私に先生は、

 

他の生徒だったら止めるけど、海外放浪の旅に出ても石島なら大丈夫だ。

 

と、素直に受け止めてくださったのです。

 

 

これは、とーっても嬉しかったです。

学校の成績とか関係なく、私のそのものが持つ力を信じて貰えた。

そんな気持ちになりました。

 

そのまま海外放浪の旅に出たら、きっと私の人生は180度変わっていたことでしょう♪

結局、国立も本命私立も無事に合格し、大学進学という普通の道を歩むことになりました。

実は、先生は“国立の前期か後期どちらかは石島なら確実に受かる”と確信していたから、「石島なら大丈夫だ」と言ってくださったそうです。(後日談)

 

ただ、この先生の言葉があったから、その後の進路選択で王道を外れても「石島小夏なら大丈夫」と、えいや!!と、心を決められるようになりました。

さて、とんとん拍子に大学まで進んだ進路ですが、その後は大きく揺れ動く事になります。

 

【年末年始ブログ特集“小夏の生い立ち”全11話】

明日は第7話を公開予定です。

 第1話 陶芸の町で育まれた長女気質 (0-3歳)
第2話 涙を堪えて村社会デビュー☆(4-6歳)
第3話 集団社会と保健室(7-9歳)
第4話 ロン毛の父が嫌だった!!(10-12歳)
第5話 アートな幼馴染達と自分を比べて…(13-15歳)
第6話 強く!聡く!美(うるわ)しく!一匹狼女の群れの中で♪(16-18歳)*前編*

 第6話 強く!聡く!美(うるわ)しく!一匹狼女の群れの中で♪(16-18歳)*後編* ←★今日ここ★

第7話 好奇心旺盛で寂しがり屋の小娘、家を出る(19-22歳)
第8話 メラメラと青い炎が燃えている…!(23歳-25歳)
第9話 ザ・パートナーシップへの道(26歳-28歳)
第10話 人生に必要なことはみんなお店が教えてくれた(29-30歳)
第11話 私のカラフル魂を娘が呼び覚した!(31-33歳)
 

*タイトルは予告なく変更する場合がございます。

 

年明け最初のカラフルノート講座は書き初めです♪

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