【小夏とノートと人間関係】人生を変えた!?ポストイット&カラーペンとの出会い
高校生になったら、やりたいことを全部やる!!
そう決めていた私。
1年生の夏休みに国際交流キャンプへ出掛けます。
今まで住んでいた世界を飛び出して、外の世界の人々に出会った瞬間でした。
そこで出会ったのがワークショップ。
そして、ポストイットとプロッキー!!
今でこそ、マッキーにも裏写りしない水性マーカーが出ていますが、当時はWS(裏写りしないペン)といえばプロッキーでした。
日本全国、そして海外から集まった15-20歳の若者たちが10日間を共にする宿泊型プログラム。
平和や環境について、ワークショップを交えながら対話を重ねます。
そこで、活躍していたのがポストイット、プロッキー、そして大きな白い紙でした。
各々の想いをポストイットにどんどん書いていく。
近い考えはまとめて、遠い考えは離して、紙の上でどんどん意見をまとめていく。
ポストイットの周りに絵を描いたり、図を描いたりして、よりわかりやすく表現する。
言葉だけの議論より、自分の意図をすーっと伝えることができる。
相手の想いも、しっかりと聞く土壌ができる。
お陰で、今までの学校生活では抑えがちだった自分の意見をはっきり言うことができました。
当時の私は、自分の意見を言うことが怖かったのです。
中学入学当初、「女の癖に手なんか挙げてんじゃねーよ」と言われた私。
中学1年生の時、友人とうまく意思疎通を取れなくなっていた私。
昨日書いたように、自分を偽ることは辞めよう!!と、素直に生きるようになった後でも、「自分の意見を言うこと」はとても怖かった。
また、周りとの間に亀裂が生まれてしまうのでは…?
相手の意見と違うことを口にしたら、相手が傷付くのでは…?
中学生小夏にとって、「みんな違ってみんないい」は、まだまだ絵空事でした。
違う意見を言われたら、自分が認められていないような気がして苦しかった。
だから、逆に相手と違う意見を言ったら、その人を傷付けてしまうような気がしていたのです。
でも、キャンプの場では異なった意見が、対等に扱われていた。
どちらが良い、悪いではなく、「その人はそういう考えだ」ということを受け止める感じ。
そういう土壌をスタッフの方も気を配って作ってくれていた。
とにかく自由に発言できる場がそこにありました。
本音を素直にさらけ出せる場。
自分のままで居られる場所の存在にとても感動したのです。
そして、それを生み出しているポストイット、カラーペン、白い大きな紙。
なぜか無性にその子たちに惹かれました。
当時は、うまく言葉にできませんでしたが、今ならその理由がはっきりとわかります。
描き出して表現することで、参加者へ発言の場が対等に与えられていたのです。
話すことが苦手でも、英語が苦手でも、とにかく文字や絵に描いて説明することはできる。
だから参加者、一人一人が自由に本音を伝え合う場が生まれていた。
キャンプに参加した時に、感動したことがもう一つあります。
自分と同世代の高校生がスタッフとしてキャンプを作る側にいたこと。
私もこう言った場を作る一人になりたい…!
高校一年生の春休みから、私はスタッフの一員になっていました。
ここから、私の東京ー栃木行ったり来たり生活が始まったのです。
(そう考えると、行ったり来たり生活も早18年…!!笑)
スタッフになって、気付いたことがあります。
本音を素直にさらけ出せる場が生まれていたのは「描き出して表現する」ことだけが、理由ではないということ。
ディスカッション時にグループに入るファシリテーターという存在がいたのです。
このファシリテーターがきちんと、意見を拾ってくれていた。
だから、前向きに対話できる場があった。
描き出して表現すること
当時、私がいた団体は大学生が中心となって運営していた組織。
でも、ファシリテーターの存在をきちんと重要視して、外部の講師などから学んでいました。
高校生小夏は全てを実践できるわけもなく、涙することも多々ありましたが、私の中にこの経験は、しっかり積もり重なっている。
今の仕事の礎は間違いなく高校時代のキャンプで築いたもの。
人生とは、振り返ってみるとつながっているのですね。
GWブログ特集『小夏とノートと人間関係と…!』
第1話 交換ノートで乗り切った思春期
第2話 人生を変えた!?ポストイット&カラーペンとの出会い←★今日ここ★
第3話 マインドマップとロジックツリーで親子を紐解く…!?
第4話 家庭内ワークショップで培った夫婦関係♪
第5話 “整理するノート”から“表現するノート”へ
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