石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

娘との話し合いにうっかりコーチングの魔法を使っていた話

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「流石だね!!

どんな魔法を使ったのー?」

 

娘の本音を引き出したら、夫に驚かれました。

「本音を引き出す」というのは、私の仕事の一部でもありますからね(笑)

無意識とはいえ、娘ちゃんにもうっかりコーチング&コンサルティングしていたのでしょう。

 

 

娘ちゃん4歳2ヶ月。

最近、「スイミング教室を辞める」と言い出しました。

 

我が家では、基本、彼女の意志を尊重する放牧育児をしております。

だから、「今日はスイミングをお休みしたい」という日には、無理強いしません。

もし、本当に「スイミングを辞めたい」のなら、それはそれで良いのです◎

 

でも、それが彼女の本心なのか?

なぜ、辞めたいという気持ちになったのか?は、確認してみたい。

 

大人でもこどもでも、口から出た発言が本心とは限りません。

実際、「キャリアについて悩んでいます」というクライアントさんが実は“家族のこと”に悩んでいたり、“自分のネガティブ思考”に悩んでいたり、悩みなんて“なかった”り…!!

自分の本心に、自分でたどり着くのはとても大変な作業なのです。

 

そんなこんなで、娘ちゃんの本心はどこなのかなー?

と、まずはお話をしてみることにしました。

 

むすめちゃんだけ (おともだちと)ちがう グループに はいったのが いやだったのー。

 

最初は、こんな理由で「お休みしたい」と言っていた娘ちゃん。

どうやら、保育園のお友達より早く昇級?(スイミングは夫担当なので私は詳しい仕組みがわからず)してしまったのが寂しい模様。

 

そっかぁ。

じゃぁ、コーチにみんなと同じグループに入れるように聞いてみようか?

もしくは、お休みしている間にみんなも同じグループになるかもよ?

 

そう、提案してみると、

 

プールがいやなのー。

おはなに おみずが はいるのがいやー。

 

と、今後はスイミングそのものを否定。

 

 

ふむふむ。

 

OK!!

じゃぁ、本当に辞める??

もし今のお教室が嫌なら、他のプールに行ってみる?

 

と、他の選択肢を出してみる。

 

すると、

 

うん、ほかのプール いくー!!

 

 

どうやら、スイミングそのものは嫌じゃ無いようです。

 

そっかぁ。

他のお教室ならプールに入るのは嫌じゃ無いんだね。

今のお教室は、何が嫌なのかなぁ?

 

と、もう一度、質問。

 

やっぱり、ほかの プールいかない。

はなに おみずが はいるから スイミング は もういやなのー。

 

 

うーん、わからない…。

他のプールという新しさに一瞬惹かれけど、やっぱりスイミングは嫌なのか?

それとも今のお教室に通うのが嫌な理由を言いたく無いのか??

 

わからない時は、一旦保留!!

この時は、数日置いて気が変わるのか待つことにしました。

 

数日後…。

毎晩、お風呂でゴーグルをつけて潜ったり、浮いたり、プール遊びをしている娘ちゃん。

日々のことなので、その姿をあまり気に留めていませんでした。

 

でも、ふと気付いたのです。

 

あれ??

お風呂でも前に「鼻に水が入ったー!」って言って泣いていたよなぁ。

それでも、潜ったりするのは止めないんだ。

つまり、スイミングそのものは嫌いじゃないのだな。

 

 

そこで、お風呂の中で娘ちゃんと、ゆっくり話してみることにしました。

最初は、前回と同じ内容を繰り返していた娘ちゃん。

 

そっかぁ、お友達と別のグループになったのが嫌だったんだね。

それは、どんな気持ちだったの?

みんなより、先に上手にできたのが、何か嫌だったの?

 

もしかしたら、自分が目立つような気がして嫌だったのかな?

と、ちょっとカマをかけてみました。

 

すると、

 

ちがうの!!

ほんとうは プールに つくのが ギリギリ なのがいやなの。

 

おぉ、新しい視点!!が出てきましたよー。

 

そっかぁ、ギリギリでお友達と一緒にお着替えとかできないのが嫌なのかな?

 

と、聞いてみると、

 

ちがうの!!

ギリギリだと おせきが ないから ダディが すわって みてくれないの!!

はやく つかないと おせきが なくなっちゃうんだよー。

 

 

なんと…!

夫にプールで頑張る様を見守って欲しいというのが本音だったのですね。

 

娘が通っているプールはガラス張りになっていて、中の様子を覗くことができます。

でも、一番前の席は限られているので、ギリギリだとそこには座れません。

娘がプールに入っている間、夫は仕事をしたり、本を読んだりしていることもあったと想像します。

 

でも、やっぱり見ていて欲しかったのですね。

さらには、保育園のお友達と別のグループになってしまって、プールの間、娘ちゃんは孤独だったのでしょう。

 

夫も会話に加わり、

 

じゃぁ、次は早く行こうね。

ダディ、ちゃんと娘ちゃんのこと見てるね!!

 

と、約束して家族会議は終わったのでした。

 

 

スマフォもPCもないお風呂の中で、とことん聴く姿勢を見せる。

本人の行動を観察しまくる。

様々な角度から、提案&質問を投げてみる。

 

振り返ってみると、確かにコーチング&コンサルティングでやっていることですね。

そして、一番の魔法は「ちゃんとした意志が彼女の中にある」と信じること。

言葉では表現しきれない4歳児でも、そこにしっかりとした信念がある…!! 

 

 

さて、娘ちゃんは一件落着…!

そういえば、夫とも1:1では、最近話していないことに気付きました。

 

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次は夫の番だなー。 

娘と夫の本音を引き出して、二人の行動を後押しする。

これが、私のやっている一番大切な家事だったりします(笑)

 

 

さて、2018年もあと2か月ちょっと…!!

自分の本音に向き合いすっきりと今年を終えたい方は、

カラフルノートの個人セッションへどうぞ〜◎

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