【夫と夕飯を食べるまで】第2話:夫の意志確認!本当に長時間労働をしたいのか…?
結婚する前に夫に、こんなことを伝えていました。
「やっぱり私は一緒にご飯を食べたい!子どもができたら、家族で健康的な時間に夕飯を一緒に食べる生活がしたい。
だから、あなたが仕事に熱中したい時に、私はそれを止めてしまうかも知れない。
もし、仕事中心な生き方をしたいなら、私とは結婚しないほうがお互い幸せかも。」
夫のことは大好きだったけど、
いや、夫を愛しているからこそ、
彼の人生の邪魔にはなりたくなかった。
でも、私にも望む生き方があって、
そこを無理して変えて一緒にいようとしても、
不満が溜まって夫を嫌いになってしまう未来が目に見えている。
お互いの大切な部分が折り合わないのなら、別々に生きた方が幸せなはず。
そして、夫にも
“どんな家族を目指したいのか?”
“理想的な働き方はどんなものなのか?”
と、聞いてみました。
「うーん、家族が笑顔だったらそれでいいかな。
仕事は好きだし楽しいけど、激務が好きなわけではないんだよな。
本当は睡眠時間もちゃんと取りたいし、ギター弾く時間も欲しいし、小夏ともっとデートもしたい。」
夫の理想は「笑顔の家族」。
そして、激務な状態を望んでいたわけではなかったのです。
“仕事は好きだし、充実させたいけれど、
家族や趣味(ギター)の時間も大切にしたい。”
夫の本心はそこにありました。
そう、大切なのは夫の意志。
いくら私が「家族で夕飯を食べる」事を望んでいても、夫が激務な働き方を望んでいたら、私は諦めたでしょう。
でも、働き方を変えることは、夫の理想を実現させる事でもあったのです。
だったら、働き方を変えていき家族(=私)が笑顔になる状態=一緒に夕飯を食べられる家庭を目指そう!!
そんな風に、夫婦の間で想いが共有されました。
家族が目指す方向(ヴィジョン)が定まり、冷静さを取り戻した私は、
現状を把握することにしました。
全然帰ってこない。
感情的にそう叫んでいた私。
夫はどれだけ帰ってこないのか?
実際のところを知りたかったのです。
だから、毎晩、夫の帰宅時間ログを付け始めました。
結婚式(2011年11月)を終えて、一息?付いた後の2012年の1月から8月まで、
私は8ヶ月間に渡り、毎日夫の帰宅時間を記録していたようです。
帰宅時間ログを付けてみたら、こんなことが明らかになりました。
・1週間連続で24時以前に帰宅している週が1回もない!つまり、必ず週に1度以上は24時を超えている…。
・プレゼン前夜は朝5時か6時帰宅か帰宅せず、代わりにプレゼン当日は18時前後に帰宅。そして、この現象が毎週起きている。
・金曜日は土日に仕事が回せるので、比較的帰宅時間時が早め。
夫も自分で労働時間を可視化していなかったので、ログを見て改めて、驚いたようです。
現状を書き出して可視化したことで、当面の目標が定まります。
1週間毎日24時帰宅する週を作る!
週に数回は一緒にご飯を食べる!
わかりやすい数値目標は共有しやすいので便利ですね。
家庭内で数字を追い求め過ぎてしまうと、苦しくなることもありますが、
当時は、まず状態を変える必要があったので、「結果」を追いかけました。
当初、夫は24時帰宅に難色を示していました。
24時帰宅ですよ?24時!!
それでも充分、遅い。。。
「いや、だって僕、サラリーマンだし。
みんなが夜中まで働いている中、一人だけ先に帰るなんてできないよ…。」
時は2011年〜2012年。
今でこそ、「働き方改革」なんて旗を上げて、夫の会社でも24時以降まで残って働いている人は減ったようですが、当時は午前2時3時まで働くのが当たり前の環境。
社会人3年目をようやく終えようとしていた夫には、なかなかハードルが高い命題だったようです。
でも!!夫の会社では誰もやっていなくても、社会にはすでに先人たちが沢山いる。
結婚した時も、こちらの本を夫と一緒に読んでいました。
2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略
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経営者である駒崎さんだって、やっている!(と、本には書いてある)
一社員であるあなたが、やってできないわけがない。
これから、こうした働き方を望む人は絶対に増えていく。
そう言った会社も増えてきているんだから、無理だったら転職すればいい。
やってみて、ダメだったら考えよう。
やる前から、「できない」なんて言わないで。
今、優秀な人から働き方を変えていってるよ。
これからの時代、御社の働き方じゃ、若くて優秀な人たちは残らない。
人が資本(コンサル業)のあなたの会社は、いずれそのことに気付いて変わっていくはず。
いつか、社内でロールモデルを探し始める時期が来るはずだよ。
誰もやっていないなら、今、あなたが始めたらロールモデルになれる。
ロールモデルになったら、会社もあなたの働き方を守らざる得なくなるはず!!
誰もやってないなら、チャンスだよ。
一緒に社会を変えてみようよ。
と、先進事例を取り上げながら、めっちゃプレゼンしまくりました。
「優秀な人」というワード、夫も私も使わなくなりましたが、この頃はまだお互い使っていたのだな…20代の勢いを感じる!笑
だいぶ大層なことを言ってますね、当時の私。
でも、ここは確信があった。
運の良いことに、夫の会社にはなぜかご縁がありまして、友人知人がたくさん働いていらっしゃったのです。
夫より上の年次の方々の価値観に触れる機会もあったので、夫の挑戦が受け入れられる風土はあると信じることができたのです。
加えて、夫の会社に転職しようとしていた友人から外からの評判(転職市場での夫の会社のイメージ)も聞いていたので、そろそろ変革期だろうなーと勝手に感じていたのです。
どんだけ夫の会社に精通していたのだ…私(笑)
もうね、このあたりは、本当に運が良かったです。
元来、新しいことに挑戦すること、人と違ったことをやるのが大好きな夫。
「社会を変える!」というワードが心に響く時期だったこともあり、
彼の気質や方向性と、「労働時間を短くする」という行動がフィットしました。
これ、気質や方向性と合わなかったら、ここまでうまく事が運ばなかったでしょう。
夫の会社の事情やら、夫の気質、方向性をどうやって引き出すのか…??
こればかりは、やはり対話時間がものを言うかと思います。
今でも対話時間が少なくなると、我が家は荒れます(苦笑)
お互いの方向性とか、大切にしているものとか、そう言った認識がズレてしまうのですよね。
別に全てを共有する必要はないのですが、お互い伝え合う姿勢を見せているということが、安心材料になっているのだと感じています。
それから、この時期は、二人の世界に閉じ込められないように、外の風(周りの人の力)を入れることを心掛けていました。
こういった土台があって初めて、「可視化して話し合い、行動に移す」ことができた。
この一連の流れを要約すると、
1,夫婦がお互い自分のことを見つめる余裕を持ち、オープンマインドな状態を作る。
2,理想を共有し、現状を可視化して把握、その上でゴールを設定する。
3,ゴールをさらに小さなステップに分けて行動に移していく。
とっても単純な、コーチングや問題解決の王道を進んでいたようです。
ちなみに、我が家の場合は「理想」が先にきましたが、人によっては「現状把握」を先にした方が進めやすい場合もあります。
そして、言うは易し、行うは難し!!
いきなり、毎日24時間帰宅はできないので、少しずつ周り(夫の会社の方々)を巻き込みながら、行動していきました。
次回はそんなお話を書いていきます。
ちなみにこの時期、私は私で色々と試行錯誤していたようです。
その辺りは、こちらのブログをどうぞ。
こちらは、両親含めて家族関係を築いていくためにやったこと。
【ブログ特集】朝まで働く激務な夫が仕事を変えずに、家族と夕食を食べられるようになった話
第2話:夫の意志確認!本当に長時間労働をしたいのか…? (←今日ココ!)
第3話:我が家の価値観外へ出る!夫の上司を論破した夜w
第4話:24時帰宅を実現!使えるものは何でも使う♪
第5話:小さな1歩!週に3回は夫婦でご飯を◎
第6話: 育休への道!やっぱり根回し大事だよ。
第7話:母の悲鳴!18-21時は母子密室にしないで…
第8話:働き方改革!?ようやく会社が追い風を
2019年こそ、家族としっかり向き合いたい方、
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先日、対面で開いたイベントのオンラインver.
2018年を振り返り、2019年を描くことで、
新しい年にフォーカスすることを、
ぐぐぐーっと見出していく時間です。
グループセッションの良いところは様々な視点を交換できること。
前回のセッションでも、各自来年にフォーカスすることに対して、他の参加者さんがどんどんアイディアを出す創造的な場となっていました。
2018年12月26日(水)10:00-12:30
2018年12月26日(水)14:00-16:30
2018年12月28日(金)10:00-12:30
2018年12月28日(金)14:00-16:30
2019年1月2日(水)14:00-16:30
2019年1月5日(土)9:00-11:30
2019年1月6日(日)9:00-11:30
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