石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

【夫と夕飯を食べるまで】第8話:働き方改革!?ようやく会社が追い風を

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養子って他人じゃん  と思うでしょ?
でも結婚相手も他人じゃない?
他人でも家族になれるんだ
 
(坂之上洋子さん、結婚のずっと前 より)
結婚のずっと前

結婚のずっと前

 

 

夫が育休から復職した翌月の2015年1月。

家族を招いた昇級祝いのパーティーに参加しました。

そこで、私は何度も何度も倒れそうになりました…!

 

パーティーのオープニングでは、華々しい会社紹介のムービーが流れた後、お偉い方から、

 

「ご家族の皆様、普段は激務ですみません!

でも、みなさんの支えがあって、今日出席された(昇級した方々)の活躍があります。

今後もどうかよろしくお願いします。」

 

的なご挨拶が…。(記憶に基づいた意訳です。)

 

いやいや、いやいや〜!!

こんな時だけ、家族の支えを強調するってなんやねん。

こんな華やかな宴の場、いらないから早く帰ってきて欲しい!って思う方だっているはず。。。

 

とか、感じてしまう面倒くさい性格な私。

その後も、多くの方とご挨拶したら、人事の方にもこんなことを言われました。

 

夫さんを早く帰してあげられなくてすみません。

 

いやいや!!

うちの夫、週に2〜3回は19時くらいに帰ってきてますけど??

(この頃にはだいぶ早く家に帰れるようになっていました)

 

社員は全員早く帰れない

 

そんな文化がある会社だと改めて感じたのです。

結婚から数年かけて少しずつ夫の帰宅時間が早まってきていた我が家。

でも、ここに出席している100人くらいの方の家族はみんな夫や妻が帰ってこない前提で働いている…。

果たしてそれでえ良いのだろうか。。。

 

かなり、衝撃的でした。

小さなお子様連れで参加されている方々もたくさんいたので、

一人で子育てしている方々がたくさんいるのだ…と、涙がでそうになりました。

 

産後5ヶ月で、まだまだ小さなことに感情が揺さぶられやすい時期だったこともあります。

ついでに、夫の上司(普段、引き立ててくださっている方のさらに上)にご挨拶したら、

「育休、たまにはリフレッシュできたでしょう」と、夫が声掛けられて、更に倒れそうに。。。泣

 

その時の話はこちら。

 

個人的には夫くんの育休の現状を伝えなかった自分に対して腹が立っておりました。

事実とはいえ「苦労話」を自分の上司に直接伝えるのは気が引けますよね…。

でも、妻からだったら言えたじゃん!!

って、激しく後悔しているのです。

(中略)

個人的には「毎日、一緒に働いている者同士」だと直接伝えにくいので、職場的には第三者であるパートナー(夫や妻)が、相手の職場の方に布教していくのはいい方法だと思っています。

もちろん、相手の立場を悪くしなように、冷静さと優しさを持って「失うものがないように」ですけどね。

(2017年2月2日のブログより)

 

 

一方で、育休後復職した夫の元には、同じように育休から復職した女性社員やワークライフバランスを考える男性社員の方からの相談が寄せられるようになってきます。

夫の会社でも「長時間労働したくない」という層が生まれ始めていたのですね。

 

その後、2015年から夫の会社でも働き方改革が始まったようです。

働き方改革が始まったのは2014年末に「御社、労働環境の評判悪いですよ」と言われたことがきっかけらしいので、

2015年の1月に開かれたパーティーは、まさにその評判の悪い絶頂が現れていた模様。。。。

そりゃ、何度も倒れそうになったわけです。

 

 

この後、2016年9月に夫の会社の働き方改革が紹介された記事を読んだ感想を、当時のFBに投稿していました。

 

妻の目から見て、昔(5〜6年前)よりも夫の会社の長時間労働文化は減ってきている気がする。
結婚当初は毎日午前2〜3時まで働くのが当たり前で、週に1回は完全徹夜みたいな雰囲気だったのに最近は夫くんの後輩ちゃん達に話を聞いても、「基本は12時くらいには帰ってますね」と言われることが増えてきた(o^^o)

いや、毎日12時でも超遅いんですけど!!
相変わらず、最終報告前は明け方までやってるし…()
それで打ち上げの飲み会なんて入れるんじゃねー!!とか言いたくなってしまう(笑)
↑我が家の最近の課題で改善に取り組み中でして、前回は明け方までやらずに最終報告を迎えて無事に飲みに行きました!

まぁ、昔よりはマシになっていて、だから夫くんみたいに6時に会社を出る人も許容されるようになっているんだろうなぁ◎
(寝かしつけ後に在宅勤務してます。)
夫くんの働き方はまだまだ稀有なようですが、その姿を見て、「前例があるから目指せるかも」と思ってくれている後輩ちゃんが生まれたらいいね〜なんて話を夫婦でしております。

(2016年 9月13日FBの投稿より) 

 

そんなこんなで、働き方改革という大義名分を得た夫。

2016年には18時台に会社を出る(19時前後に帰宅)を目指すようになります。

2年前に夫が書いた FBの投稿がこちら。

 

皆様、今年もお世話になりました。簡単に振り返りを。
2016年は、自分達なりのLife & Work スタイルを確立し、徐々に発信、影響の輪を拡げることができた年、かなと。

妻も働き方を変えて、パートナーシップのあり方を模索しながら、娘へのCreative Buffetをたくさん用意したいと想い、過ごした一年でした。仕事は、意思決定の規模もスピードも増し、一緒に働いてくれるチームメンバーも拡がり、Sales&Deliveryした案件規模・数も増え、後半かなり飛び回り、薄氷渡りし続ける、中小企業を経営してる感じなHard Daysでしたが、充実した日々でした。

そんな中、「毎日の保育園送り~18時台帰宅(適宜、保育園迎え)~家族と食事&団らん&家事&娘とお風呂~寝かしつけ~21時台のBack to Workのスタイルを、会社のチームメンバーのご協力を頂き、1年間やり続けたこと」は誇りとしていいかなと振り返って思います。
毎日タクシー帰りで土日は追いかけ睡眠消化をしていた5年前から、妻と支えて頂いた皆様と、少しずつ培ってきた大事なスタイルです。

誰しもが、帰宅し、着替えて、食事し、お風呂等の一息入れる時間を取るlことが必要で、その時間をシフト+αして家族と向き合う時間にすることで、精神的充足感は得られますし、頭もリフレッシュできて、オフィスに籠もって長時間働くよりも、結果的に生産性も上がると信じています。
AERAの取材も頂いたり、勉強会等で発信の場も頂きました。今後も、一つの生き方のモデルとして、適宜活用頂いて結構ですので、ご連絡お待ちしております 笑

もはや趣味である自身の生産性向上に留まらず、多様なチームメンバーの強みを生かして、チームの生産性を最大化することに創意工夫を重ねてきた1年でもありました。一歩ミスると深夜労働に突入する状況下で、死なないプロジェクト運営とメンバーの成長機会を両立するには、タスクのマイクロマネジメントではなく、ケイパビリティとオポチュニティのマイクロマネジメント(横文字w)が自分のスタイルなのかと思ったりしてます。

もう一点。仕事でご一緒させて頂くメンバーの女性率の高さも特徴的でした。大学卒業後すぐのメンバーから、グローバル経験豊かなワーキングマザーまで、最後の方は8割以上の時間を女性陣と過ごしたのではないかと。共感&連携ベースのマネジメントは女性陣に勝てる気がしませんし、男女の思考特性をうまく協調させて、新たなマネジメント&クリエイティブスタイルを模索したいなと思うこの頃です。

グローバル経験の機会はちょこちょこ創ってきましたが、来年は、もっと太く長くグローバル進出の道を探求して参ります。
執筆活動も加速させて隔週ブログ更新目指します。音楽創作活動が生活に占める割合も増やして行きたいなと思います。

それでは皆様、よいお年を。

 (2016年12月31日 夫のFB投稿より抜粋)

 

「毎日の保育園送り~18時台帰宅(適宜、保育園迎え)

家族と食事&団らん&家事&娘とお風呂~寝かしつけ

~21時台のBack to Workのスタイルを、会社のチームメンバーのご協力を頂き、1年間やり続けたこと」

 

だいぶ盛られている…!笑

実際、仕事に戻るのは22時過ぎくらい。

当時18時代に帰宅していたのは週に2〜3回くらい。

相変わらず仕事が佳境に入ったら、明け方まで働いたりしておりましたよ、2016年。

 

やり続けたのは事実だけど、トライし続けたが正しい。

ただね、この「やり続けた」という夫の自負って大切だと思うのです。

その自信があるから、行動が付いてくる。

 

だから、我が家では夫の3割増しトークは、冷静に突っ込みつつ笑いに変えています。

 

あれ?これあたかも毎日やり続けた的に書いてない??

でも、「毎日」って書いてないあたり、うまいよねー、流石♪

これはこのスタイル、「本当に」確立してくれるってことだよね??わーい◎

 

言質を取ったら、逃がさないよ♪

この時も、これ言い切っちゃったので、誠にしてもらいました(笑)

こうして、2017年1月から、18時台に会社を出るスタイルが定着したのです。

 

この頃には、すでに週に2〜3回、18時台に家を出ていた夫。

0から週に2〜3回にするより、週に2〜3回から週に4〜5回に変わるのはそんなに大変ではなかったようです。

 

 

実際には、2017年の中頃から夫は仕事で新しい挑戦がはじまり、

私自身も産後3年が過ぎ、夜に予定を入れる回数も増えてきたので、

2018年末現在、我が家で家族揃って夕食をとるのは平日平均3.5回くらいでしょうか。(波があるw)

 

でも、前みたいな持続的な不満はありません。

(一時的に爆発することは、ありますけどね、人間ですもの◎)

 

娘も3歳を越えたこともあり自立してきていて、

家族で夫の挑戦を応援中ですし、

私自身も仕事を拡げている最中。

 

結婚7年目が過ぎ、お互いの状態をその瞬間=点ではなく、

長い目=線で捉えるようになりました。

娘も含めて、お互いが、お互いの活動をほどよく支え合えている気がしております。

 

 

夫の労働時間も、一時期の超激務の時よりは減ったかな。

睡眠時間は6ー8時間、確保できるようになりました。

 

でも、私たちが寝付いた後、22時以降、2〜3時まで働いていることもあります。

だから、労働時間をシフトしているだけで、実質労働時間が劇的に減ったわけではありません。

そんな魔法はやっぱりないようです、ごめんなさい。。。

 

それでも!!

我が家はとても平和になりました。

一緒に夕食をとることで、私たちが家族時間と共に得たものはこんな感じでしょうか。

 

・完全徹夜が滅多になくなり、睡眠時間が確保できているので労働時間における頭の冴えている時間が長くなった(夫談)

・18時に一旦仕事を終えると決めているので10ー18時に超集中できる(お昼クイックでも18時までなら持つ)&夕方、効率が落ちる時間に家に帰って食事&お風呂をすることで気分転換できる(夫談)

・一緒に働く女性陣の力をうまく引き出し、お互いを活かし合えるようになった(夫談)

 

・夫が家族時間確保に主体的に取り組んでくれることで気持ちが満たされた

・一度、働き方をシフトしてくれた例があるので、攻め時に「今だけだから」と素直に応援(投資)できるようになった

・自分自身の働き方にも向き合って、自分らしい働き方を手に入れた

 

最近の課題は夫が24時を超えて仕事をすると、起きる時間が8ー9時と遅くなること。

だったら、24時に寝て6ー7時に起きたら良いのでは?とも思うのですが、

チームメンバーが夫より若い方が多いので、働く時間を合わせると夜型になりがちなようです。

 

その辺りのさじ加減は夫に任せていた(保育園送りは夫担当ですが、しばしば遅刻したりしてる模様)のですが、

娘が2年後には小学生(朝8時台に始業)になるので、そろそろ少しずつ見直していきたいなぁ。

我が家は変化するのに時間がかかるので、2年くらいかけて朝型生活をへシフトせねば…!!

 

そして、この辺り、娘も家族会議に混ぜるようになってきました。

 

ねんちゅうさんに なったら、しょうがくせい になる れんしゅう はじめるって どう?

8じくらいに ほいくえん いけば いいんじゃない?

 

だんだんと、夫は娘に提案されるようになってきております(笑)

そんなこんなで、家族で夕食を食べられるようになった後も、我が家の試行錯誤はずーっと続いていくのでしょう。

一緒にその過程を楽しめるようになったのが、一番の効果かも知れません!!

 

 

【ブログ特集】朝まで働く激務な夫が仕事を変えずに、家族と夕食を食べられるようになった話

第1話:激務の実態!結婚したら、孤独だった…!

第2話:夫の意志確認!本当に長時間労働をしたいのか…? 

第3話:我が家の価値観外へ出る!夫の上司を論破した夜w

第5話:小さな1歩!週に3回は夫婦でご飯を◎

第6話: 育休への道!やっぱり根回し大事だよ。

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第8話:働き方改革!?ようやく会社が追い風を(←今日ココ!)

 

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2018年を振り返り、2019年を描くことで、
新しい年にフォーカスすることを、
ぐぐぐーっと見出していく時間です。

グループセッションの良いところは様々な視点を交換できること。
前回のセッションでも、各自来年にフォーカスすることに対して、他の参加者さんがどんどんアイディアを出す創造的な場となっていました。

2019年1月2日(水)14:00-16:30
2019年1月5日(土)9:00-11:30
2019年1月6日(日)9:00-11:30

定員:各回5名

持ち物:ノートとペンはご自身でご用意ください。
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