石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

男性の育休を過信してはいけない…!

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夫の会社の社長さんが、どこぞの講演で

「従業員は18時に帰宅できている」と話していたと小耳に挟んで、

世の中で公表されているものって、

「一番ベストな状態一点を切り取ったもの」

なのだよなーと、しみじみ感じている石島小夏です。

 

“嘘は言ってない”、ってやつですね。

確かに18時に帰れる人もいるし、帰れる日もあるのでしょう。

家に帰ってからは仕事していないことになっていたりとかね笑

 

 

働き方改革ワークライフバランス、男性の育休取得…などなど、

世の中にはいろんな魔法の言葉があって、

ベストな状態一点を切り取ってみれば、

個人の生き方・働き方がキラリと変わるような気がしちゃうけど、

それはやっぱり幻想なんだよなー。

 

魔法なんて存在しないの…!!

 

あ、以前にもこんな記事を書いてましたね。

ohuchigoto.hatenablog.com

 

学校にしろ、職場にしろ、家庭にしろ理想郷なんてない…!

自分がどう居心地の良い関係を作っていくか?

そこへの挑戦が本人にとって大切な経験となる。

(ブログより抜粋) 

 

 

妊娠生活6ヶ月を迎え、最近、話題に上がるのが夫(男性)の育休

我が家は前回も有給と組み合わせて夫が4ヶ月育休を取りまして、

今回も形態や期間はまだはっきりと決めていませんが、育休取得予定です。

 

すると…!

 

よく言って頂くのが、

 

“だったら、安心ですね!!”

 

というお言葉。

 

もちろん、出産後、夫が仕事しているよりは安心です。

産後、夫が仕事しているなんて、私には想像を絶する世界です。

私には耐えられる気がしません。

 

そして、世の中にはそう言ったご家庭の方が多いのです。

男性の育休取得率はたったの6.16%(2018年)ですから。

(娘が生まれた2014年は2.3%だったのでこれでもだいぶ増えている!)

 

だから、夫が育休を取る=産後は安泰という捉え方をされるのもわかります。

 

 

でもね、

 

男性の育休は魔法じゃないから!!

 

夫が育休を取得したからといって、

理想の産後生活が手に入るわけでは、

残念ながら、ないのです。

 

寝たきりな上に情緒不安定でいつキレだすかわからない大人=産後母と、

24時間体制で生命を脅かされている小さな生き物=赤ちゃんの

お世話は大人一人でできるものではないと、私は感じています。

 

妻が寝たきりの間、1ヶ月間1日三食を毎日作り続ける。

さらには、赤ちゃんがいるので大量の洗濯物が発生し、掃除もこまめになる。

そこに加えて、沐浴、オムツ替え、寝かしつけ…と授乳以外は全部夫の仕事。

 

 

授乳以外は周りに委ねて寝たきりになる。

 

という、産後の理想的な生活を手に入れるのって、

実はかなり大変なのです。

 

幸いうちの夫は、娘の出産前に私が2ヶ月自宅安静を強いられたこともあり、

家事に関しては一通りできるようになっていました。

ですが、結婚前は家事したことなかった夫が、

家事一通りを習得するまでに3年かかりました。

 

これ、育休取得予定の男性の皆さんもお気をつけくださいね◎

仕事休みだからって「家事が余裕で回せる」と甘く見てると痛い目みます…苦笑

 

家事労働って、「誰にでもできるもの」とみなされがちだけど、

時間があれば、すぐにできちゃうような簡単なものでもないのです。

単発の家事ならできる人でも、毎日やり続けるのは、また別物ですしね。

 

普段、料理担当の私ですら、

朝晩の2食(しかも朝はおにぎりと味噌汁だけ)しか作っていないし、

エネルギーが切れたら外で食べることもしばしば、なのです。

 

毎日3食休みなくご飯を作り続けるのだけでも、

逃げ道(外食など)がないと、とてもしんどいはず。

 

 

なーんて、冷静な今なら考えられるのですが、

産後のメンタル崩壊した状態だと、

夫の「できていない点」ばかりが目についてしまうのが悲しいところ。。。

 

で、「あれもできてない!これもできてない!」と、

必死で頑張っている夫にダメ出しオンパレード。

 

さらには寝たきりでストレスが溜まっているので、

 

「私には自由なんてないんだから、

あなたも呑気に外出歩いたり、しないで!!」

 

とか、妻がキレだす。

 

 

こんな生活を1ケ月も続けたら、夫だって産後うつになります…!!

 

夫が倒れたら、新生児抱えて一人で途方に暮れる暇もなく、

一人で産後の家事育児を全部になって、24時間寝る余裕もなく、

夫のケアまでしなきゃいけない…

という、わけわかんない生活が待っているかもしれません。。。

 

それ、超怖い。。。

 

 

かくいう私も、娘を妊娠している6年くらい前はこう思っていました。

 

「仕事せずに、1日24時間ずーっと家にいるならできるでしょ?

出産も授乳もしない男性は体力だって残ってるんだし!!」

 

 

そんな私を変えてくれたのは、

前回夫が育休を取得したという第二子妊娠中の妊婦友達さんでした。

 

「夫の育休中はねー、彼もストレス溜まっちゃうし、

週に1回くらいはテニスに行ってもらってたよー。」

 

優しく、ふんわりとそう語る彼女に衝撃を隠せない私。

 

“えぇ〜??

こっちは家に引きこもって24時間、赤ちゃんと対峙するのに、

夫がテニスとか楽しそうなことしてるなんて有りえるの…!?”

 

そう、心の中で叫んでおりました。

 

でもね、その後も多くの方々から産後の生活を聞いてみると(←これ超大事!!)、

産後、大変なのは母親だけではなく、

母親と赤ちゃんをケアする周りの方々もしんどいことが、

ガンガン伝わってきたのです。

 

母がガンになった時、友人から「家族は第二の患者である

という概念を教えてもらいましたが、

産後母の家族もまた、第二の産後母なのですよね。

 

私には母がいないので実感としてはわかりませんが、

夫に限らず、実家のお母さんでも、

産後の家庭で家事育児を共に担ってくれる方なら、同じだと思います。

 

以前、産後2週間の友人のご実家にお邪魔した時も、

友人のお母さんとお父さんが嬉しそうに、

「私たちは外でご飯食べてくるわー」と夫婦で外に出て行かれましたし!

ohuchigoto.hatenablog.com

 

 

そんなこともあり、里帰り先に夫がギターを持っていくことを、

「たぶん、本人が感じているより、引く暇ないんだろうなー」と、

内心思いつつも笑、快く受け止めたのでした◎

 

で、夫は里帰り中にもバンド練習に参加してました。

 

わざわざ、バンド仲間が里帰り先の栃木まで来てくれたり、

地元の友人たちだけでなく、東京やさらには熊本からも!

友人たちが出産祝いに来てくれて、

我が家の産後はたくさん外の風を入れて頂きました。

 

前回は実家に里帰りしていたので、

私の父が仕事をしながら、朝ごはんや洗濯物干しを担ってくれて、

夫は深夜の寝かしつけ担当をして、午前中は寝て、

昼ごはんは父か夫が作り、夜ご飯と夜の洗濯物たたみは夫。

 

沐浴、オムツ替え、ミルクの準備は夫が担い、

授乳以外は私は寝ていたはずだけど、

それでも!!超しんどくて記憶があんまりないのが産後…。

 

今回は、娘を受け止める場=保育園を最優先し、

里帰りはしないけど、娘と遊ぶ&洗濯&洗い物はできる弟がいる。

(妊娠発覚した時点で、居候期間を伸ばしてもらいました笑)

 

あとは、美味しご飯を作ってくれる

産後ドゥーラさんに昼間の時間来ていただいて、

週に1回くらいは夫が外に出られる時間を確保できたらいいな◎

www.doulajapan.com

 

夫(男性)の育休を過信せず、

夫以外に頼れる人をお金を払ってでも確保する。

我が家にとってそれは未来への投資。

 

折角、夫が育休を取ってくれているという

日本国内に10%もいない勇気ある存在なのだから、

その行動を存分に活かしきる妻でありたい。

 

で、これだけ周到に準備してても、やっぱり大変なのが産後…!

だからこそ、身一つのうちにできることは、なるべく用意した上で、

夫婦共に覚悟は、やっぱりしておくことをオススメします。

 

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