石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

一緒に幸せになりたい!!-AERA家事育児100タスク表Yahoo!ニュース掲載

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AERAさんに取材頂いた内容がyahoo!ニュースさんでも取り上げられているようです。

50:50代表で掲載されておいて、しかも「イーブンにした経験を持つ」なんてご紹介頂いておいてなんですが(笑)、完全平等分担ってすごい見出しですよね〜

分担比率なんて100:0でも90:10でもお互いが納得して幸せに暮らしているんならなんでもいいんだと思います。

我が家もたまたまこの分担表は50:50だっただけで実際に平等なのかはよく分からないし、そこを追求するつもりも今はありません。

でも、結婚当初の私たちには家事を描き出して「見えるようにする」ことが必要でした。

 

 

当時、私は夫くんと一緒に暮らし始めたら家事が1.5倍に増えて、好きだったハズの家事が楽しめなくなっててしんどかった。

自分の母親や夫くんのお母さんがきちんと家事をしている(ようにみえる)ので、「家事って簡単にできるもの」みたいな思いがあって、それが自分でできないのが辛かった。

 

加えて、夫くんは超長時間労働で毎日帰宅時間は、午前2時、3時、4時、5時と週末に向けて朝に近づいていく。

帰宅した音で目覚めてしまう私は自分の生活リズムも乱れてしんどかった。

そこに結婚式の準備がのしかかってきたりして、イライラにまかせて夫くんの仕事やバンドを否定して責めるような言葉を口からどんどん吐き出してて、そんな自分が超怖かった><。

当時の自分を振り返ると、本当酷い。

 

実は夫くんと暮らし始めたのは母が他界して数ヶ月後でした。

私にとって母の死というのは、それまでの人生の中で一番辛い出来事で、今なら「精神的に不安定な時期だったんだなー、よく頑張ったわ、私!」とその時の自分も労ってあげたい。

でも、当時の私はこんな自分許せなかった。

 

家事だって好きで楽しい部分もあるのに、どんどん溜まっていくとやらなきゃいけない業務みたいに感じてしまって辛くって、「もうやだー!!幸せになりたい!!」と描き出したのが以前にもご紹介したこちらの図。

 

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ただただ気持ちがイライラするままに「もっと家事をやって!」と夫くんを責めてしまうのを辞めたくて、「自分が何をそんなに辛く思っているんだろう?」、「分かんないから描いてみよう!」と思ったのです。

描き出しているうちに気持ちが落ち着いてきて、「あれ?私は夫くんとどんな家族を築きたいんだっけ?」と自分に問い直すことができました。

 

やっぱり私は家族で一緒にごはんを食べる時間が欲しいんだ!

私は夫くんに家事の楽しい部分を伝えたくて、一緒に家事を楽しみたかったんだ!

自分が死んでも夫くんが一人で生きていく力を身につけて欲しかったんだ!

 

結婚当初から自分が死んだときのことを考えているなんて、今振り返ると笑えます。

でも、母が他界した後に私や父の中に母が残してくれたものが生きているのを感じて、「私も死んでも夫くんを支えたい」と真剣に思ってしまったんです。

私が死んでも、夫くんは一人で生きていけると思いますが、大好きな人と一緒に生きていたいなーという新婚さんの乙女心ですかね◎笑

 

そういった想いを描き出しながら夫くんに伝えました。

当時の夫くんも「妻ちゃんがしんどそうだから力になりたいし、家事もやりたい」と思ってくれていたけど、私がイライラ爆発させていただけなので「何をしたらいいんだろう。。。」と戸惑っていました。

でも、「やっぱり一緒にごはんが食べたい!!」という想いとか、描き出された家事を見てはじめて全体像が見えたこととか、そういったものが彼の中に響いたようです。

あと、いろいろ話す中で夫くん自身も「仕事は好きだけど長時間労働をしたいわけじゃない」と、気付いたみたい。

 

最初は週に1日、次は週に2日とちょっとずつタクシーではなく電車で家に帰って夕食を一緒に食べられ日を増やしていってくれた。

2年間かけてようやくほぼ毎日電車で帰れるようになって、そんな頃にお腹に娘がやってきてくれて、妊娠中、産後、夫の育休中の3ヶ月、夫の復職後、私の復職後とたくさん夫婦喧嘩したり、家庭内ワークショップを開いたり(笑)、ちょっとずつ変わっていった。

 

 

「タスク表」って書かれるとなんか「家庭まで理詰め??」という気持ちになりやすいけど(私もあんまりタスクという言葉は好きじゃないけど)、「お互いが幸せに暮らしていく」ための方法の一つなんですよね。

実は私が上の図を描き出した時に、夫くんは横でエクセル表を作って、各家事の頻度と重み付けを数値化していました(まさしく職業病!!笑)。

結局、その分担エクセル表はその後一度も開かれたことは無いんですが、彼は一度自分の手法に落とし込むことで全体像を把握したかったんだと思います。

今回の記事もSEの方が、「このタスク表では不十分!」とblogで自身の作ったエクセル表を紹介されていると書かれていました。

 

 

「相手がわかりやすい」と思える方法で伝えるのも一つの愛情表現だし、「自分がわかりやすい」と思う方法で受け取るのも一つの愛情表現なんだろうなぁ。

完全分担を目指す必要はないけど、「こういう方法もあるよー」って世の中に発信していくのはすごく大切なことですね◎

 

私はやっぱり「楽しく伝えたい!!」のでお絵描きを交えて家事を描き出すワークショップを開催します。

一緒に絵を描く機会ってなかなかないと思いますが、やってみたらみなさま夢中になっていらっしゃいました♪

 

ohuchigoto.hatenablog.com

 

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「家事を描き出して伝えるワークショップ」を開催します♪

開催日:6月26日(日)
時間:10:00-11:30 参加費: ¥3,000(1家族)定員:4組
場所:神楽坂石島亭 飯田橋駅神楽坂駅江戸川橋駅より徒歩10分

お申し込みはこちらから。

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