石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

HSPのキーワードは《刺激》と《神経の高ぶり》

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みなさん、HSPという言葉をご存知ですか?

アメリカの心理学者エレイン・N・アーロン博士定義された言葉で

HSP=Highly sensitive person

人一倍敏感な人 と日本では訳されるようです。

 

HSP=「心の病」や「障害」というわけではなく、単なる人の気質のこと。

人一倍敏感であることは、 「神経症的」=特に理由もないのに常に不安でいる、とは違うものです。

 

私自身がHSPであると感じているのですが、SNSHSP関連の記事をシェアしていたところ、共感くださる方が結構いらっしゃいました。

今週末はFacebook限定で募集した「HSPあるある!を語る会」を開催する予定です。

そこで真面目な私wは、参考図書を読み漁り中~!!

 

 まずは、第一人者であるアーロン博士の著書から。

(実はこちらは絶版になっているようで、今、手に入れるには中古で探す必要があるようです。) 

 

今、第2章まで読んだところなのですが、折角なのこちらのブログで内容を踏まえながら、HSPについてご紹介していこうかと思います。

このブログでの引用はこちらの著作からになります。


前提として、HSP=Highly sensitive person=人一倍敏感な人とというのは、単なる特徴であり、良い・悪いという問題ではありません。←これ超大事!!

「敏感」と言われると「弱い」=悪いイメージが浮かぶこともあるかも知れませんが、短所は長所であり、長所は短所。

「敏感」であることにも良い面=蜜も、悪い面=毒もあるのです。


HSP/非HSPに限らず、ひとそれぞれ良い部分も悪い部分もあるので、自分の傾向を把握して付き合っていったら良いですよね。
しいたけさんも各星座に蜜と毒があるとおっしゃっていますし◎ 

しいたけ占い 12星座の蜜と毒

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そして、HSP同士共通の特徴があったとしても、一人一人は全く違うわけです!!

このHSPは人口の20%がほど存在するので、5人に1人はいることになります。

クラスに8人はいるわけで、そりゃ似てる部分もあれば、違う部分もありますよね。

 

さらにHSSというHSP(人一倍敏感)でありながらも、好奇心旺盛でいろんなことに突っ込んでいくよ!というHSSという気質をお持ちの方もいらっしゃいます。

HSS型HSPについてはこちらの方のnoteがとてもわかりやすかったのでご参考にどうぞ。↓↓

note.com

 

HSS型HSPHSPの中の30%、人口の6%ほど。

つまりクラスに2-3人くらいですね。

確か中学生になってもピアノを習い続けている人の数がクラスに2人くらいだったなぁ…!

 

めっちゃレアキャラというわけではないのですが、主流派でもありません。

右利きの多い日本社会で左利きだとハサミなどが使いにくくて不便なように、社会はHSPではない80%の方々に合わせて作られているので、違和感を覚えたり、生きづらさを感じてしまう人もいるようです。

「周囲の人と違う」という状態はとても寂しくて辛く感じてしまうことがありますもんね。

私にも身に覚えが、多々、多々あります。

 

ちなみにネズミ、ネコ、犬、うま、さるの20%も敏感だとか!!

歳を取ると若い頃より敏感になる傾向があり、男女共に同じ比率とのこと。

 

HSPやHSSのセルフチェックはアーロン博士のwebサイトにありますので、気になる方はこちらから。↓↓

hspjk.life.coocan.jp

 

そんな5人に1人はいると言われるHSPの特徴は…

普通の人が見逃してしまうような微妙なサイン=《刺激》を自然に取り込んでしまうので、最適レベルの《神経の高ぶり》を超えてしまいやすいこと。

 

普通のひとが気付かないものに気づくなんて凄そうだけど、そのせいで、神経が高ぶりやすく、そこをうまくケアしてあげないと、しんどくなるようです。

今、私、「普通のひとが気付かないものに気づくなんて凄そう」って書いた時点で気持ち悪さを覚えているのですが、まさにこれもHSPの特徴らしいです。

 

多くのHSP

 優越感を持った途端にその事について罪悪感を持ってしまう

のだそうです。

 

まじ、これめっちゃ当てはまり過ぎて、この一文読んだだけで人生走馬灯のように駆け巡っていろんなことをが腑に落ちちゃいました…!!

というか、誰でもそうかと思っていたくらい、自分の中では自然なことだったのです。

ところが、これ夫(それなりに敏感ですがHSPではない)に聞いてみたところ、

 

きょとん…!!

 

と、していました。

 

え?なんで??人よりできていることを誇って何が悪いの?

 

という夫の態度に、もう一度、驚いた私です笑

 

人に認められたいと強く願う一方で、すごいって褒められると恐縮してしまったり、

「頭いい」って言われるたびに距離を置かれてる気がして寂しくなったり、

「私、できる!」って思った時点で、なんだかものすごく居心地の悪い思いになったり、

しまくってましたよ、若かりし頃の私。。。

 

HSPという概念を知る前に、自分の葛藤と向き合うためにいろんなアプローチ取りまくって

こう言った感覚と付き合えるようになったのだけど、

HSPの特徴だったんだって知ったら、なんかまたじわじわと笑えました。

 

イチイチ真面目に向き合ってた過去の私、えらい!!ようがんばった◎

 

 

って、話が逸れてしまいましたが…

 


そもそもHSPに限らず

人間は最適レベルの《神経の高ぶり》を必要とし、それを欲する生き物であり、適度に《刺激》のある状態がベスト。

 
退屈したり、圧倒されたりするのはHSPじゃなくても嫌なもの。

この適度に《刺激》のある状態を超えやすいのがHSPの特徴なのです。

だから《神経も高ぶり》やすい。

 

そして、誰でもたまには人一倍敏感な人になります。

 

例えば、

産前産後の女性だったり、

家族が病気を患っていたり、

親しい人の死に臨んだばかりだったり、

大きな環境の変化があったとき、などなど。

 

HSPでなくても心の粘膜が弱まって、刺激に敏感になることがあります。

 

そういえば、私も普段は夫が寝室に入る音で眠れないことはないのですが、

母が他界したばかりの頃は、夫が寝室に入ってくるたびに目が覚めていました。

 

 

ちなみに、産前産後は私にとって生きやすい時期でした。

なぜなら、産前産後の女性には、《刺激》に敏感になって、《神経が高ぶりやすい》人がたくさんいらっしゃったから。

 

普段は私一人、敏感になっていた《刺激》に、「あるある!!気になるよねー!!」と言ってくれる人がたくさん◎

《神経の高ぶり》に関しても、「産後はイライラしちゃうよね。わけわかんない行動とっちゃうもん〜!!」と、笑い話になる幸せ!!笑

多くの人が戸惑いを覚える産前産後、私にとっては仲間が増える時期だったわけです。

 

ある意味、娘を出産して産前産後を経験したことで、私は自分の敏感さを素直に受け止められるようになったとも言えます。

そして、人は誰しも、たまにではあるけれど《刺激》に敏感になって、《神経が高ぶりやすい》人になるということを、身をもって実感できたのです。

自分自身の葛藤をブログやSNSで公開することで仲間も増えていき、どんどん心が軽くなり、自分の中の敏感な部分や神経が高ぶっている状態を素直に晒け出せるようになっていきました。

 

そして、自分だけが《刺激》に敏感になって、《神経が高ぶりやすい》人ではない。

ケロリとしていそうに見える人だって、何かを抱えて《刺激》に敏感になって、《神経が高ぶりやすい》状態になっている場合もある。

 

このことを実感できたことで、自分にも!他人にも!世の中にも!優しくなれた気がしています。

 

まさに今回のコロナ禍での自粛期間でも刺激に敏感になったり、神経が高ぶりやすくなった方がたくさんいらっしゃったはずです。

 

こういった時に、みんな大変なんだから、「みんな頑張れよ!!」とお互い無理し合うのではなく、

 

刺激》に敏感になって、《神経が高ぶりやすい》状態 とはどんなものなのか?

どうしたら本人の心が軽くなるのか?本人の力で工夫できることは?

周りの人はどう受け止めたらいいのか?

 

そういったことを、お互いに思いやれたらいいのかなーと感じております。

 

そのために!!

私も少しずつHSP《刺激》に敏感になって、《神経が高ぶりやすい》状態について発信したり、勉強会を開いたりしていきますね。

 

次回以降のブログでは

 

《刺激》とはなんなのか?

どんな時に《神経が高ぶる》のか?

 

といったことを綴っていきます。

 

 

カラーペンを使ってノートに思いのまま描くカラフルノート®はHSPさんのクールダウンや自分と向き合うツールとしてもおすすめです。

なにせ、私=HSPが自分と付き合うために生み出したツールですから笑

 

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