石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

「潰れた人」が悪い?「潰した人」が悪い?

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神楽坂石島亭♪本日の御膳は

 

・小松菜のお揚げ煮

ブロッコリーの海老ごま和え

・根菜と高野豆腐のあんかけ

・鶏胸肉の塩麹漬けと白菜の蒸し煮

・もやしと人参、ワカメのお味噌汁

・土鍋炊きご飯

 

(所要時間80分 盛り付け除く)

 

 

 

いっぱい、いっぱいになって人が潰れてしまった時、

「潰れた人」が悪いのか?「潰した人」が悪いのか?

 

 

 そうやって「どちらかのせい」にしてはいけない。

 「潰れた人が弱い」、「潰した人が悪い」って「個人の問題」で片付けてしまったら、お互い同じことをどんどん繰り返してしまう。。。

で、「生き残った人」、「強(そうに見える)い人」だけで社会を作っていると、「大きな問題」が、どんどん見過ごされてしまう気がする。

 

 

潰れた側が「潰れた自分が悪い」と思うことも、「個人の問題」で片付ける一端を担うことになっちゃうんだよなぁ…

だから、少しずつ力を蓄えて、「潰れた自分が悪い」と、泣き寝入りせずに、生き抜いてやりたい!!

 

潰れちゃう人って、自分を責めるのが得意だから、「あなたが弱い」って言われたら素直に受け止めちゃうんですよねー、少なくとも昔の私はそうでした。

そんな人に「潰れた自分が悪い」と思わないように!!って言うのは、しんどい。。。

一時的にそうなってしまうのは仕方ない…すぐには自分を受け入れてあげられない。

 

だから、最初は思いっきり引きこもって、逃げてしまえばいい。

途中で「潰した人が悪い!!」って思ってしまってもいい。

「逃げる自分」も受け入れられないんだけど、でも仕方ない。

どーにかこーにかもがいて、たくさん自分と向き合って、そしたらなんか吹っ切れてしまった!!って状態になるかも知れない。

 

そしたら、「自分は悪くなかった」って認めてあげたらいい。

さらに、「相手も悪くなかった」って思えるようになるかも知れない。

時間はかかるかも知れないけど、「どちらも悪くない」と心の底から感じると気持ちが軽くなる。

 

 

 そして、「潰した人」も、「潰れた人が弱い」のだと「相手のせい」にせずに自分と向き合って欲しい。

(私も「潰す」一端を担っていることもあるかも知れないから、気をつけよう。)

 

親や上司や年長者は、どうしても相手に対して権力を持ってしまう。

だから、相手の重荷にならないように、ケアしてあげる必要が出てくる。

 

一番、大切なのは相手を1対1の世界に閉じ込めないことなんだと思う。

親と子だけで密室育児をしないで、同世代のこどもたちとの世界を広げてあげる。

上司と部下だけで、毎日仕事に缶詰にならずに、休みの日に仕事と無関係な場で一息つく時間を作る。 

 

人はちょっとしたことで、救われちゃったりする。

 逆に、密室育児や長時間労働で、「世界を広げていく機会」を奪割れたら、自分の力を発揮できなくなってしまう。。。

 

だからと言って、「親が問題児を作った」、「仕事に閉じ込めた上司が潰した」といって「潰した人が悪い」というのも違う。

  好きで密室育児をしているわけでも、好きで長時間労働をしているわけでもない…。

 親にも上司にも「できる時」と「できない時」がある。

 

「潰れた相手が弱い」と思うことで、一時的に自分を守っているのかも知れない。

「潰した人」も自分と向き合って、どんな状況が自分を追い詰めたのか考えてみて欲しいなーと思うのです。

 

 

「潰れた人」も「潰した人」も自分と向き合って、「自分が悪い」とも「相手が悪い」とも思わないでいられたら素敵ですよね◎

まー、現実にはお互いがそんな風に思い合える関係だったら、潰れることはないんでしょうけど…。

 

 「自分と向き合う」のには、とっても時間がかかりますしね。

5年後、10年後に再会するときにどちらか片方でもそう思えていたらいい。

10年後、20年後に再会するときにお互いがそう思えていたらいい。

 

 

 

 私は、「身体や気持ちが一時的に弱っている人も、元気な時にはおもいっきり働く!」そんな社会を作っていけたらいいなーと思っています。

女性が「キャリアと家庭の両立」に向き合って新しい働き方を模索しているように、「自分の弱さ」に向き合っていく力は、絶対に未来を作っていく(はず)。

 

でも、こんな思いに至れたのは、横でずーっと見守ってくれていた夫くんがいるから。

いろんな人に助けてもらって、再起不能にならずに済んでいる私。

だから、「自分が弱いからダメだ」と諦めるのではなく、「弱い自分でも(だからこそ)できる」ことを考えたい!! 

 

ちょっと昔の自分を思い出す機会があり、そんなことを考えたのでした。