家族に向き合うワークショップ@釜石
娘ちゃん2歳10ヶ月。
かまいし たのしかったのー
むすめちゃん うれしかったんだー
また いきたいー
すっかり、岩手母娘旅を楽しんでくれていたようです。
ワークショップ中は、「お仕事しているから待っててね」という言葉に素直に応じてくれて、本当にありがとう><。
周りの方々が優しく受け止めてくださり、楽しいこともたくさん経験できたからこその娘ちゃんの感想だなぁ…と本当に感じます。
岩手でお世話になった皆様に改めて感謝です。
さて、今回の岩手旅は昨日の「となりのおうちごと」に登場してくださった産後ドゥーラ仲間、櫻井京子さんが企画してくださったワークショップ講師がメインの目的でした。
東京でもなかなか人が集まらない「パートナーシップ」をテーマにしたワークショップ。
岩手県の釜石市で受け入れられるのかな…??と、実は内心ドキドキしていました><。
2組のご夫婦と2名の単身参加(うち1名は残念ながら夫さんにお仕事が入ってしまい急遽単身に…><。)の合計4組の方々が集まってくださったことに、まず感動…!
京子さんの熱い想いに動かされ、釜石の地域創生アドバイザーである小安美和さんもパートナーさんと飛び入り参加されて、場を盛り上げてくださいました♪
京子さんの人を動かす力、本当に素敵です◎
美和さんからは、とっても嬉しいご感想を頂きました。
わたしもさまざまなワークショップを女性向けにやっていますが、小夏さんのワークショップは、小夏さんご自身の体験を踏まえたお話がキモなのではないかと思いました。
前段の小夏さんのお話が興味深く、参加者のみなさんもひきこまれていたと思います。
また、絵を描くワークショップはわたしもやっていますが、ひとのこころを素直にさせる意味でとても良いですね!わたしたちもとっても楽しめました!
そして、京子さん!
ドゥーラってすごいな!と思いました。わたしたち、子どもがいないとわからないことだらけですが、あんなに子どもたちがいるなかで、みんなが安心して、夫婦がワークショップに集中できたのは、京子さんの存在のおかげ。素晴らしいと感じました!
何度か、このブログではご紹介していますが、私が真剣に家族と向き合っているのは母の死が大きく影響しています。
私にとっては、3・11は母の最期の記憶とどうしても重なります。
その後、結婚した私は「あ、私もいずれ死ぬんだよなぁ」と感じたのです。
いつ死ぬかわからないから、家族には自分なしで生きられるようになって欲しい。
そう考えた時、家にある食パンを焼くのが面倒でコンビニに買いにく夫の姿は不安でした。
何かあった時、家事力は生きていく力になる。
せめて、カセットコンロでインスタントラーメンを作るくらいの発想力は持てるようになって欲しい。
弱っていく母から家事を徐々にバトンタッチされていった父。
一人暮らし経験もあり、生きてくレベルの家事を父が担えたお陰で、私は東京で仕事を続けることができました。
当時は、自分のことに精一杯で父に母のことを任せている自分自身のことが不甲斐なくて、申し訳なくて、必死でもがいていました。
でも、親が自立することは子どもを自由にすることなのだと学ぶこともできました。
などなど…。
話し言葉なので、ここまで整理されていなかったとは思いますが(プレゼン特訓中です…)、こういったお話をさせて頂きながらワークショップを進めました。
そして、今回は「子育て家族のための」ということで、大人たちにもこどもに戻って頂くことにしました◎
まずは、落書き♪お絵描き!!
カラーペンを使いながら、子どもの頃やりたかったことのイメージを大きな紙の中心におもいっきり絵描きます。
それから、こどもの頃、「やりたかったこと」、「欲しかったもの」、「なりたかったもの」何でもいいから、ポストイットに描き出していきます。
描き出すことで、やったことのないこと(今回の場合は子どもの頃の夢)でも「できそう♪」と思えるので、挑戦してみることができる。
お互いの子どもの頃の想いを描き出すことで、夫婦で共に「できそう♪」を見つけて、暮らしの中に“わくわく”を取り入れるきっかけになれば!!と考えました。
ついでに、こども心に近づくことで、普段何気なくこどもに禁じていることをこどもはどう感じているのか?気付くことができるかも知れない。
なーんて、私の想いは飛び越えて、変化はワークショップ中から起きていたようです。
最後に「今なら(夫やこどもと一緒に)できそうなこと」に印をつけて発表!!
「夫が率先して発言する姿にまた新たな一面を発見できた」なんてお声を頂きました。
「幼少期の自分のコンプレックスに気付いた」というご感想も頂きました。
“小さい頃のやりたかったこと”は色々な想いを引っ張り出してくれるようです。
私も娘ちゃんを通して、「やりたかったことを実現していいんだ」と学んでいる最中です。
そして、最後に京子さんからリクエストのあった石島家の事例。
夫婦の形は人それぞれなので、あくまでご参考までに!という形でご紹介させて頂きました。
お役に立てるのか?半信半疑で入れたのですが、「事例があったのが良かった」という声を頂いたので、お話して良かったです。
ワークショップの翌日、参加してくださった方がSNSで当日の様子をこんな素敵な表現で紹介してくださいました。
現在の価値観を培ってきた幼少期の夢や満たされなかった想い、経験など。記憶を頼りにたぐり寄せて、肯定的な雰囲気の中でその場にいる家族以外の人々とも共有し共感する。
それはなんとも温かい時間でした。
今振り返ってみれば、「夫婦で参加してみようか…?」と提案したあたりから、既にワークショップは始まっていたのかなぁと。
一歩踏み出す。歩み寄る。
そんなキッカケを作ってくれた櫻井さんや石島先生に感謝♪
先生という言葉はこそばゆいですが、「一歩を踏み出す。歩み寄る。」きっかけとなったのなら本当に嬉しいです。
終了後のアンケートでも、普段はゆっくりと取れない「考える時間」や「会話する時間」を取ることができたといった声を多く頂きました。
「夫と参加したかった!」というお声も頂いたので、また、釜石でワークショップできたらいいなぁ◎
そうそう!会場であるこすもす公園さんもとーっても素敵な場所でした。
こちらがワークショップ会場のペーターハウス。
「家族と向き合う」のにぴったりの、おうちのような場。
京子さんの想いに動かされ、多くの方のご協力により実現したワークショップ。
彼女の第一歩に関われた私は幸せ者です。