釜石・大槌にて東日本大震災に想いを馳せる…
“震災前とは同じにはならないかも知れない。
でも、ここをハマナスの花でいっぱいにしたいんです。
漁師さん達が、国民年金プラス月5万円の収入を作れるよう、ここの管理の委託をできたら…”
今朝、宿泊した宝来館にて女将さんのお話をお伺いしました。
宝来館に押し寄せた津波の映像や東日本大震災で一番高い津波が押し寄せた両石町の映像。
丁寧に当時の事を伝えてくださいながらも、必ず未来への夢を笑顔で語ってくださる。
それでも、最後に流してくださった防災の歌(相撲甚句)の動画を見つめる女将さんの目には涙が浮かんでいた様にも見えました。
このお話を宝来館では毎日の様にしてくださる。
なんという方なのでしょう…!!
東日本大震災からもうすぐ7年。
当時のニュースで見た津波の映像と、釜石・大槌の人々と出会った後で見た津波の映像。
私にとって全く違うものとなりました。
まさに今、宿泊しているこの地であの日に起きた出来事。
それを目の当たりにして、涙がボロボロと流れ落ちました。
多くの家屋が流されて、まだまだ再建途中の街並み。
特に大槌町は盛土をすることを選んだため、まだまだ家が建つには時間がかかるそうです。
道を進むと至る所で、工事をされています。
“ごめんなさいね〜私、夢の話ばかりで。
でも、夢を語らなかったら生きていけないんです。”
・イギリスにレスキューボートの資格を取るために町の人を送りたい
・釜石の散歩マップ「ぼくらこ箱崎散歩道」の翻訳をしてくれている軽井沢の学校まで町の生徒達を連れて行きたい
・ハマナスの丘を作りたい
…などなど。
たくさんの夢を語ってくださる女将さん。
そして、そのために補助金の申請など多くのことに取り組んでいらっしゃる。
夢の実現のために勢力的に活動されながら、宿のお客様を一人一人大切にしてくださる。
昨日は女将さん自ら、駅までお迎えに来てくださり、
「あら、6月にいらしているの?そしたら、別の道を通りましょうね。12月に通った道があるのよ。」
と、丁寧にご案内くださいました。
あぁ、この方に出会うために多くの方が宝来館へ訪れるのですね。
おすすめされる方がたくさんいらっしゃる訳がわかりました。
娘ちゃんもたくさん歓迎して頂き、ありがたい限りです。
釜石・大槌の人々の温かさに触れる旅。
その最後に東日本大震災のお話を改めてお伺いする。
なんだか言葉になりません…!!
でも、この地で生きている方々がいる。
みなさん、温かくて素敵な方ばかり。
「遠いところをよく来たね〜」と笑顔で迎えてくださる。
私も娘もそんな釜石・大槌の方々が大好きなのです。
まだまだ、足を踏み入れるのは2回目ですが、それでも実家のような親戚のお家のような場がたくさん!!
と、勝手に感じております。
うん!!
また来るよ!!釜石◎
カラフルノートも釜石では、釜石応援価格を続けようと改めて感じたのでした。