石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

【小夏の生い立ち】第10話 家族に必要なことはみんなお店が教えてくれた(29-30歳)

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家族には、私が死んでも楽しく生きていって欲しい

 

夫と家族になった時、私はそう決意しました。

それは、母が私にくれたものでもありました。

母が他界した後、母を大切に思ってくださる方々は、残された家族である私たちを母のように包んでくださいました。

 

私たちの中に母がいることも感じました。

共に過ごす時間が長かったので、父も私もやはり母の影響を受けていたのです。

 

 

結婚当初、夫は激務で家事は一切やらない人でした。

家にある食パンを焼くのが面倒で、コンビニへお弁当を買いに行く。

お義母さんが一生懸命作ってくださったお惣菜は、私が解凍するまで冷凍庫で眠り続けている。

 

確かに都会では生きていけるけれど、地震が起きたらこの人はどうなるのだろう…?

東日本大震災の時、実家のある益子町も一時的にですが水や電気が止まっていました。

まきストーブやカセットコンロで寒さや飢えをしのいだ話を聞いて、心配になってしまったのです。

 

そして、私自身は家でずーっと家事をしていて満たされるタイプではない。

外に出るのが大好きだし、仕事はずっとしていたい。

でも、こどもができたら家族揃って夕ご飯を食べる生活をしたい。

 

今、振り返ると理想の家族像がハッキリしていたのですね。

当時はまだまだ「いきなり達成」を目指しては、「できていない…」と落ち込むことが多かったですけどね。

そんな私を後押ししてくれたのが、社会人生活をずっと過ごしていた「お店」でした。

 

 

飲食店から百貨店へ変わったものの、10年間の社会人生活を通して私はずっとお店に立って接客販売・店舗運営を行ってきました。

学生時代のアルバイトを含めると10年以上の経験。

店長・社員スタッフ・アルバイトスタッフと様々な視点で働いてきたので、成長の段階といいますか、仕事における細かいステップまで体に染み付いています。

 

まさに商いの原点である小売店での学びは、個人で事業をする上でも非常に役に立っております。

そして、これが家族運営に丸ごと活かせてしまいました。

 

 

マネジメントとは自分がその場にいなくても上手くいく状態を作ること

 

店長時代のマネジメント研修で散々、教えていただいたことです。

 

私が目指していた

 

私が死んでも楽しく生きて行く家族を育むこと

 

は、まさにマネジメントだったのです。

 

 

 

大学を卒業したばかりの小娘小夏は「まずは自分で全部できないと店長失格」くらいに感じて気負っていたのですよね…。

そりゃ、いつまでたっても先が見えずに苦しかったわけです。

あー、当時のこなっちゃん、本当に頑張ったね、お疲れ様◎

 

でも、百貨店で「店長」ではなく、いち「スタッフ」として働くことで、ようやく土台が整ってきました。

お店って、毎日お客様がいらっしゃって、ビジネスとしての回転がとても早いので試行錯誤を重ねやすいのですよね。

まさに、現場で培われる力…!!

 

そして、シフト勤務の場合は「自分が必ずその場にいる」わけではありません。

だから、自分がいなくても回るように仕組みつくりをする必要が出てくる。

そして、コミュニケーションも力になる。

 

雑談が多いチーム(お店)は仲が良く、不思議と売り上げもあがるのです。

ただの「おしゃべり」だけでなく、チームとしての流れやビジョンを店長がうまく伝えていると、成果がぐぐぐーっと上がっていく。

それは仕組みというよりも、自然発生したスタッフの想いをうまく促進して、仕事へ活かしてしまう感じ。

 

前職で私の上司たちは、このあたりの塩梅がとても上手でした。

 

人間だからミスはある。

そこを丁寧に受け止めて、良いところを伸ばしていく。

でも、しれっと商機は逃さない。

 

 

そう、人の気持ちを大切にしながら、成果も確保しちゃう。

 

お互いのコミュニケーションがないと、仕事がつまらなくてやる気がなくなる。

ミスを防ぐ仕組み作りを重視しすぎると、ミスが起きた時に相手を責める。

「こんな人には売れない」と思っていると、物は売れない。

 

これを、家族に当てはめると、

 

お互いのコミュニケーションがないと、家庭がつまらなくてやる気がなくなる。

家庭を運営する仕組み作りを重視しすぎると、ミスが起きた時に相手を責める。

「うちの人には家事できない」と思っていると、できるようにはならない。

 

 

だから、

 

まずはコミュニケーションを楽しむ♪→思い詰めたらデートに行く!!

ある程度仕組みは作りつつ、ゆるっと柔軟にやる。

相手を信じて任せる(でも期待しない)。

 

そういえば、結婚準備をしていて苦しかった頃、超絶忙しいのに夫と奥多摩の方にデートに出かけました。

“緑の中で一呼吸”したことで、私たちの気持ちが少し落ち着いたのです。

そして、夫の課題は夫の課題と、彼に任せることができました。

 

我が家の家事シェアも最初は仕組みを作りつつ、慣れてきたら流れに身を任せる。

また、滞ってきたら仕組みを再度取り入れたり、変えてみたり。

ゆるゆると柔軟にやっております。

 

そんなこんなで、今の我が家のベースはみんなお店が作ってくれました。

 

【年末年始ブログ特集“小夏の生い立ち”全11話】

明日は第11話を公開予定です。

第1話 陶芸の町で育まれた長女気質 (0-3歳)

第2話 涙を堪えて村社会デビュー☆(4-6歳)

第3話 集団社会と保健室(7-9歳)

第4話 ロン毛の父が嫌だった!!(10-12歳)

第5話 アートな幼馴染達と自分を比べて…(13-15歳)

第6話 強く!聡く!美(うるわ)しく!一匹狼女の群れの中で♪(16-18歳)*前編*

第6話 強く!聡く!美(うるわ)しく!一匹狼女の群れの中で♪(16-18歳)*後編* 

第7話 好奇心旺盛で寂しがり屋の小娘、家を出る(19-22歳)*前編*

第7話 好奇心旺盛で寂しがり屋の小娘、家を出る(19-22歳)*後編*

第8話 メラメラと青い炎が燃えている…!(23歳-26歳)

第9話 ザ・パートナーシップへの道(27歳-28歳)

第10話 家族に必要なことはみんなお店が教えてくれた(29-30歳)←★今日ここ★

第11話 私のカラフル魂を娘が呼び覚した!(31-33歳) 

 

*タイトルは予告なく変更する場合がございます。

 

年明け最初のカラフルノート講座は書き初めです♪

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