石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

【夫と夕食を食べるまで】第4話:24時帰宅を実現!使えるものは何でも使う♪

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常識や人の意見なんて
カンタンに変わるんだから
自分を信じるしかないよ
(坂之上洋子さん、 結婚のずっと前より)
結婚のずっと前

結婚のずっと前

 

 

やってきたチャンスは逃さない…!

その機会は、意外な形でやってきました。

 

時は2012年の夏。

2011年の11月に家族親族のみで結婚式を挙げた私たちは、

2012年の9月に友人知人や職場の方々をお招きして結婚披露宴パーティーを企画していました。

 

これはね、もう私がやりたくて開いたやつ。

そして、夫がやりたい形にすることにもこだわりました。

大きなライブレストランを貸し切って、生バンド満載のパーティーにしたのです。

 

夫の大好きなバンドイベントともなれば、本人もウキウキ♪と自ら動くことができます。

自分も夫も「やりたいこと」だから本気で取り組める。

そんなイベントにしたかったのです。

 

 

ところが、結婚パーティー直前の日程で、夫に海外出張の打診が…!

 

「この日程、奥さんOKくれるかなぁ…?」

 

前回登場した上司さんは、ありがたいことに結婚パーティーの日程をご存知で、

結婚式の時に我が家が悲惨な状態だったことも覚えていてくださったのです。

 

出張時に「妻のOKが出るか」まで、省みてくださる上司さんなんて、

なかなかいらっしゃらないと思います。

そのお気持ちだけで充分、「OKです」と言いたいところですが、

こんなチャンス、逃さない手はありません!!笑

 

「一生に一度」という結婚の“特別感”しっかり使わなければ◎

出張だろうと、なんだろうと、使えるものは何でも使いますよー♪

 

 

「結婚パーティー当日まで、出張以外の日は毎日24時帰宅できるならOKです。

夫が帰宅する分、チームの皆さんの帰宅時間が遅くなるのは心苦しいので、

24時帰宅しても他の方々に影響のない形でお願いします。by妻

 

こんな感じで、夫に返事を伝えてもらいました。

 

このときすでに、結婚パーティーまで1ヶ月半。

1ヶ月半の“期間限定”なら、上司さんもOKをくださると踏んだのです。

もちろん、私の中では1ヶ月半で終わらせるつもりはありませんでした。

 

帰宅時間ログをみていても、平均したら毎日25時くらいまでの仕事時間。

夫は睡眠時間が必要なタイプの人。

週一で完全徹夜するくらいなら、毎日24時間帰宅した方が仕事の生産性も上がるはず。

そこで、1日1時間分くらいは取り返せるから、理論上24時帰宅は可能。

 

「できる」という既成事実さえ作ってしまえば、

期間限定ではなく、24時帰宅が持続的になる(はず)。

コンサル業という夫の職種と、睡眠時間必要な夫の体質を

総合的に見て勝算があると感じていました。

 

 

とまぁ、戦略を描いたのは私ですが、実現したのは夫です。

この時、夫は割と本気で24時帰宅の仕組み化に取り組んでくれていたようです。

 

社内のスケジュールには24時以降(帰宅)と書き込み予定をブロック。

24時に帰れるよう、23時半にはiPhoneで「カエルの鳴き声」のアラームを鳴らす。

こうすることで、社内の方にも「24時帰宅をする」という意思表示をしていたようです。

 

当時、夫のアラームは社内で「カエルアラーム」(そのまんま!笑)と呼ばれていたようです。

だんだんとチームの皆さんも慣れてきて、「23時半までに夫への要件は済ます」という空気が醸成されていきました。

 

そして、目論見通り、夫のパフォーマンスは24時帰宅をしても下がらなかったようです。

元来、「生産性を上げる仕組み作り」が、大好きな人ですからね。

夫の職業と体質と気質と24時帰宅がうまくフィットしたようです。

 

この辺、自分に合った働き方は人それぞれなので、

やりたいことに夢中になって働き続けるというやり方も、

ありだと思っています。

 

実際、私も夫も時間を忘れて仕事をしてしまうこともしばしば。

でも毎日、長時間労働を続ける働き方は私たちには合わなかったのです。

 

 

そんなこんなで、夫は結婚後もしれっと24時帰宅を続けておりました。

最初は期間限定だったことを、思い出した人はいなかったようです。

夫曰く、「上司さんは、ずっと24時帰宅を約束したと思ってたみたいよー」とのこと。

 

もちろん、どーしても24時を超えて会社にいることもありました。

そんなとき、「夫さんがこんな時間まで残っている!!」とレアキャラは重宝されたようです。

 

普段、睡眠時間しっかり取っている分、炎上時でも他の方より頭が回ったのでしょう。

こういう“しれっと美味しいとこ取り”は、夫の得意技なんですよねー、いいなぁ。 

 

 

「やっぱり寝ると頭の回転が違うんだよなー。

なんでみんな、あんなに遅くまで働いているんだろう。」

 

24時間帰宅が習慣になった頃、

いつの間にか自分が長時間労働をしていたことを棚に上げて、

夫はこんなことを言い出しました(笑)

 

いや、あなた「サラリーマンだから、24時帰宅なんてできない」

って言ってたでしょーに!!

 

自分の過去を振り返らずに、今の自分ができることに集中する。

夫のこの力、本当に羨ましいです。

 

 

「辞めたつもりで働いてみよう」って腹を括ったのが良かった。

 

後に夫が、こう話してくれました。

できなかったらその時に考える。

今の職場を辞めることだってできる。

 

でも、辞めることを選択肢に入れるなら、

まずは「辞めたつもりで、やりたいように働いてみよう」、

そう考えていたようです。

 

 

それから、私自身も夫のチームの皆さんにお会いしたことで、

夫の会社へのむき出しだった敵意がゆるんでいきました。

 

あなたには早く帰ってきて欲しいけど、

チームの皆さんに迷惑はかけたくない!!

 

この辺りは夫と私の共通見解。

「人に仕事を押し付けて、自分だけ早く帰れれば良い」というスタンスではきっと24時間帰宅は成し得なかったんじゃないかなぁ…と想像します。

 

自分の意志を伝えていくことは大切ですが、

周りにご迷惑をかけると、結局、自分が心苦しいですもん。

 

 

本日のお話を要約すると、

 

1,やってきたチャンスはとにかく活かす!

2,まずは期間限定でもいいからとにかく試して既成事実を作る!

3,自分の意志を通すときは、周りの様子もちゃんと観察する

 

こんな感じでしょうか。

 

さてさて、24時帰宅を実現したら、今度は次のステップ。

「一緒に夕飯を食べる日を増やす」 までのお話です。

 

【ブログ特集】朝まで働く激務な夫が仕事を変えずに、家族と夕食を食べられるようになった話

第1話:激務の実態!結婚したら、孤独だった…!

第2話:夫の意志確認!本当に長時間労働をしたいのか…? 

第3話:我が家の価値観外へ出る!夫の上司を論破した夜w

第4話:24時帰宅を実現!使えるものは何でも使う♪(←今日ココ!)

第5話:小さな1歩!週に3回は夫婦でご飯を◎

第6話: 育休への道!やっぱり根回し大事だよ。

第7話:母の悲鳴!18-21時は母子密室にしないで…

第8話:働き方改革!?ようやく会社が追い風を

 

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2018年12月28日(金)10:00-12:30
2018年12月28日(金)14:00-16:30

2019年1月2日(水)14:00-16:30
2019年1月5日(土)9:00-11:30
2019年1月6日(日)9:00-11:30

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