石島小夏のカラフルノート

カラフルノートで“思考”を可視化して、自分と向き合う&相手に伝える…!

特別養子縁組という選択肢

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こどもを私物化しない!

産むと育てるの役割は別(でもいい)

美しい自然と適度な貧乏と親の愛があれば子は育つ

 

昨日は、産後ドゥーラ特別講座で、「こうのとりのゆりかご」にご尽力された田尻由貴子さんの講演をお伺いしました。

今年は、「こうのとりのゆりかご」通称赤ちゃんポストが設立されて10年。

いろんなところで話題になっていましたね。

著書はこれからゆっくり拝読しようと思います。

 

 

www.minervashobo.co.jp

 

 

 

 

「ゆりかご」のその先のお話で特別養子縁組のお話も出てきました。

実は密かに35歳までに妊娠しなかったら、特別養子縁組をしようと考えていた私。

第一子を授かったので、「実子がいる中での第二子の養子縁組はどうなのだろう?」と、躊躇していたのですが、昨日、そういった思いが吹っ切れました。

 

きっかけは、講座で流された動画

そこには特別養子縁組で、養親になる方が見守る中での出産の様子が描かれていました。

慈恵病院ではなるべく、養親の方にも出産の場にいて頂くそうです。

 

そんな様を見ていたら涙がボロボロこぼれてきました。

自分で産んでいる時には必死で気付かなかった(笑)のですが、命が生まれる瞬間って本当に優しい気持ちというか、人間らしい感情というか、そういうものが湧き上がるんですね。

無事に生まれてきたことへの感謝と愛情の気持ちが、自分の中に勝手に満ちてくる。

 

あ、これ多分、自分のこどもじゃなくても絶対に可愛い!!

なぜか、そう確信してしまったのです。

 

 

考えてみれば、夫くんも他人だし、家族って別に血の繋がりとかいらないよなぁ…って。

共に暮らして、一緒に育っていってくれるなら「うちの子」だし、「うちの子」はやっぱり可愛い◎

35歳までに第二子が生まれなかったら、特別養子縁組という選択肢は一つあるのだなぁ、と素直に思ってしまいました。

 

 

早速、家に帰ってそんな話を夫くんにしたら、

 

小夏はそうだろうね〜。

僕は、娘ちゃんが、「こなっちゃんの子!!」って思うから可愛い部分もあるからなぁ。

 

と、正直な感想。

 

うん、そうかもね。

でも、娘ちゃんのエコー見て成長を感じて愛情を育んだように、産みのお母さんの妊娠中から寄り添えたら違うかもよ?

 

と、返す私に、「それはあるかも。うん、まぁ、わかんないなー」と夫くん。

でも、「どうやら我が家には特別養子縁組という選択肢が真剣に入りそうなんだな」ということは伝わった模様。

これ、大切!!

 

35歳までは2年間あるし、それまでに妊娠するかも知れないし、ゆっくり真剣に夫婦で考えてみようと思います。

自分で産めないのなら、無理に不妊治療をするより、生まれてきた命を大切にしたい。

でも、「何が何でも特別養子縁組をしたい!」という強い意志があるわけではないので、自然に身を任せたいなー。

でも、なぜか自分が一人っ子の親というイメージが湧かないのです。

 

 

特別養子縁組を真剣に考えられるようになったのは、私が「人様の子を育てられるのか??」という不安が無くなったというのもあるかなぁ。

娘ちゃんもやっぱり他人(私とは別の生き物)ですし、「人様の子だからちゃんと育てよう」ではなく、誰とでも一緒に育って生きたい◎

そうやって自然な想いで、親でも養親でも気負うことなくやっていけたらいいなぁ。

(ちなみに、養育里親は行政からの委託だから色々決まりがあって放牧育児の我が家には向いてなさそう…)

 

で、現実的に考えると周りの理解を得るのが課題なのかなーと感じました。

まだまだ、日本社会では特別な響きを持つ「養子」。

周囲の人には隠してケロっと産んだ風を装おうのが一番楽そうなんだけど、それじゃぁいつまでたっても社会に受け入れる力が育まれない!!

だから、私はオープンにしたいけど、それでこどもたちが傷つくのは嫌だ!!

でも、私の周りの人たちは優しいから大丈夫かなー◎と呑気に思う自分もいたり(笑)

 

真剣に考え始めるといろんなことが見えてきますね。

しばらく妄想?を続けてみようと思います。