親と子の力加減
子育てに迷いが生じた時はこの3つを自分に問いかけています。
娘ちゃんの身に危険はないか?(生きていることは大前提!!)
親の権力を行使していないか?(私が邪魔になっていないかなぁ?)
娘の力を引き出しているか?(「私」がやりたいことではなく、「娘」がやりたいことなのかなぁ?)
そして、「少しでもできてたらいーや」と、ゆる〜く考えています◎
最後は「娘ちゃんの力で勝手にやっておくれ〜」と、割り切る(ようにする)。
もう、その辺は彼女の持っている「運」に任せるしかない!!
彼女の人生なんだから、自分の力で生きていける(はず)!!っと、丸投げ♪
これが私なりの「親子関係の築き方」(2017年現在!)です。
書いていて気付きましたが、夫くんとの関係に迷いが生じた時も同じように考えるなぁ。
「家族」ってどうしても「同じ人生を歩んでいる」という幻想を抱きたくなってしまうから、意識的に「自分と同一視しないように!」と、自分に言い聞かせているのです。
20代の頃、私は母と大きく衝突しました。
悩んで、悩んで、めちゃくちゃ泣いて、気づいたら10年が経っていました…!!
母になった私は、ようやく親と子の人生は「同じではないのだ」と、心から認められるようになりました。
親は親、子は子。
所詮、他人で別の人生を歩んでいるんですよね〜。
そんなの「当たり前じゃん!!」って思われるかもしれませんが、心の底からそう信じるには、とーっても時間がかかりました。
どうして、そんなに時間がかかってしまったのか?
それは「親が持っている力」が「重石」となり、もがき苦しんでいたから…。
親と子の人生は別なのに、親はどうしても子に対して「力」を持ってしまう。
「年長者」であるという力。
「お金」を払って、養っているという力。
「育成者」として、家事や育児を担っているという力。
「力加減」をあやまった瞬間に、それは権力や暴力となる。
なーんて、書くと思い言葉になりますね…ずーんっ!!
権力や暴力なんて大げさなものでなくても、「親の存在」が子にとっては、小さな壁となったり、世界を閉ざしたり、してしまうことがある。
こどもが自分で人生を歩もうとした時に、小さな「重石」となってしまう。
小さな小さな「重石」が積みかさなると、大きな圧力となることもあるかも知れない。
なんてことを書くと、子育て中の方々は不安になっちゃいますかね…
でもね、その「重石」を取り除いていく「力」も親は同時に与えている(ハズ!!な)ので、気楽にやっていきましょうー◎
と、私も自分に言い聞かせております★
親が無意識に私に与えていた重石を、一つずつ取り除いて、私は10年かけて「親離れ」をしていったように思います。
重石を取り除いて軽くなった時、やっと「自分自身」が見えてきた。
「ぼんやり」だけど、自分自身を掴めたら、「家族」や「人」との関わり方で、悩んだり、不安になったり、しなくなってきました。
嘘です!!悩んだり、不安になったり、相変わらずしているけれど、悩んでもケロリと回復できるようになりました♪♪
「親に与えられた重石」って、いかにも重苦しい感じがしますね…苦笑
でも、私の親が意図して私に「重石」を与えていたとは、全く思っていません!!
(世の中にはそういう親もいらっしゃるようですが、幸い私の親は愛情をかけて育ててくれました◎)
親が意図せず持っていた重石を私が【勝手に】受け取ってしまっただけ。
単に、私がうっかり「受け取り体質」だっただけなのです!笑
娘ちゃんも「受け取り体質」だったら、私がどんなに気を付けていても、やっぱり重石を【勝手に】受け取ってしまうと思う。
こどもは「親の影響」を受けてしまう…、これはもう仕方ないんじゃないかなぁ〜。
娘ちゃんと一緒に生活することで、色々と吹っ切れるようになった気がします♪娘ちゃん、ありがとう◎
私は両親が大好きだったから、自分が「親から重石を受け取っている」と、認めるのに長い時間が必要でした。
自分の「弱さ」を探っていくと、親から受けたものに辿り着くのに、「親のせいにするのはズルイ!!」と、そんな自分を否定しまくっていた。
親から受けたものを「重石」だって感じてしまう自分も許せなかった。
よく言えば素直というか、悪く言えば真面目ちゃんというか…、素直に「親の育て方が悪いー!!」って、思っちゃえばいいのにねぇ(って、今なら言えるんですけどね)。
でも、「親の育て方が良かった!!」と思う部分がたくさんあるから、相反するものを両方「同時に認める」のが難しかったというか…、うん、そんな感じ。
世の中には白でも黒でもなくグレーがたくさんあって、「グレーでもいいんだよー」って言う事に気付いていなかったわけです。
それに、「毒親」とか、「重すぎる」親の話が耳に入ると、自分の親も「毒親だったのかも知れない??」っていう“気分”になってしまうことがありませんか??
恥ずかしながら、私はそんな“気分”に一時的になってしまいました…、なにせ、「受け取り体質」なもので…笑
けどね、自分の親を「毒親」だなんて思いたくないじゃないですか!!
だから、「親の重石」を認めたくなかった。
認めてしまったら、親を「毒親」だと思うことになってしまう気がしたから…。
本当は、軽い重石(変な日本語ですね…!)だって、たくさん世の中に転がっているハズなんですよね。
そんなに思い詰めなくても、気楽に「重石だ!」って認めちゃってもいいんだよー◎(と、当時の私に言ってやりたい!!)
そしたら、もっと早く、簡単に、楽になれたんじゃないかなぁ…。
ちなみに、「親の重石」を認めた後に、重石は「親のせい」ではなく私が【勝手に】受け取っていただけなんだ、と吹っ切るまでは一瞬でした。
それは、両親がたくさん愛情をかけて育ててくれたから。
私がうっかり受け取ってしまった「重石」以上に、「生きていく力」を両親は私の中に育んでくれていたんだと思います。
ありがたいなぁ…改めて感謝です。
家族との関わり方については、こちらもどうぞ〜★